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BLACK LIVES MATTER:ジョージ・フロイド事件が表すアメリカの社会的課題

自己紹介

こんにちは、宮武(@tmiyatake1)です。これまで日本のVCで米国を拠点にキャピタリストとして働いてきて、現在は、LAにあるスタートアップでCOOをしています。

はじめに

今回の記事の話は書くかどうかをかなり悩みました。私は人種差別問題に関してのエキスパートでもなければ、黒人でもなければ、今回の事件やこの記事で語る人種問題を自らは経験していない。ただ、繰り返しこの問題を耳にしたり、目の当たりにしてきて、本当にフラストレーションが溜まっています。

その中で、何かできることはないかと考えた時に、この事件が表す「本当の課題」を日本語で書き、日本に向けて説明する義務があると思いました。半分アメリカ育ちの私から見ると、日本とアメリカの良さもあるが、同時に悪い部分も多い。アメリカでのこのような課題が日本ではあまり報道されてないと思い、今回記事を書くことを決めました。

このトピックのコアの部分である人種差別問題を長文で説明してますが、実際にはその裏の要因、歴史、バックグラウンドをちゃんとは説明できていません。この話は長年アメリカでされていて、何万冊もこれについて本が出されている。アメリカは黒人奴隷の歴史がある。そして、毎年少しずつ改善されているものの、いまだにアメリカでは黒人に対しての差別が多々ある。日本人からすると日常的に恐怖に落ちいている人生を思い浮かびにくいかもしれませんが、実際に多くの黒人は恐怖を抱えながら日常生活を送っています。

今回の一連の流れについて、私の日本語力で説明するのもと思い、以下BBCで報じられたジョージ・フロイド事件について、その後の暴動、そしてフロイドさんを殺害した警官が逮捕された報道のリンクを以下記載します。

黒人男性、警官に膝で首を押さえ付けられ死亡 米ミネソタ州

黒人男性死亡の抗議デモで破壊や略奪、州兵出動へ 米ミネアポリス

米ミネアポリス市警の元警官、黒人男性の殺害罪で起訴 

この動画は、事件の一連と実際の防犯カメラの映像です。警官が8分46秒にわたりフロイドさんの首に膝を押さえ、反応しなくなった後も2分53秒間近く押さえ続けられていたことが本当に残酷な話です。

今回の暴動は、ここ1週間の出来事のエスカレーション、そしてさらに大きな差別問題の過去が影響している。これから説明する、エイミー・クーパーさんという白人女性が何もしていない黒人男性に対して警察を通報した事件、今回のジョージ・フロイドさん殺害事件、そしてフロイドさんの抗議活動の最中に行われた強奪や破壊行為の三つの事件はそこまで関わりがないように見えるが、実はある。ここから社会との契約のパートなど、一部の話や思いはDaily Show司会のTrevor Noahさんが話したことでもありますので、もし彼の話をお聞きしたい方はYouTube動画をご覧ください(8:18あたりから社会との契約について語ってます)!

追記:警察の暴動がなぜ許されるのかについても記事を書いたので、詳しくはこちらをご覧ください。

白人女性・黒人男性と警察の関係性を明確に表す会話

まずはエイミー・クーパー事件。今年5月25日に黒人男性から飼い犬にリードを付けるよう求められた白人女性 エイミー・クーパーさんが警察に通報した。その後、人種差別を理由に会社を解雇された。

米ニューヨーク市のセントラルパークでバードウォッチングをしていた黒人男性がリードが義務付けされていた場所にいたエイミーさんにリードをつけるように求めたが、拒否。その時点から男性は動画を撮り始めたら、エイミーさんは「アフリカ系アメリカ人の男が私の命を脅かしている」と警察に通報すると脅し、通報。警察官の出動を要請する前に、「男はアフリカ系アメリカ人」だと繰り返し訴えた。

