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執筆感想文(2021.12.17)

10月13日のジミンセンイルからスタートした妄想小説の最終回を昨日書き終えた(最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました)。

この企画(というほどのものではない)は、Twitterで知り合ったジミンペンのお友達にオリジナル妄想ストーリーをプレゼントしてあげる、と私が彼女の誕生日に伝えたことに始まる。正直なところ、その時点で私は1000字程度の短い、「ジミン」という名前のジミンではない青年のお話を書こうかな、と物凄く軽い気持ちで提案したのだった。が、彼女は喜び、是非BTSの「ジミン」との恋を書いてほしいとリクエストして来た。「難しそうだけどやってみようかな」と答えたものの、韓国のスーパースターと日本人のヌナとの恋話を考えるのは、ヒジョーに難しかった。それで、私は彼女にプレゼントするに相応しいタイミングであろう、6/13のバンタン誕生日も、7/9アミ誕生日もすっ飛ばしてしまい、結局ジミンセンイルの数日前に「これでは何もせずに年を越してしまう!」と慌てて書き始めたのであった...。長らく待たせてごめんね...。

最初は小編にするつもりで、確かnoteの「マガジン」なるまとめのタグにも「小編です」と書いたはずだ。それが、この話を純粋に喜ぶ友達の可愛らしい姿と彼女のおねだりにより、驚くべきことに33話!恐ろしや...彼女はこの話を何度も1から読んでいるらしいのだが、先ほど私もやってみようと読み始めたものの途中で挫折した。長すぎる...笑

と、前置きが長くなってしまったが、なぜ今これを書いているかと言うと、このお話を書きながら色々思うことがあり、まだ新鮮なうちに書き残しておきたかった、ただそれだけ。これは私の読書感想文ならぬ「執筆感想文」です。

  • 書きながらバンタンを更に尊んだ

この話に構想はほぼ全くなかった。とりあえず最初に3話くらい書いて、それ以後の話は友達の反応を見たり、自分ならこうするな、というその日の気分で書き進めた。が、途中、確かジミンとるみが後輩グループ(ちなみにEnhypenをイメージしていた)の撮影場所でお互いへの好意を確認する場面を書いていたくらいの頃に、ふと「そうだ、この話はコロナで遠距離になっちゃうという展開で終わらせよう」との発想が生まれ、それ以後は彼らの実際のスケジュールをちゃんと調べて、それに合わせて展開を考えた。

それで2018〜2019年のワールドツアーや、それ以外の海外PRやら国内での収録やらの調べられる範囲での彼らの軌跡を辿り、私は彼らを心から尊んだ。本当に、本当に忙しすぎるのだ(涙)。はっきり言って、彼らに恋愛を楽しむような余裕は、ない。この忙しさに耐えられる彼女がいたとしたら、その子はきっとすごく器の巨大なイイ女だと思う。結果、その思考回路から私は「バンタンよ、どうか幸せであってくれ…」及び「アミに気づかれないよう、匂わせないイイ女と出会ってイイ恋愛してくれ…」と強く願うに至った。心から。そして、過去(また現在進行形で)に女の子の存在がチラついたメンバーに対して「プロ意識がない」だの「変わってしまった」だの文句を垂れる人々とは完全に相容れないな、との感情を再認識した。

※ただし、匂わせ女は勘弁である。

  • 妄想するということ

妄想に厳しい人たち、というのが一定数存在すると思う。私も何度かTwitterで嫌味を言われたり非難されたりしたことがある。勿論、彼らの主張は、妄想自体ではなくその妄想の「中身」な訳なのであるが、その線引きは難しい。以前、仲良くしている良識あるタイプの先輩アミさんとDMでその辺の話をやり取りしたのだが、彼女によれば、まず下ネタはNGで、例えばバンタンをホストに喩えるのは下ネタに含まれるのだそうだ。確かに私は以前バンタンをホストに喩えたことがあり、そしてそれはどこかの見知らぬ人に批判された。私の感覚では全然下ネタじゃなかったんだけど、まあ、その線引きはわかりやすいなと思ってそれ以後はホストネタを自粛した。

で、今回、この話を書くにあたり、厳しい人たちから見れば非難轟々雨あられであろうことを予期し、ちょっと緊張した。だからある程度は配慮したつもりだし、Twitterのようにフォロワーが沢山いないので怒られたりはしなかった(と思う、が、知らないところで晒されてらどうしようとの悩みは尽きない)。

