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僕らはすでに恵まれている

もしも、親が裕福な資産家に生まれて、どれだけ挑戦して失敗したとしても食うに困る事がないと保証されていたら?

自分だってもっとアレもコレも挑戦できてる、そう思ったりしませんか?

メディアに出ている若手起業家の親が某有名企業の役員だったりして、起業する時の資本金を出してもらっていたり、コネの効く顧問弁護士やアドバイザーやパトロンがついていたりしたら、そりゃうまくいくよね!って思っちゃったりしませんか?

でもこれ、挑戦できていない自分のことをチャンスや環境に恵まれていないだけって思い込むための言い訳かもしれませんよ。


先進国に生まれる確率15%

まず、そもそも世界人口77億人のうち、先進国の人口率は15%ほど。これも年代で変動していて、JICAによれば1950年には32.3%でしたが2000年には19.6%に低下していて、2050年に13.6%という予想試算が出ています。

さらに言えば、母親が妊娠適齢期で健康体であっても、流産の確率は10%前後。高齢出産や体質などが合わさればもっと上がるわけで、そもそも健康に生まれる事が出来るのもこれまた運がいい。

そして、運よく日本に生まれた場合は生存率がめちゃくちゃ高く、厚生労働省の政府統計によればほぼ97%以上の確率で50歳までは生き残れます。(平成29年版しか見つからなかったけれど、ここ数年で大差はないはず)

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世界人口77億人のうち、先進国に生まれる確率15%をくぐり抜け、さらに日本人口1億2000万人の中に入れる確率はほぼ1.5%程。

合格率1.5%の試験を突破したと言えば、これはもうかなりラッキーだと言えるはず。


僕らは既に恵まれている

言うまでもなく、先進国に健康に生まれて母国語を習得し文字の読み書きができ、ほぼ全員がスマホを持ちインターネットにつながる事ができます。

通信網やインフラも整備されていて、学ぼうと思えばほぼ無限に学習可能な教材が溢れています。

増えつつあるとは言え、格差もまだまだ少ないです。

生まれ育ちで絶対にくつがせないほどの差が出ることは稀で、義務教育である程度までは学習環境を与えられているし、破綻寸前とは言え遺族年金や障害者年金や生活保護もある。

社会保障に問題がないと言うつもりはないけれど、これだけ安全でチャレンジのできる環境に恵まれていることは、地球に生まれた中でのシード権のようなものでしょう。


さて、冒頭に戻ってみましょう。

もしも、親が裕福な資産家に生まれて、どれだけ挑戦して失敗したとしても食うに困る事がないと保証されていたら?

自分だってもっとアレもコレも挑戦できてる、そう思ったりしませんか?

どうでしょうか?

もうすでに、僕らはチャンスに恵まれていて、チャレンジのできる環境にいる。そう思えませんか?


挑戦するためにチャンスや環境が必要だと思い始めると、チャンスなんて永遠に来ません。今がすでに恵まれていてチャンスだと思えたら、もっと色々やってみたほうがいいはず。

もうすぐ11月ですね。今年もあとちょっとなので、年内の思い残しや、やってみたいのにできていないことに手をつけるなら今ですね。

1.5%って結構すごい数字ですよね。
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