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校内研を変革する

公開授業や校内研に苦い思い出がある人がいるのではないだろうか。
公開授業バリバリして認められたことが多い人は大好きでしょうがないかもしれないが、校内研や小教研の研究授業の授業者決めの時に

いつも同じ人が立候補する
若い人が…などと擦りつける
輪番制にする

などの状況から総じて、ネガティブなイメージを持っている人が多いと言える。

かと言う私も、若手時代校内研修の授業者になどなりたくないから若い人がとか言っているんだと腹を立てていたものである。さらには、ならば、みんながやりたくなる校内研修にすれば良いじゃないかとも思っていた。
そこで、もしも、小学校教諭に戻るのであれば、校内研修の在り方を以下のように変えたい。(どこかの自治体で採用してくれませんか笑)

①公開する授業の責任を職員全体にする。
授業公開するにあたり、一番嫌なところが授業を見た職員の意見である。職員の人間関係によるかもしれないが、だいたいの場合、授業者の授業をボコボコにして終わる。申し分程度に、「⚪︎⚪︎先生の学級経営は非常に素晴らしく…」みたいな、研究授業やテーマと関係が薄い感想まであり、何がなんだかよくわからなくなって終わる光景をよく見てきた。
ならば、公開する授業案をみんなで考えれば良いのである。①グループワークにして、それぞれの班ごとに案を考える。②授業者は、そこから良いところどりをする。
そうすることで、授業アイデアは、個ではなく学校全体で考えたことになる。だから、その後の話し合いは自ずと自分ごととしての意見が多くなる。さらには、一緒に考えたことで、学校全体が研究テーマの内容に則った運営ができる。次の授業者も内容を引き継ぎながら授業が考えられる。

②指導案作成の時間の削減
ただでさえ忙しい中、指導案を作るのに時間が割かれるのが苦しいという人が多いのではないだろうか。上述した流れであれば、グループワークの中に略案のワークシートを取り入れておくと良い。それをコピーし、授業者に渡すことで、授業者はベースをもとに授業づくりができるので指導案作成の負担が減る。あとは、好みの問題ではあるが、作文の修正は適度に行えば良い。

③ミニ授業公開
校内研では、だいたいの場合、教科を決める。一つの教科は極められるが、他は深まりにくい。
そこに不安があるベテランもいる。また、見に行きたいがイレギュラーが発生し見に行けないこともある。ならば、自分の得意教科の授業を動画で撮り、公開するのである。略案と教科の流し方のポイントが簡潔に書いてあっても良い。
そうすることで若手の授業力向上にも繋がるであろう。
(これからの教育現場は、ガンダム作りではなく、いかに高性能なジムを作るかというイメージでいます。)
③については、校区や市で共有フォルダを作成し、小教研の授業動画を入れれば良いのではないかと思っていました。それが一番負担のない方法かなと思うのですが、平教員の自分にはそんな権限はなかったです。

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