でも、どうしても、アンチ妄想派閥の方々に言わせていただきたいことがある。約2000字のお話を33話分書いた私が伝えたいことがある。

「一回、書いてみ」

常に抱いている私の疑問は、アンチ妄想派閥は本当に妄想していないのか、ということ。人を好きになる時とかも妄想しないのか?別にいやらしい妄想じゃなくても、もしデートに行くならどこがいいかな、とか、こんなことを私が言ったらどんな反応するのかな、とか。また、対象が有名人である場合、妄想を一つも介さずにどうハマっていくというのか。例えばバンタンが夏服で洗車したり、海で遊んだり、カメラに向かって妖艶な表情したり、韓服を着たり、様々なタイプのヴィランを演じたり、そういう強烈な「妄想を掻き立てる」写真やら動画を投下してくるのに、そういう人たちは「わぁ、カッコいい〜」だけで終わるのだろうか…。本気で疑問。

ここまで書いて、遠くからアンチ妄想派閥の声が聞こえてきた。「妄想を悪いなんて言ってないよ。言いたいのは、妄想は頭の中にしまっとけ、外に出すなってこと!」はい、そうですね、わかります。目に触れてさせてごめんなさい。でもね、これが写真を見ただけで脳内に映像とストーリーが勝手に展開されてしまう妄想族の愛の吐き出し方法なのですよ…。

バンタンへのクソデカイ愛の消化方法には各自様々あると思う。「とにかく毎日愛を叫ぶ」系、「彼らの魅力に過呼吸でのたうちまわる」系、「投票活動や消費活動など、目に見えて彼らに貢献できることを実践する」系、「彼らの美談や名言を紐解きそれを知らぬ人々へ啓蒙活動する」系…。多分、その人の性格によって行動パターンが変わると思うのだが、「愛を何らかの形に変える」系という大分類の中に「妄想に昇華させる」系が存在する(「絵を描く」系もこの大分類に属すると思っている)。

妄想には様々あるだろう。恋愛経験が豊富ではない私がする妄想と夜のお姉さまがする妄想ではレベルが違いすぎるだろうし、中にはBL的な妄想をする方もいるでしょう。人には好みというものがある。私はBLは興味ないし怖いから読むのを完全に避けている。でも、BL書いてる人を軽蔑したり「そういうことやめて」とは…私は言えないな。そもそも、突き詰めて考えて行くと、男女の妄想なら良くてBL妄想はダメ、というのはダイバーシティ的観点ではNGではなかろうか?そしてそこから更に進んで、BLのみを禁じる訳にはいかないから男女の妄想もやめるべき、という発想に繋がるのは大変危険ではなかろうか?

で、先ほどの私の「一回、書いてみ」発言に戻るが、やったことない人はわからないかもしれないが、妄想したこと書いて発表するのって、すごく大変なんだよ!!(←心の声。ちなみに書くという行為ではない。私は物を書くのが苦じゃない人間なので書くこと自体は全然楽である)今回書いている間も、ジミンのことをすごく真面目に考えた。嘘じゃないよ、本当に、クソ真面目にジミンに向き合ったのだ。そして、そこには愛があるのだ。

それに、自分の脳内にあるものを外に出すという行為。これはそこそこ勇気が必要なのだ。本音はそこそこ恥ずかしいんだよ。やってみると爽快になってきて慣れてくるが、確実に最初はかなり勇気がいる。その勇気をどうかちょっとでいいから讃えて。いや、讃えなくていいから蔑まないで。

というわけで、私が言いたいのは、妄想癖のある人を、そしてそれを形にして愛を表現したい人のことをどうか軽蔑したりしないでください、ということ。別に興味関心は不要。自分がやりたくてやってることだから(たまに承認欲求だとか言ってくる人がいるけど、それすごい勘違い)。だから最悪、ほっといて、お願い。それでも文句言う人は、一回書いてみ、大変だから。

  • 最後に

気づいたら3000字を超えていたので、この辺で止めておく。

今回、ジミンペンのためのお話を書いて、推しではないジミンを物凄く愛しく思うようになった。そして、もはや私の中では、ジミンはるみさんという控えめで、甘え下手で、頑張り屋で、ジミンを深く深く愛する女性を大切に想う男、に見えるようになった。でもこれは私や友達の中でだけのことで、色んな人の中に色んなジミンがいるんだと思う。別のジミンペンの友達との妄想なら全然違う話を作っているだろうし。

note界隈は私と同じビョーキの人が多そうなので安心しているが、改めて、妄想すること、それを形にすること、そしてそれにかける時間や労力、全てが尊い。自分で言うのはなんだけど。(そしてそれを読んで下さり反応してくださる方に感謝申し上げます💜)

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1話あたり約2000字、全37話、薄めの文庫本くらいの中編小説です。(300円で全話読めます)

雪ネリネ

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世界的スタージミンと日本人ヌナのラブストーリー、全33話(2021.10.13〜連載)。 エピローグ全4話(2022.4〜連載)。※執筆感…

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