見出し画像

執筆感想文2022.12.9

全12話の『私の好きな人』の連載が今日終わりました。皆様、いかがだったでしょうか…。11話もずっとトキメキとかキュンがほぼゼロなお話を読ませてしまいずーっと申し訳ない気持ちで書き続けておりました。最終回で今まで我慢させた分をお返ししたつもりですが甘さは足りたでしょうか?もっと欲しかった?感想、お待ちしております。

では、恒例の執筆感想文、書いていこうと思います。(長文注意)

そもそもこれを書くに至った経緯

実は当初はユンギの小説を書いていました。がしかし、全然書き進められなかった。ちなみになぜ書けなかったかについて書いていたら800字くらいになったので今全削除したところです(笑)。長いの、誰も読みたくないでしょ。なので割愛します!

「あ〜そろそろユンギ小説書かないと間に合わないぞ〜どうする〜」ってなっていたある日、推しがW Korea主催のパーティに出席しまして、その時のビジュアルがあまりに私の中の理想の「上司ホソクさん」だったんですね。それで思わずTwitterでホソク本部長妄想つけて投稿したらフォロワーさんに「それで小説書いてよ!」と言われ「ユンギ書けないし、確かにそれなら書けそうだわ!」と良い理由をつけてユンギ小説を諦めた、というのがかなり簡略化した経緯となります。楽しみにされていた古い読者の皆様、すみません。ユンギ小説はいつか必ずやります。

以前書いた「キミ嘘」のスピンオフということにして書こうと決めたら、もうあとはちょちょいのちょい!でした。今までの中長編で多分一番楽に書きました。ただし、皆様の期待に応えられたかは別の話…なんですけどね。

ホソクさんについて

古くからの読者の方は今回の小説を読み進めながら「あ〜、アキレス腱、いつもの出たね〜」って思ってくださったかな。でも新しい読者の方のために、私のトリセツの一部をご紹介させていただきます。

①ホソクに対してM姿勢
②ホソクをテクニシャン設定にしたがる

この2点は譲れません。

まず①ですが、これは完全なる私の趣味嗜好なんですけれども、私ホソクには愛されるよりも〜愛したいマジで〜、なんです。追いかけたいんですよね…。これまでの長編小説は読者の方をモデルにしていたということもあり、推しが早めに主役を好きになってくれるという幸運パターンで恋愛ストーリーを展開させていたのですが、今回は特にモデルもいませんでしたので、まあ、そこそこ私目線で、私の好みに合わせて好きなように書きました。

ところで、先日ホビペンじゃないアミ友とやり取りしていた時に凄い衝撃的な気づきを得たんですが、彼女はダンスプラクティス動画は1回見れば満足するそうなのです!私はその発言にめちゃくちゃビックリしました!だって私すんごい回数見てるよ!皆さんはどうですか?

逆に私はあんまりバラエティ的な?素顔的な?タルバンとかボンボヤみたいなのはそんなに見ないというか1回で足りるし見てないものも沢山あります。見れば楽しいし見て良かった〜ってなるんですが、なくても全然大丈夫なタイプです。そしてその代わりにパフォーマンス動画とダンスプラクティス動画をすんごい見ます。ちなみにMVはほとんど見ません。何が言いたいかというと、私は勿論素顔のホビというか、チョンホソクさんという人間を大好きなのですが、私のチョンホソク像は彼がお仕事してる時の姿から生まれているのです。プロの顔をしてプロのオーラを纏っている時の彼が私の中のチョンホソクなのです。なんならパフォやダンプラ動画を私くらいの回数見れば素顔動画なんてなくても素顔が見えてくると思ってます。すみません、だいぶ長文になってきていてウザい感じなんですが、つまり私は推しをほぼ羨望の眼差しで推しておりまして、それゆえに今回の森山さんもそういう目で上司ホソクさんに恋しているというイメージで描きました(でもたまに邪な気持ちが生まれて拗らせる。そこも私)。なのでタルバンなどの可愛いチョンホソクだけをイメージして書くと全く別の小説が生まれるのかもしれません。(これが妄想小説書くことの楽しみでもあります)

②ですが、これはまあ、多分そうだと思うので事実の通りに書いているだけなんですけれども(バカ)、他メンを書く時とホソクを書く時では私の気持ちに若干違いがあります。キスシーン等々で、例えばジンくんを描写するときは「ジンくんったら、案外やるわね」って思いながら書くんですが、ホソクの時は「そりゃあ、上手に決まってる」っていう気持ちで書いています。念のため、別にジンくんが下手そうだって言ってるわけではないですよ。

さて、ここからは完全なる私のチョンホソクへの思い込みですが、私の中のチョンホソクは、まず仕事人間すぎて恋愛にはそんなに積極的ではない。そして全人類に対して優しいから女性にももちろん優しくて好かれてしまうんだけど、そういう面倒を予防するためにあと一歩の優しさはあまり見せてこないし隙がゼロ。あと、これは今回のお話とはあまり関係ないかもですが、彼女に甘いことをしそうで意外としないタイプなんじゃないかなーって思ってます。なんとなくですけどね!

