スタート

「やめる」というのは簡単なことじゃないと思う。勇気がいる。
とはいえ、お互い良い大人だし、自分の人生は自分で決めるものである。
各々が決めたことは尊重するし、応援する。

今日、メンバー2人の退団が発表された。
もりしーさん、ぽー。

2人とはなんやかんやで長めな付き合いになったし、時間も共にした。

そんな2人が新たな道に進むことになり、残ったメンバーは3人になった。
最初が6人だったから、ずいぶん少なくなった笑

今日でメンバーとしての付き合いはおわり。一旦お別れ。

そんな2人についてちょっとだけ書いてみる。


もりしーさん

もりしーさんとの出会いは6年前。僕が25才くらいの時のことだ。
岡部直弥に声をかけられて客演した団体で共演した。

もりしーさんはメンバーとしてその団体にいて、場ミリやら小道具管理やら代役やら色々とやってくれていた。
近からず遠からずな距離感で話しやすかった。

僕はメンバー入りしたあとも近からず遠からずな距離感の先輩だった。
お芝居の安定感は稽古場と本番ともに頼もしかった。

舞台以外でも、当時メンバー5人で蕨のケーブルテレビでレギュラー番組やらせていただいた時も、お互い模索しながらなんとかして番組を作っていったり、お仕事で過ごした時間は本当に長いし濃い。
引退した小山さんしかり、僕の中でずっと一緒にいる先輩って数少なくて、その中でもりしーさんは話しやすい先輩だった。(小山さんも話しやすかったよ)

(一緒にやっていた番組「おねこうTV」)

それに、たくさん舞台を観に来てくれた。
僕がやっていたおぶまっつのバラしを手伝ってくれたこともあった。
それくらい、フラットに接してくれる、舞台をこよなく愛する先輩。

でも、プライベートで連絡をとるわけではないし、プライベートで遊びに行ったこともない。でも1度だけ、もりしーさんが稽古帰りに「ワイン飲みたい」と言い、4人(もりしーさん、おぶきょ、なおや、ぽー)で飲みに行ったことを良く覚えている。楽しそうなもりしーさんを見るのが新鮮だった。

未だにもりしーさんの家に行ったことないし、これからもきっといくこともないような関係性。
ちょっと前からグルメ系のブログを始めていたことは知っていたけど、「教えたくない」と言って全然教えてくれなかった。

そんな不思議な先輩。

いつかまた、ワインご馳走になりたいな。
いや、その時は僕がご馳走しようかな。
ご馳走する代わりに、ブログに載せてもらおうかな。


お世話になりました。ありがとうございました。

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ぽー

ぽーとの出会いは5年くらい前。
知ってはいたけど、初めて共演するのはポーがメンバー入りしてからだった。でもその団体はぽーがはいってすぐに解散しちゃって、そこから1回別の団体で一緒にやったけどロクタクが始動するまでまた別々だった。

出会った当時のぽーはギラついていて、豊さんが作演出する作品で主演に立候補していて、稽古もめっちゃアグレッシブに受けていた。そんなギラついたぽーと一緒にレッスンを受けていた時もあったなぁ。ぽーと演技やったりするの楽しかったなぁ。

後輩とはいえ、年齢の近い仲間ができたことが嬉しかった。
僕にないものをたくさん持っている後輩。
熱い男なんだけど、すごく優しくて、繊細な部分もある。写真が好きで、景色とか花を撮るのがうまい。ピアノも弾ける。おい。なんなんだおまえは。

僕は野球部出身だが、ぽーはサッカー部出身。
お互い運動部出身だからか、ぽーは僕といる時はどこか部活の後輩的な距離感があった。

僕の作演出の公演にも1度出てくれた。
その時共演した仲間と今でも繋がっていて、仲良くしている姿をちょくちょく見る。とても嬉しくなる。仲間思いな奴なんだなあって思う。

芝居始めたての頃から知っているけど、気がついたら随分頼もしい仲間になっていたし、こうして書いてみて改めてぽーの魅力に気づいた。
自分とはタイプが違う仲間と、一緒のものを作るのは刺激的だった。

そんなぽーだから、これからチャレンジする道でもきっとたくましく進むだろうなと感じている。

ぽーが結婚する時は大部夫婦を結婚式に呼んでくれると約束したので、ここに書いて証拠を残しておこうと思う。笑


ぽー、ありがとうね。がんばってね。

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応援してくれているみなさまへ

立て続けにメンバーがいなくなってしまって、哀しい思いをさせてしまいすみません。
また、このような大変な時にお知らせしてしまったことも申し訳なく感じております。

どうかこれからの2人の道を、是非応援していただけたら嬉しいです。

劇団ロクタクでまた何かやる時に、みなさまに楽しんでもらえるように、今できること、これからできることをしっかりと整理していきたいと思います。


時代がめまぐるしく変動し環境や状況が読めない日が続きますが、お互い健康に気をつけて過ごしましょう。
またみなさまと笑顔でお会いできることを心より願っております。


では。

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