そして、彼女の勤務先だった投資会社は次の日に「人種差別」を理由に彼女を解雇。さらに彼女の犬に対しても動物虐待ではないかと言われ、保護施設に返還された。

結果はどうあれ、エイミーさんは明らかに自分の白人としての権力と、相手の黒人の権力の無さが知っていて、それを利用して男性を脅かしたということだ。いわゆる構造的に人種差別を理解し、利用しようとしていた。彼女が男性を見て「アフリカ系アメリカ人の男が私の命を脅かしていると警察に通報するぞ」といった言葉は実にこれを表している。彼女が警察をどう見ているか、白人女性だからこそ警察とどういう関係性を持てるのか、さらに男性と警察の関係性はどのようになり得るのかを計算した上での本能的な発言だったようにとれる。

なぜこの発言が重要なのか?それは、ほとんどの人(特に白人)は、黒人に対しての人種差別を理解していないとよく言っているから。それを知らなければ、このような発言はしない。彼女は直接的には言わなかったが、発言を人種差別的に訳すと「黒人だから真っ先に疑われるので警察と絡むのは怖いのは知っている。私が白人女性だからこれを武器として使える。」と発言していると同じ。

この動画を見た時は結構ビビった。自分の立場を理解している人たち(特に白人)がいることはよく言われていたが、実際にこれだけ明確に使われた姿はあまり見たことがない。これを見た多くの人たちはショックを受けて、暴動などのきっかけになったと思う。

ジョージ・フロイド事件と警官が感じない命の重み

私自身、記事の冒頭にも貼ったこの事件の動画を見るのは、かなり苦しかった。もちろんそれは目の前(人によってはライブ配信越し)で人が殺させるのを見たから。さらに殺した人の本来の役割は、市民のために存在し、市民を守る警察の人間なのだから。そしてその警察官の最後の表情を見ると、冷静に物事をジャッジし、フロイドさんの首を膝で押さえ、殺したこと。

このような事件でよく聞く話は、警察側は自分の命の危険を感じたから殺したと。それは嘘かもしれないが、警察官ではない人は中々それが嘘だと言えない。ただ、今回は特にそれは言えないケースだった。これは恐怖ではなく、出来るから殺したにしか見えない。抵抗もしなく、手錠もかかっていて、4人の警官に抑えられている状態の人の命をとった理由はおそらく、それが出来たから。そして過去の事例を見ると、それをやってもほとんど罰がないから。この本当に恐ろしいことは、このような警官は命の重みを感じてないこと。

今回の事件では、関与した警察官らは懲戒免職となり、逮捕・起訴された。しかし、2014年に起きたマイケル・ブラウン射殺事件などをはじめに、不起訴処分で終わるケースも多く存在している。アメリカのような先進国で、一人の命を奪い、今もどこかで普通に生活をしている。正義を感じないのはなぜだろう。。

暴動が表す社会との契約の失敗

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引用:AP News

今回の暴動は様々なリアクションがあったが、多くの人は暴動に対して批判したり、より平和な抗議ができないかと言ってた。物の破壊したり、スーパーやお店を略奪、ビルや車に火を付けるなどをするのは社会としてどうかと。社会として進み、回すにはこう言う行動は許されないと言う人も多い。その発言を聞くと、ふと思うのは「社会とはなんだ?」、そして「なぜこの暴動は特にみんなの社会意識を感じさせられたのか?」を考え始めた。

社会とは「契約」だ。紙上で書いたものもあれば、口約束もあるかもしれない、そして多くの場合によっては書かれても話されてもいない、人間同士で結ぶ契約。その契約ではルールなどが決め付けられ、それが一つのグループとして認識付けされるからこそ「社会」として呼ばれる。

ただ、アメリカに住む黒人に対する差別を見ると、彼らが契約を守り続けるメリットは何だ?と思ってしまう。どんな状況であれ、色んな人は悪い立場にいても社会の契約を守っている。ホームレスの方でも、お金が無くても、食べることができない人でも社会があり続け、回って欲しいからこそ社会のルールを守っている。でも、自分が守ってサインさせられた契約が何回も破られていたらどう思う?

