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八白土星・二〇二一年二月四日~ 二〇二一年三月四日の運勢

八白土星・2021年2月4日〜2021年3月4日の運勢」は
・北東に廻座する
・年盤は九紫火星
・七赤金星が同会する
・易を用いて運勢を紐解く
・今月の恋愛運
・今月の経済運
・今月の健康運
・ラッキーカラー、ラッキーフード、ラッキーグッズ
・強運な日、吉方
・毎日の運勢
で構成されています。
無料公開は「北東に廻座する」の冒頭のみとさせて頂きます。
続きは購入後、お楽しみ下さいませ。

◎北東に廻座する

 今月の八白土星は自身の本籍地:北東に廻座する。北東は変化の座であるから、今月から実質的に八白土星にとっての辛の一年が大きく動き出すことになると思う。
 今年一年の運勢を再度考えてから、月の運勢に入ろうと思う。今年は年盤上:西に廻座していて、三合が乗っている。三合というのは、三つの十二支が非常に強く結びついている場所であり、それは光の強さが強い場所であるということも示している。特に今年は金局三合で、西が旺となるから、八白土星がこの三合の主役となると考えて良い。それは八白土星に西の働きが強く求められているということでもある。
 この西にいる神が白虎だ。白い虎の神様がいるという。この「白」というのは白髪であって、人生の最晩年を担当するのが西という方位だ。最晩年は、人は虎にならねばならないということを、古代中国人は考えた。
 では、虎になるというのはどういうことか。虎というのは、百里を駆けて獲物を捕らえ、百里を駆けて戻ってくる。この往来は現代で言えば物流であって、だからこそ西には大通りが無ければならないと風水上は鑑定するわけだ。
 だけど、虎はなぜ「百里を駆けて戻る」のだろうか。それは虎には子供がいるからだ。ライオンと虎は古来より強さのシンボルであったが、両者には大きな違いがある。ライオンは群れをなすが、虎は単独行動で生きる。子供を育てるのも、ライオンは群れの中で集団で行う。ところが虎は基本的にメスだけで子育てをする。外敵のいる中で、単独で子を育てるのは難しいから大切なもののことを「虎の子」などと表現する。そのくらい、困難な子育てをするのが虎である。だからこそ、立派な子育てをする象徴として虎があてがわれているわけで、秘伝の巻物を「虎の巻」などと表現するのも分かる気がする。また、十二支では虎は北東に配され、八白土星に「家族」という意味があてられるのも、また理解出来るだろう。
 虎は走るのだ、子供のために。だから、獲物を捕えてすぐさま食べずに、元いた場所まで帰ってくる。懸命に百里を駆けて戻ってくる。
 今年の八白土星は、ここがポイントになるのだ。自分には帰ってくる場所はあるか。獲物を分け合える人はいるのか。誰かのために、懸命に成果を生み出す。そんな「誰か」が自分にはいるのだろうか。
 子育てをすると分かるけれど、子育てというのはまさに自身の命を分け与えるようなものだと思う。飯を作れば、子供に一番量を食べさせる。自分の服は後回しで、子供の服を買う。出かける先も、子供の行きたい場所を一番に考える。
 法人を作るのだって、同じことだ。法人を作った瞬間に、自分のために使う金はほとんど無くなる。自身がいくら年収があるかどうかよりも、法人の経常利益の大きさに意識が行く。赤字であろうが、自身の貯蓄から持ち出しになろうが、身を切って税金を納め、借入金を返済する。
 だけど、実はそこに人間生命の最も最終的な悦びがある。西は悦びの方位でもあるからだ。自分一人で食べる高級料理は、どこか味気ない。ところが目の前に守らねばならぬ対象が座ってさえいれば、ただの白飯さえ特別な味がする。
 勇猛果敢な姿がイメージされる虎だけれど、実は狩りの成功率は五~十%程度と低い。スマートに狩りをするのではなく、泥臭く、必死で獲物を捕らえるのだ。ビジネスも同様だと思う。人は表に現れる部分にしかフォーカスをしないけれど、その輝く成果を獲得するには、それこそ血の滲むような努力が必要になる。そんな想いをしてまで、虎はなぜ狩りに出るのか。もちろん生命の本能だとは思うけれど、甘ったれの僕は、やはりそこで虎には「守るものがあるからです」と言って欲しいと期待してしまう。

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*筆者は整体師・社会運勢学会認定講師・YouTubeチャンネル運営者としての活動の傍ら執筆をしております。
 プロの作家さんのようには書けませんし、誤字脱字に気づけないこともあります。
 読みづらい箇所もあるかと思いますが、ご理解・ご了承の上購読願います。

*毎日の運勢は筆者と同様の「30代後半・既婚者」をペルソナとして設定しております。ただし、文脈によってシングルであったり20代であったりとペルソナが変わっている場合もあります。
 また月曜始まりの土日休みを念頭に置いて執筆をしておりますので、読者各位の生活スタイルに合わせて読み替えて頂ければ幸いです。
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