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執筆感想文(2022.4.13)

突然ですが、ジミンが「きみに読む物語」を7回見たというので、私も5回くらい見た恋愛映画をいくつか挙げてみます。

  • ルーカスの初恋メモリー

  • シザーハンズ

  • カイロの紫のバラ

  • 恋に落ちたシェイクスピア

  • ララランド

上記5作品の共通点。それは、最終的に恋愛が実らない!ということ。ジミンが「きみに読む物語」を7回も見ているとウィバスに上げた時、自分の好きだった恋愛映画を思い返してみたところ、全部「結ばれない」で終わるという事実に気づき、自分の好みのパターンをよく理解したっていう…。ハッピーエンドで終わるものも好きですが、愛し合っているのに別れる、が私は特に好きなようなのです。(あ、ちなみにどっちかが死ぬ悲恋モノはとても嫌いです。タイタニックとか)

なぜそんな話をしているかというと、私は自分の書いた雪ネリネ最終回に満足していた、ということを改めて言いたかったのです。そもそも、私は最後に2人は別れるという着地で話の構想を練っていて、でもそれではちょっと可哀想かなと、離れ離れになるくらいに止めておいたのだった。そしてそれは、私の中では、考えられ得る一番美しいエンディングであったし、書き終えた時に「よし、これは良いぞ」と思って投稿したのです。が、しかし、るみのモデル(以下、るみさんと書きます)ご本人は「うぅ…悲しい…」という反応で、勿論感動はしてくれたのだが、やはり恋愛の当事者として残念がり、私も「あ、そうか…ごめん…(こういうの好きなの私だけか…)」と、noteを上げた数分後に後悔する、という経験をしたのでした。

よってその瞬間から、「これは、ちゃんとるみさんを救ってあげる物語を書いてあげないとダメだぞ」と思い、何度か実際にるみさんからも「書いてほしいな」とやんわりとしたリクエストをいただき、サヤソクを書いている間にはまあまあ強めのリクエストもいただき、この度、全4回の雪ネリネepilogueを書くに至りました。

つまり、端的に申しますと、完全に義務感で書きました(笑)。なので、書き始める時の私の感情は「やーーーー、どうしよーーーー」でした。

とは言え、書き始める前に何度かジミンからインスピレーションを頂いていたので助かりました。インタビューや彼が忘れた頃にウィバスにあげるメッセージなどに私が雪ネリネで描いた彼を感じることが多々あり、完全に「ジミンはるみと離れて寂しがってる」という虚妄をリアルと思い込むことで、私は愛し合っているのに会うことができないるみとジミンを救うべく、ペンを執った訳でございます。

と、前置きはここまで。全4話という短い小説でしたが、いつも通り執筆感想文を書いていきます。

1.妄想小説にリアルを織り交ぜる

前回の雪ネリネと同様、私から見える限りの彼らのスケジュールや「リアルのジミン」をヒントにストーリーを構築しました。出典を明らかにする、という目的で、以下、簡単にネタ元をまとめます。

  • ON:Eコンでのジミンの涙(2020.10.10)

  • ジミンの高級マンション購入のニュース(2021.6)

  • アミにおすすめの映画として「きみに読む物語」(2018.7.9)

  • 盲腸とコロナで手術入院(2022.1.31ウィバス告知)

  • きみに読む物語、7回目の鑑賞(2022.2.9深夜のウィバス)

  • 저는 행복합니다(僕は幸せです)の投稿(2022.2.10深夜のウィバス)

  • 夜中のランニングにハマっている話(2022年GQインタビュー)

雪ネリネを33話も書いた私は、ジミンを「るみさんの彼氏」としか見られないという病を患っています。勿論、それが虚妄であることをちゃんと理解しての上ですが。だから、雪ネリネ執筆以降、彼が寂しそうにしていると「るみに会えないから…」、いつもより明るいと「あ、るみと電話で話した?」とか思って見たりしていた。ちなみに、先日TikTokでSOPEと楽しそうに踊っている動画を見た時は「ジミン、もうるみに会えたんだね。良かったね」と思っていた。

※こうしてリアルを織り交ぜて、しかも書き手である私自身が虚妄とリアルがごっちゃになっている状態で書いたことについて、るみさん以外の全ジミンペンを敵に回してしまっているような感覚があり、ここでお詫びしたいと思います。もし嫌な気持ちにさせてたらごめんなさい。でもこれは、全て、フィクションです。

