マイペースじゃないと、溢れる
マイペースって、一般的には誰かを揶揄うか、逆張りの肯定で使われる言葉だと思う。
偏見かもしれないけど、たぶん、あってる。
要は、褒める言葉として使われてないってこと。
だけど、マイペースってめちゃくちゃ大事だと思うんだよ、って話。
マイペースがポジティブな言葉で使われない理由は分かりやすくて、組織やコミュニティの流れに乗っかることが求められるし、良しとされてるから。
教育機関や、軍隊と同じ。
みんなはこうして下さい→みんなやってることはあなたもして下さい→従えば正、従わなければ否。
個人の権利がどうのこうの言われるから、周りのペースに合わせない人は、マイペースという言葉で存在を定義されている。
マイノリティは、弾かれやすいってこと。
定義されてても、負のラベリングだとあんまり変わんないけどね。
僕が、群衆や人が集まる場所が苦手な理由のひとつに、こういったペースが縛られることがある。
ただ、今回の話は、そういう意味合いとは少し違う。
人間誰しも、は言い過ぎかもしれないけど、大抵の人が、自分のペースが崩れると、綻びが生じる。
簡単なミスが増える。
イライラしたり、ソワソワする。
居心地が悪くなる。
楽しさを見出せなくなる。
チャンスを見逃す。
ざっと、こんなことが起こりやすくなる。
「あの人、マイペースだよね〜(揶揄)」
そう言われる人ほど、仕事ができたり、楽しそうにしてる理由は、それ。
マイペースなときは、さっき書いたような状況が起こりづらいわけだから、そりゃ上手くいく。
成功や失敗の理由を探す割に、ペースやリズムの話が出てこないのって、なんでなんだろ。
じゃあ、マイペースってどうやって見つけるの?って思う人も居るだろうし、もうブラウザバックしてる人も居ると思う。
見つけ方は簡単。
散歩するか、日記を書く。
休みの日がいいかな。
ちょっとしたルールとしては、音楽とか動画とか見ずにすること。
そうすると、力みのないペースが見つかる。
そのペースが自分のペースの指標になる。
遅すぎても、抑える力が必要だし、早いともちろん力んでる。
仕方のないときもあるけど、そのペースをなるべく維持すると、ミスも取りこぼしも減る。
理屈としては、動きと思考のペースを合わせることで、認識と処理のバランスが取れるって感じ。
それが叶うように、スケジュールなりなんなりを組むと、自分のペースを守りつつ、仕組みで対処できるようになる。
完璧に、とはいかないけどね。
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