今回のフロイドさんが地面で助けを求めて、「息が出来ない」を言い続けるのを見ると、彼がサインした契約ではどこにこんな扱いになると書かれてだろう?これまでの射殺事件で亡くなったアフマド・アーベリー、トレイボン・マーティン、ブレオナ・テイラーなどもこれを受け入れてサインした契約ではなかったはず。過去の暴動や略奪が起きなかった理由は、市民(特に黒人コミュニティ)がこの社会の契約を従っていたから。でも法律と権力を持っている人が契約を従わなければ、その契約は意味があるのか?今回はその思いが爆発したからこう言う結果になっている。

政治家や政府のリーダーには責任があると思う。社会においては彼らが最も契約に従い、そのトーンと方向性を決めるのと、それを生きなければいけない。親に子供の事例になるように、スポーツ選手にコーチやキャプテンの例を見るように、学校では生徒に先生を見習えと言うように、社会ではリーダーの行動や言動を見習い、人たちは真似して行動することがわかっている。この例が警官、いわゆる法律やルールを最も従い、守らないといけない人たちが法を従わなければ、何故暴動を犯す市民たちは同じ扱いにならないのか?

結局この暴動・略奪は個人や黒人が悪いのではなく、社会として課題がある中の当然なる結果だ。もちろんだからと言って暴動・略奪をやるのは良くないが、これはただの一回起こった事件と考えたらいけない。システマチックな問題は組織・社会として存在することを認めなければいけません。

この1週間だけでもアフリカ系アメリカ人の権利と原則がぶち壊されたと言っても過言ではない。ただこれは黒人にとってはよくあること。「持っている人」と「持っていない人」の視点から考えると、今回の出来事はかなり違う形で見えてしまう。「持っている人」の視点からだと、「持っていない人」に「今回の抗議の仕方は良くなかった」と言う。これはこれまでに何回も聞いた言葉。元NFL選手のコリン・キャパニックが国歌斉唱の際、人種差別への抗議の意味を込め起立を拒否した時も言われ、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師も子供をアラバマ州の抗議に連れて行った時も言われた。

アフリカ系アメリカ人はどれだけ経済的、ステータス的、色んな意味で成功しても、アメリカでは人種差別はついて回り、「持っていない人」になってしまう。New York Timesが2020年1月に101人の10代の黒人を調査した結果、2週間で合計5,600件の人種差別の出来事を体験したと結果が出た。

その中でもモールやお店に入った時にセキュリティーガードや定員が普通以上に見たり、つけられたりしたなど、日本だとあまり思い浮かばないようなことが黒人にとっては日常生活になっている。実際にその101人と同じアンケートを受けたい方はこちらの記事できます。

なので暴動や略奪の映像・画像を見る人の中で「やっていることが間違っている・正しい」の前に、「何故ここまでのことをやっているのか?」を自分に聞かせてください。そしてアメリカにいる黒人の現状を少しでも思い浮かべてください。フェアであるはずの社会と言う契約が毎日目の前で破られているのを見れば、どう思いますか?

これが1つの事件と思い込んでいる人たちがいる

唯一今回のポジティブは全米がすぐにこれを批判したこと。恐れていたのは、今の大統領含め共和党側の政治家やFox Newsなどが警察官側に立つことだった。正直、過去のケースを見ると、これは全然不思議ではない。大体パターンとしては最初に「フェアな裁判が行われるのか?警察官をジャッジするのが早すぎる。」などと言うケースが多い。ただ、今回は違かった。Fox Newsや大統領ですら動画を見て警察官が悪いと判断した。そして膝で首を押さえつけていた元警官は2日に逮捕・起訴され、事件の現場にいてフロイドさんを押さえていたその他警官3人は免職された。

