増加する「わたし」

あなたからの承認、賞賛が
ほしいほしい
液晶画面から溢れてくる。

「わたし」のため
あなたの関心を
あなたの時間を
くれ
くれ

「わたし」に捧げた再生回数は
あなたの人生の一部

「わたし」が増えていく
あなたの時間はあなたの自由
でも
あなたは間違いなく
時間を切売りしているのだ

自分の時間をかけたいことに
出会ったころ
砂時計の砂はほぼ落ちきってしまって
無念、なんとなくの人生終焉

目や耳関心や集中力を
簡単に明け渡すな

と今日の自分へ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?