2.どこで再会するか問題

昨日の22時時点で(いつも大体子供が寝て家事等々やった後のそのくらいの時間に書いています)、るみとジミンがどこで再会するかの案が全くなく、昨夜の私はまさに「あーーーー、どーしよーーー」な心境だった。

はじめはラスベガスで会う、にしようかな〜と思っていた(TikTokのせい)。でも、それはやめた。何故かというと、私は、彼氏のツアーについて行く女(及び連れてくる男)は嫌いだから!!たとえ2年ぶりの再会のための手段としても、私的にそれはなんか嫌だった。前回の雪ネリネでるみがパリに行くのは、るみが思い立って「会えなくても良いから」くらいのテンションで行ったもので、そういうのは全然許せるんだけど、「海外なら目立たないし、コンサート以外は結構暇だし、同じホテルに泊まろうよ」っていうのはなんかいただけない。「ごめん、どうしても会いたくて来ちゃった」は許す。現地で調達した女にホテルに来てもらう、も私は許す。でも一緒に行こうとか現地集合しようとかはなんか嫌。これは私からバンタンへのメッセージとして強調しておきます。そういう女はやめてくれ。(誰だお前は)

というわけで、るみにはラスベガスに発つ直前のジミンのところ(inソウル)へ行ってもらった。久々の再会を果たしたのにまたすぐに別れてしまうのは可哀想だけど、きっと2年も連絡もなしに相手を思い続けた2人ならそれくらい平気でしょう。そしてそんな恋人なら私、許します。(だから誰なんだお前は)

あと1点だけ。これはるみさんに向けてここに書き記しておきますが、るみがソウルに行ってジミンと再会する時、ジミンの髪型は長髪パーマです。以上。

3.るみさんの話

リアルのるみさんは、本当にジミンに恋している。「リアコ」という表現は未だ苦手なので彼女をその単語で表現するのは躊躇われるのだが、るみさんのジミンを思う気持ちは本当に可愛らしく、私はDMでやり取りするたびいつも愛おしい感情を持つ。

るみさんに実際に会ったことはまだないのだけど、私の中に「るみさん像」は確実に出来上がっていて、この雪ネリネはジミンを軸に書いたというよりは、るみさんを軸に書いた。

雪ネリネの中で、るみのバイト先の店長が「るみさんは表情がいつも揺れ動いてて、そこが魅力的だよ」というセリフがあるのだが、それはまんま、私のるみさんへの想いだ。顔を見たことがないので表情が揺れ動いているかどうかはわからないのだけど、なんとなく、るみさんはいつも揺れ動いている。「ジミンが好き」は揺るがないけど、好きの気持ちの有り様とか、理想と現実とか、理性と本能とか、そういった対極の感情の間で揺れ動いている。そしてそれは私もすごく理解できる部分というか、共感できる。私はストレートに感情を表現できる人も好きだが、迷うが故に、相手を思うが故に言うことやることがたまにチグハグ、みたいな人も好きだ。るみさんはまさに後者タイプなんじゃないかなぁと思っていて、サバサバしてるけどサバサバしきれないし、そこそこジメジメしてるくせにジメジメしているように見られたくない、みたいな人、というイメージがある(あくまでも勝手なイメージです)。

逆に、私はジミンに対しては「ストレートに感情表現できる人」だと思っている。ちゃんと空気も読むし協調性もあるけど、自分の感情に正直なタイプだと思っている。だから、この雪ネリネを通して、真っ直ぐなジミンに不器用なるみを幸せに導いてほしかった。るみに、ジミンを真っ直ぐ、何も恐れることなくただ愛してほしかった。

この最終回を書いて、すでにるみさんからDMで感想を貰っているのだけど、彼女はジミンのこれからの推し方についてなんだかめちゃくちゃ可愛いことを言っていた(笑)。それは、このお話の中のるみみたいに、ジミンという男性を推す女性として幸せの境地に辿り着いたようにも見えて、私は大変満足した。ほんとよかった。

義務感で書き始めたし、「どーしよー」って思いながら書きましたが、結果、るみさんにも喜んで貰えたし、なんだか良いものができた気がしています。

という訳で、これにてるみとジミンのお話は完全終了いたします。
自分、おつかれさまでした!!

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世界的スタージミンと日本人ヌナのラブストーリー、全33話(2021.10.13〜連載)。 エピローグ全4話(2022.4〜連載)。※執筆感…

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