ただ、すごく気になるのは批判されているのはその一人の警官であり、アメリカ内で頻繁に起きている人種差別問題の話ではない。私も長い間アメリカに住んでいる訳ではないですが、そんな私でもこの問題は1つの問題ではなく、大きな組織的な課題だと言うことを理解している。そして大体これからの流れが決まっていて、そのループを何回も見ている。

事件が起きた後、「武装していない人を殺すのは間違っている」と言う。それに対して暴動や略奪はいけないと言う。それに対して「最初に警察が攻撃して殺しているので何も変わらない」と言う。そして「それは法律で変えるしかない」と。そしてその時には次の事件が起こっている。

無意味な暴力が無意味な暴力を生んでいる。このループはひたすら繰り返されているだけ。しかも今回は暴動が起きた日にはアメリカの大統領が夜中の1時にこの怒りに更なる火をつけた。彼のツイートでは:

「略奪はジョージ・フロイドさんの名誉を汚す行為で、起こしてはならない。ティム・ウォルズ州知事と話して、軍の協力はいつでも可能だと伝えた。どんな困難な状況も制御できるだろう。しかし、略奪が起きれば銃撃も辞さない。」と、武力制圧も辞さない考えを示唆した。

アメリカの大統領、世界で最も権力がある人と言える方が自分の国民、特に暴動を起こしてたのは怒り余った黒人が多かったので、黒人を脅かしてたようにしか見えない。もちろん批判を多く受けたトランプはその次の日にそう言う意味合いではないと発言した。ただ、彼の行動や目的を見ると、そうでしか思えない。

今回の暴動は例外ではない

ロス暴動のロドニー・キング事件、1967年のデトロイトでの暴動、ニューアークでの暴動事件、ニューヨークでの1964年の暴動を含め、数々の暴動は警察が黒人に対する人種差別からの残虐行為で始まったもの。なので、この現象は何年も前から起こっているものである。警察に対抗すると法と秩序を信じない・批判していると見られがち。実際にコリン・キャパニックの国歌斉唱についても大統領や多くの政治家(共和党)から言われ続けている。ただこの黒人からのクレームを直近で起こった事件に関連するものだけだと思ってしまうと、完全に暴動の意図を見えてないと同じ。

アメリカの歴史上では、法と秩序を守る部署(警察、法制度など)が黒人に対してフェアであったことは一瞬もない。黒人の自由、権利、オプションはほとんどの場合制限されている。そのコンテキスト、その残酷な文化を無視すると今回の暴動含め、黒人と警察の関係性や人種差別問題について会話は不可能。今回の問題も急に現れたのではなく、これは100年以上続いた歴史的プロセスが繰り返され、積み重なり起きているもの。

ミズーリ州ファーガソン市の2014年調査ではファーガソン人口の63%が黒人なのに94%の警官が白人だった。そして92%の警察捜査と86%の車止めは黒人が対象だった。過去にはある黒人が4人の警察に殴られ、殴ったときの黒人の血が警官のユニフォームに付いたから逮捕したケースも。2018年では警察に止められた88%の人は黒人、もしくはラテン系の方(白人は10%)。しかもその内70%は何も見つからず。

同じ病院で同じ先生に診てもらっても白人の方が黒人より良いケアをもらう。大体同じぐらいの白人と黒人はドラッグを使っているが、黒人の方が6倍ドラッグによって逮捕される確率が高い。白人と同じ罪を犯しても黒人の方が長い懲役を受けることが多い。仕事では平均的により低い給料。そして白人っぽい名前を持った人の方がインタビューされがち。

さらに、Newsweekでもこの黒人への差別を説明:

教育:黒人の高校卒業率は白人のそれより10ポイント低い。雇用:50年ほど前から黒人の失業率は白人の失業率のおよそ倍はある。住宅:持ち家率は白人より30ポイントも低い。健康:黒人の平均寿命は白人と比べて3.5年も短い(アジア系は白人より8.2年も長生きだけど!)。司法:黒人男性の投獄率は白人男性の投獄率の6倍以上に及ぶ。社会という統一体を成す各機能が病んでいる、まさに「合併症」と言えるものだ。

