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みんなの卒展2020

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騒動により卒業制作の流れてしまった、卒展以外に巡回展を企画していたのに実施できなかった、卒制をもっと見て欲しい学生さんの卒業制作noteを集めます。 ハッシュタグ #みんなの卒 …
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2020年2月の記事一覧

知っているようで知らない「あの人」

なんとなく知っているけど、なんとなく知らない気もする。全く知らないわけではない。友人との会話に出てきたり、職場の人との会話に出てくる「あの人」。 そんな「あの人」の存在に注目するようになったのは、卒業研究での取り組みでの気づきがもとになっている。 以下では、僕の卒業研究の取り組み(時系列)と卒業研究について(なにをつくって、なにがわかったのか)を書いた。 1.S保育園との出会いことの始まりは、「S保育園」の理事長の方から、僕が所属している研究室の先生である富田先生にきた

卒制 「#hatarakuhito」

働く人、ハタラクヒト、hatarakuhito。 街は、朝から深夜遅くまでハタラクヒトに支えられている。その姿は風景の一部として溶けこみ、誰も彼らに目を留めようとはしない。 でも、私は知っている。 色鮮やかな作業服、哀愁漂う後ろ姿、遠くから見たときのかわいいフォルム、そしてその魅力にまったく気づいていない本人。 私が見つけたhatarakuhitoのいる世界。 仕事内容や働き方で「ホワイトカラー」「ブルーカラー」「ブルーカラー」と区別されることがあります。 ホワイトカラーは

服飾と建築

服飾と建築 -Clothing & Architecture- 2023/3 追記 悲しい事にこの内容とかなり類似した作品が関西の大学の卒業制作展とその作品集に載ってしまったようです。僕個人としてはトレースされるほど、良いと思ってもらえて嬉しい一方で、もうちょっと捻って欲しかったと思っています。 この作品をブラッシュアップする事に関しては僕はお手伝いします。どこの誰であろうともエスキスもするし、実務を踏まえたアイデアを提供します。コピペは卒業できなくなる人が出たのでお勧めし

¥800

卒制「お菓子な広告糖」

初めまして、双葉です。 私は阿佐ヶ谷美術専門学校の3年生で、 グラフィックデザインを学んできました。 そして、先日卒展が無事終了しました。ででーん ちゃんと開催されたのですが、あまり名の知れた学校でもないですし、高校の友達が一人来てくれただけであっけなく終わってしまった気がしました…。(ただ単に友達が少ない) そこで見つけた #みんなの卒展 という企画。 「半年かけて作る作品なんて最初で最後かもしれないよ」 なんて先生が言っていました。 その半年……と3年間の

生と死の狭間で-修士作品のはなし-

みなさんこんにちは。かどかわです。 寒暖差の激しい季節ですが、いかがお過ごしでしょうか。 私といえば、大学院の修了・修士作品の展示、加えて引越しを並行して進めているところで、感慨深さに浸る余裕もないままバタバタと過ごしています。 スピードアップしまくったテトリスを目をかっ開きながらこなしているみたいな焦燥感と緊張感。 毎日ヒリヒリしています。 さて。 いよいよ大学学部から院まで6年間在籍してきた女子美術大学も、今年の3月に卒業することとなりました。ついに。 兎にも角にもあ

#みんなの卒展 を募集します!【続報あり】

感染症騒動で一斉休校の要請が出たり、多くの美術館やアミューズメント施設が休館を発表していますね。 例に漏れず、僕の母校でも卒業制作展の開催中止がアナウンスされてしまいました。 仕方がない...誰のせいでもない...これは災害...でも、やりきれないなぁ...と思うんです。 美術・デザイン系の学生にとって、卒業制作って学生時代の集大成なんです。 卒業年度の春〜夏くらいから計画が始まって、何度も企画を出して教授や先生にダメ出しされまくって時にはトイレや居酒屋で泣いたりして