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三碧木星・二〇二〇年十二月七日~ 二〇二一年一月四日の運勢

「三碧木星・2020年12月7日〜2021年1月4日の運勢」は
・北に廻座する
・年盤は三碧木星
・易を用いて運勢を紐解く
・今月の恋愛運
・今月の経済運
・今月の健康運
・ラッキーカラー、ラッキーフード、ラッキーグッズ
・強運な日、吉方
・毎日の運勢
で構成されています。
無料公開は「北に廻座する」の冒頭のみとさせて頂きます。
続きは購入後、お楽しみ下さいませ。

◎北に廻座する 

 今月の三碧木星は一白水星の本籍地:北に廻座する。先月の南の持つ明るさとは打って変わって、今月は暗く冷たい。運勢の勢いにはブレーキがかかり、来年の運勢の強さを疑ってしまうほどに、判断力は冴えを見せない。立春を目前に控え、ここでもう一度足止めを食らう。そんなひと月となりそうだ。
 実は三碧木星は、今年の三月も陥かんにゅう入していた。今月も同様に陥入するわけだけど、どうやら今月は心に明るさが残っている。「もうすぐ陥入の一年が終わる」という希望が湧いてきているということもあるけれど、それ以上に多くの人に支えられているという実感があるのだと思う。
 この一年を振り返れば、実に多くの人々に支えられてきた。陥入の一年らしく、苦しさも多かったけれど、乗り越えて来られたのは、やはり周囲の愛によるところが大きい。三月の頃には気づけなかった周囲の真心に気づける自分がいることが嬉しい。今月は月盤上、北にいる。北を本籍地に持つ一白水星は「困難」を示すと同時に「人間関係」も表す。七赤金星のもつ「交遊」のような明るさ、楽しさは無いけれど、出来るだけ今年一年お世話になった人の元に足を運び、感謝を述べてみよう。その際には、何かしら手土産を持っていこう。三碧木星は「音あって形なし」だから、どうしても中身が伴わない。感謝の気持ちがあるのであれば、今月はそれを形にすることを心がけたい。
 また、今月は冬至がある。冬至は易の地雷復に「至日に関かんを閉ざし、商しょうりょ旅行かず、后きみほう方を省みず」とあるように、家でじっと自身を内省することが重要だ。今年の冬至は十二月二十一日で平日だから、家から出ないわけには行かないだろうけれど、出来るだけ早く帰宅し、来年の抱負を立ててみたい。この一年間、確かに苦しかったけれど、環境が少しずつ動き、自身の歩むべき方向性が徐々にではあるけれど、見えて来ている。それを具体的に形にするのが来年の南西廻座だから、そろそろその準備に取り掛かるべきだと思う。
 こうした自省の時間を、三碧木星はこれまでほとんど持つことなく歩み続けてきた。どんな困難においても、自身の行動力によって道を切り開いていく生き方は、確かに尊いし美しい。僕自身、三碧木星を羨せんぼう望の眼差しで見てしまう瞬間もよくある。
 だけど、頑張り屋の三碧木星は、正しい方法論に立脚すれば、もっと簡単に幸せになれるはずだ。いつも自分の行動を自分の目を通じてしか見ていない三碧木星。この陥入のひと月を、自身を客観視するべく内観するひと月としてみてはどうだろうか。
 今、三碧木星の内面には志とでも呼ぶべき決意が、自分が意識している以上に大きく育ち始めている。これからの十年をどのように生命を運んでいこうか。ときには自身の声を丁寧に聞くのも悪くないはずだ。
 北九州で勉強会を始めたのは、ちょうど二年前の節分だった。そこには、多くの方がご来場頂き、その後の小倉のらくらく気学に連なっていった。北九州での開催は、僕らにとっても悲願であったから、たくさんの人にご来場頂けたのは、まさに感かんむりょう無量であった。
 そこに一人のオジサンがいた。ここでは仮にFさんとでもしておこう。Fさんは僕の出演していたラジオのリスナーで、一度直接会ってみたいと思って、わざわざ市外から足を運んでくださった。
 当時、仕事で悩んでらっしゃったFさん。セミナーのときは、そんな悩みを抱えていることに、全く気づくことが出来なかったのだけれど、彼はさらにセミナーの直後、福岡の当社の事務所に鑑定を受けに訪れる。
 そこで、彼の生い立ちなどを聞いた僕は、介護職への転職を勧める。鑑定上、向いているというのもあったけれど、彼の心根の優しさが、誰かを慈しむ仕事にピッタリだと考えたからだった。
 そのアドバイスを、Fさんは意外に感じただろうけれど、彼はやはり三碧木星らしく、抜群の行動力で転職した。先日、らくらく気学でお会いしたときに後日談を聞かせてもらって、今は数年後のさらにランクの高い資格の取得に向けてがんばっているという。あれほど悩んでいた二年前の彼の姿はそこには無かった。

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九星気学と易を用いて、毎月の運勢を鑑定してまいります。 また社会情勢なども含めて鑑定していきます。 「運勢占い」と銘打っておりますが、一般の「占い本」とはずいぶんと雰囲気の違う仕上がりになっていると思います。 このマガジンでは「九星別の運勢(一白水星〜九紫火星)」と「月の運勢の鑑定のポイント」「コラム」など全11本の記事をまとめて購読出来ます。 占い好きもそうでないけれど東洋思想の世界に触れたいという方も、どちらにも楽しんで頂ける内容となっております。

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