ダイアグラム思考から始める図解入門
「どうしたら図解がうまくできるようになるんですか?」先日、とある会社さんに頼まれた講演の質疑応答でこんなことを聞かれました。
実は僕は打ち合わせも図解しながらメモをとるような事をしていて、これって20歳くらいの頃からの癖なんですよね。
なので、質問もらってなんですが、ほとんど考えなくてもできちゃってたんです。
それで、元をたどるとどうも20歳くらいの頃に母校の桑沢デザイン研究所の授業に要因がありそうです。
当時、建築系の先生から出された課題でダイアグラムという情報の図解化をひたすら練習してたんですね。
たとえば「都市の特異点」という課題では、自分なりに都市をリサーチして特異点を発掘してダイアグラム化するっていうテーマでした。
都市の特異点、あなたならどうしますか?
僕は当時1年生の時に、この課題に対して銀座の街の地図を作って、そこの各ビルの資本国の国旗をたてて10年ごとの変遷を3枚の地図にしたんです。
そうすると、最初は日本の国旗ばかりだった銀座の街にどんどんヨーロッパやアメリカの国旗が立っていくんですよ。
これは資本主義による植民地化のようなものを可視化できたらおもしろいかな、という考え方で作ったダイアグラムでしたが、すごく褒められたのを覚えています。
図解脳をつくるコツとは?
改めて考えてみると、図解化って基本的なやり方はそれほど難しくなくて、いかに要素を抽出して、抽象化と構造化をするか、という事なんです。
今日は先日いただいた質問に対してのアンサーnoteとして、このやり方を僕なりに紐解いて説明してみます。
ポイントは抽象化と構造化
まず、図解化をする際にポイントになることは「抽象化と構造化」です。いわゆるマインドマップみたいなものでもいいのですが、もっとわかりやすくポイントを言えば以下になります。
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