皆さん「差別」と聞くと、ある人種の悪口を言ったり、暴力をしたりすることを考えると思います。アメリカでもそう言うケースは多々ありますが、それは日常的ではない。上記で説明したような、小さい差別をされている。そして多くの白人は自分の権利「White priviledge(白人の特権)」を理解していない。

あるFox Newsの白人の方が車に乗っている時にどうするべきかを話していた:

「警察に止められたときは手を窓から出します。私は銃を外で持ち歩く許可を持っているので、警官に車に銃があると言う。そして車から出て、シャツを上げてその銃がどこにあるかを見せる。」

これを言った方は黒人の立場を恐らく考えたことがないので、こんなことを言える。ただ、黒人がそのようなことをやれば、撃たれる可能性はある。アメリカのどの黒人もそれを理解している。何もやっていなくても、手を上げているだけでも、警官の指示に従っていても何度も殺されたケースはアメリカ中にある。

例えばこの事件の中でも報道された話だがCNNの記者が逮捕された話。メディアの人たちであれば基本的に暴動の最中も現場から撮影できる。そして以下動画が証明するように、CNNだと明確に言って、社員証も見せていた。なのにも関わらず、逮捕された。

そして気になるポイントは、実はもう一人別のCNN記者が離れた場所から撮影してたが、彼は社員証を見せただけで、何も逮捕もされなかった。もうお分かりになったかと思いますが、彼は白人で、逮捕された記者は黒人。もちろんこれが人種差別だからとは言い切れないが、このようなことがアメリカでは普通すぎるので、人種差別でもないとは言い切れないかと思います。

以下動画は黒人の視点から見た、かなりグッときた動画です:

解決するには理解や怒りを感じなければいけない

この問題の最も恐ろしいところは、今のSNSやメディアの実態、ここ4年間のアメリカの政府・大統領の活動を見ると、こう言った事件をみんな明日には忘れていること。日本では正直、恐らくほとんどの人は気にしていない。テレビやTwitterでちょっとニュースを見たり、「怖いな」ぐらいで終わると思う。ただ、アメリカでビジネスをする上ではこの考えは甘い。この状況を理解すると同時に、覚えてなければいけない、そしてアクションを取らなければいけない。

今回はテック業界、音楽アーティスト、黒人選手が多いスポーツ業界など多くの人がこの一件の問題だけではなく、全体的なシステマチックな問題について語り始めている。

中でも、ナイキが出したメッセージは素晴らしかった。

この動画自体もすごいですが、ナイキの最大の競合でもあるアディダスがそのままナイキの動画のツイートをリツイートしたこと。この問題はどのブランドよりも大きく、みんなが一緒にならないといけないと理解している。

Twitterもロゴを黒くしている。

そして色んな著名人、組織、ブランドからコメントが出ている。ただ、今までの歴史上、ここ数年間の人の行動(自分含め)を見ると、これで終わる。また次の人種差別とは関係ないスキャンダルやトピックに行ってしまう。自分の直接関係なさそうなので結局気にしなくなる。ただ今アメリカにいる黒人はそう出来ない。個人的な願いは、これをきっかけにでも良いので少しでもこの問題について気にする、そして何かしらのアクションをとること。

特に今アメリカのGenZなどに商品を提供したい人たちはこれを気にするべき。今のGenZ文化は黒人のカルチャーから生まれたものでもある。GenZ世代向けに商品、ブランド、インフルエンサー活用、何かしたければ必ずこの問題について声を上げるべきで、逆に声をあげない人たちはGen Z向けの商品を売る権利はないと思ってます。

この問題を解決するには個人、政治家、セレブの声だけでは足りません。世の中を変えるには会社の力も必要です。そしてもちろん、この人種差別は黒人だけを影響するものではありません。ヒスパニック、アジア人、アメリカインディアンなど様々な人たちは白人の権利によって差別を受けてきた。ただ、今はそこではなく、特にひどく、100年以上の苦しい差別の歴史を経験した黒人への解決策を考えなければいけない。