話が逸れましたが、今回の「部長ホソクさん」は以前書いた「キミは嘘をつかない」の中に登場していた人物であり、人物設定は既に出来上がっておりました。実は「キミ嘘」連載時からなかなか人気のキャラだったんですよ。読者の方が自身のnoteでスピンオフも書いてくださったりして、それはもう私にとっては素敵な贈り物すぎたんですが、それはそれで心にしまっておいて、また別の恋愛をする「ホソクさん」を書いてみました。この後「キミ嘘」を再掲載していくので、別の角度から見たホソクさんも味わっていただけたら幸いです。

法人営業部の人々

ホソク妄想小説なのにソクジンばっかり出ましたよね。文字数カウントしたらソクジンと一緒のシーンの方が多いんじゃないか疑惑すらあります。別に努めてそうしたつもりはなくて、ただソクジンという人が魅力的なキャラクターだから書きたくなっちゃうんだと思います。あと、ソクジンに森山さんを「お前」と呼ばせたタイミングで私の方がブレーキ効かなくなってしまいました。「キミ嘘」で書いたソクジンは同僚の女性を「お前」なんて呼ぶ人ではなかったはずなんですが、あの時私はどうしてもソクジンに「お前」と呼ばせてみたくて、それをやったら色々歯止めが効かなくなりました。結果、現在私の中で同期にしたい人No.1です。

グクくんが第10話に登場したのは、努めてやりました。なんだかソクジンばっかり出してグク出さないと読者から苦情が来たりして!とか思って(冗談)。でも結果、なかなかいい話の流れを作ってくれました。

今までは書いたらすぐ掲載、っていうことをしていたんですが、Twitterの「むらさきnote」アカウントを開設して、月水金の週3回更新というのをルールにしてしまったが故に、もうだいぶ書き進めているのにnoteに上げられない、みたいなことが起きていました。書き手としては書き終えたホクホクのやつをすぐに上げてみんなからの感想が欲しい!な気分が強いのですが、それを堪えまして、そうすることで作品への妙な思い入れみたいなものも適度に薄まり、冷静に書き進めることができたかもしれません。あと、「十分に間を空ける」ことにより吉田さんキャラが誕生しました。吉田さんは当初隣の部署のおじさん、くらいの立ち位置だったのですが、書き進めながら結構便利な存在と気づき、ソクジンと仲のいい同じ部署のおじさんに代わりました。

さて、私はこれまでは「キミ嘘」の主人公の女性の境遇が最強と思っていたのですが(どんな境遇かは読んでみてください)、この度、私の中で森山さんが最強になりました。上司がホソクさんでしかも恋人で、同僚ソクジンとは多分転職後も仲良くいられそうな友達で、後輩に仕事できて人懐っこいグクくんがいる…最高。

結末について

最終回で森山さんは見事憧れのホソクさんと結ばれました。よかったね!森山さん!おめでとう!

実は書き始めた時点で私の中にはこれといった結末は用意されておらず、とりあえず書き進めながらどうするか考えよう、みたいな感じでした。先ほども書いたように、私は推しのそばで推しを想いたい欲の強い人間でして、ホソクさんが早い段階で主人公を好きになって…みたいな都合のいい話は私の書きたい世界ではありませんでした。そして、実は8割方、切なく終わらせよう、と思っていました。やはり、近づく入隊を前に、大好きな人と遠く離れるけどそれでも思いは変わらない、みたいな話にしようかなと思っておりました。が、あまりに長々と実らない恋を書いてしまったため、読者の方に申し訳ない思いが生まれすぎて、結局最後はハッピーエンドにいたしました。フィクションの世界でまで悲しいこと経験したくないし。やっぱりみんな幸せになりたいし。結果、振り返ってみれば最終話の執筆を一番楽しめました。やっぱりラブを書くのが一番面白い。ただちょっと苦労したのは、こんなに好意に気付いてくれなくていけずぅだったホソクさんをどうやって恋愛モードにスイッチオンさせるか、しかもできるだけ自然に、の部分。できる限り自然な流れを演出しようと頑張りましたが、出来てました?無理矢理感ありませんでしたか?感想お待ちしております。

ちなみに私の一番のこだわりポイントはキスシーンではなく「ハードな彼氏だけど大丈夫?」のセリフです。さあ、ホソクさんの言う「ハードな」とはどんなことを意味するのでしょう…ちなみに作者も意味がわかっておりません…なので皆様のご想像にお任せいたします…。

ホソクさんとの甘々な生活も書きたかったけど(特に、ホソクさんにバックハグされるという私の夢を小説で叶えたかった)、今回はこのくらいで綺麗に止めておきます。甘々ホソクさんはまたいつかやりますね!

最後に…

もうすでに4000字近いので(すみません)書きたいことまだ沢山ある気がするけどこの辺で締めます。一つだけ、個人的に一番面白かったのは、第5話に登場した川谷エリカが誰をモデルにした人物か、非ホビペンには伝わらなかったということ!もう、絶対分かりやすく書いたつもりだったのに!あの匂わせ事件で心を痛めたのは、やはりホビペンだけだったのですね…。私が妄想小説を書けなくなった(4ヶ月も!)原因の一部である彼女を自分の妄想小説でさらっとだけ登場させて落とすことで、私も心の傷を少しだけ癒すことができました…。

というわけで、糖度低めの「私の好きな人」を読んでくださった皆様、特に、いいねしてくださったりここやTwitterやマシュマロにコメント残してくださった皆様、本当にありがとうございます。Twitter垢作ったのに感想書いてくれる人があまり増えなくてちょっとだけ寂しい思いしているんですけれども(多分コメント残しづらい話を書いた私が悪い)、それでも書いてくださる方がいるので私もこうして楽しく執筆活動できています。大変感謝しております♡

では次は「キミ嘘」で、それが終わったら書き下ろし新作でお会いしましょう。書き下ろしのネタリクエストなどあればマシュマロやDMでメッセージください。(応えられるかは保証出来ません)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?