【毎週月曜日更新】初心者にやさしく、学ぶときは謙虚に。
先日、誕生日プレゼントでレコードプレイヤーを友だちからいただいた。
その晩、何年かまえに、再生できないのに買ってずっと置いていた
レコードをおそるおそるかけてみたら久しぶりに音楽に包まれるような
「良い曲だ」とかそういうのとはちがう、なんとも言えない気持ちになった。
そして、次の日にはじめて、レコードを「堀り」に行ったのですが
なんだか妙にソワソワしてしまって、けっきょく友だちについてきてもらった。
そのとき「あ、これが初心者の気持ちなのか」ともうずいぶん
あたらしいことに挑戦してなかったことに気づいた。
ツイッターで「内輪感」の話をしたのですが
そのときにたくさんのひとが意見とか
内輪感について思うところを伝えてくれたりどうするのがいいのかを
一緒に考えてくれた。
でも、やっぱり皆さん少なからず「初心者」のときにほっとかれたり
冷たい態度をとられたりした経験はあるみたいだ。
もしかしたら、気づいてないうちに自分もどこかで
そういう態度をとってしまっていたのかもしれない。
何かに夢中になって、自分の知識もそれなりになってくると
そこでしか通じない言葉をたくさん話すことで
「おれはこれだけ知ってるんだぜ」みたいなマウンティングをしたくなるし、
もっと強い相手に自分の腕を試したくもなる。
その楽しさだってすごくわかるけど、今回自分が「初心者」のほうを
やってみてやっぱりほっとかれたり、冷たくされたりしたと感じてしまうと
ここは自分には場違いなところだったかなと思うかもしれない。
熱したばかりの気持ちほど、冷めやすいものです。
初心者のほうも、もし親切に教えてくれるひとがいれば
そのひとを大切にして、謙虚に教わってほしい。
「教えること」だって、ほんとうは楽しいことなんだから、できる限り、
お互いが楽しくやれる方法を探したいですね。
初心者にやさしく、学ぶときは謙虚に。
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