全体を上手く、簡潔に話しているCNNのChris Cuomoさんの動画をご覧ください:

「Black Lives Matter」と言う表現がありますが、これは全ての命が大切ではないと言うことではありません。これは今のアメリカ社会では、黒人の命が大切ではないと思われていると表現しているものである。どの課題も解決するにはまず課題を理解すること。アメリカ社会を見ますと、一部の人はこの問題を理解している、多くの人、そして特に今現在の政府のリーダーシップは理解していない。だからこの「Black Lives Matter」と言うメッセージは大事。

正直、この記事が何かの変化を及ぼすとは思っていない。自分の気持ちの整理や思いを何かにぶつけたかったから書いたものでもある。そしてこれだけで「自分も貢献した!」と言いたくない。この戦いはこの前から大分前に始まり、今も続いていて、これからも道のりは長いと理解している。ただ、この記事が一人でも多くの人にこの気持ち、この課題意識を広げることができればと思ってます。一つのツイートや記事が変化を及ぼさないかもしれないが、全員の力で人のマインドセットや思考を変えることができるかもしれない。

最後はビリー・アイリッシュのInstagram投稿から言葉を借りて終わりにします。

THE SLOGAN OF #blacklivesmatters DOES NOT MEAN OTHER LIVES DON'T. IT'S CALLING ATTENTION TO THE FACT THAT SOCIETY CLEARLY THINKS BLACK LIVES DON'T FUCKING MATTER!!!!!!AND THEY FUCKING DO!!!!!!

IT MEANS BLACK. LIVES. FUCKING. MATTER.

BLACK LIVES MATTER.
BLACK LIVES MATTER.
BLACK LIVES MATTER.

SAY IT AGAIN.

私たちができるアクション

何が出来るか迷っている人は以下アクションが取れるものをリンクしました:

請願書に署名する

フロイドさんの家族に直接寄付する

Minnesota Freedom Fundに寄付する(抗議して逮捕された人たちの保釈金や弁護士費用のため)

黒人の差別の本を読む(英語)

なぜ警察官の暴走が許されているのか?

なぜ警察官の暴走が許されているのか?法の構造、これまでの警察官による暴行事件でされてきた議論など記事にしましたので、詳しくはこちらをご覧ください。

Written by Tetsuro (@tmiyatake1) | Edited by Miki (@mikirepo)

引用:

https://sentencingproject.org/wp-content/uploads/2015/11/Black-Lives-Matter.pdf
https://www.dosomething.org/us/facts/11-facts-about-racial-discrimination
https://www.youtube.com/watch?v=T_98ojjIZDI
https://www.nytimes.com/2020/05/29/nyregion/Amy-Cooper-Central-Park-racism.html
https://www.nytimes.com/interactive/2020/us/racism-african-americans-quiz.html
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0193397319300462
https://www.forbes.com/sites/terinaallen/2020/05/29/3-things-amy-cooper-did-in-central-park-that-destroyed-her-life/#48b843966198
https://www.bbc.com/japanese/52816289
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5ed1a4b2c5b67ac9515264c8
・https://www.news18.com/news/buzz/i-cant-breathe-george-floyds-last-words-bring-back-bitter-memories-of-eric-gardners-police-killing-2641239.html

https://www.youtube.com/watch?v=v4amCfVbA_c

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コメント (7)
日本語で、それも本来ビジネスにフォーカスされている方によるこのような発信には大きな意義を感じます。本当にありがとうございます。
問題の深さがよく理解できました。ありがとうございます。
トレバー・ノアさんが言っていることがうまく訳されてまとまっていたと思いました!
また、アメリカの現状にも目と耳を向けられるような記事でよかったです。
発信ありがとうございます!
素晴らしい記事を
ありがとうございます
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