年越し宗谷を眺めながら、エレファントラリーの話
みんな忘れてるだろうけど、日本ソロツーリングクラブというのがある。
俺は所属したことないんで、詳細はサイトを見てください。
その昔、彼らが主催していたのがエレファントラリーだ。これは友人が常連だったのでけっこう話を聞いていた。(調べたら、どうやら昨年まで継続してたらしい)
https://www.facebook.com/groups/tansyaclub/posts/3176400432593346/
で、前から好き者がやってた年越し宗谷も「同系列か?」と思ってみてたら、宗谷組がどんどん増えてきて、ここんとこ本当にエレファントラリーの様相を呈してきたのでこれを書いてみた。
正月休みに北海道まで足を延ばせる、インフラと休みと環境ができたんや。いい時代だ。
「インフラ」とは、雪国の道路が整備され、除雪も隅々までされているという、そのままの意味。
「休みと環境」はちょっと説明しよう。
昔は今より「盆暮れ正月」意識が強く、そんな時期に帰省しないやつは親不孝と言われた。
(その頃は帰省先を「実家」と呼ばず、たとえ都市部の名古屋や大阪であろうと「田舎に帰省する」と言った。実家は「嫁の生家」という意味合いが強かった。=言葉が含有する意味は時代とともに変わる。)
冬の間出稼ぎに出た父ちゃんも、(どうせすぐ東京へ戻るのに)正月は家族の元に帰ったし、上京している学生も親元に戻った。よほどの事情がないと「帰らない」は選択できなかった。(大げさに言うと勘当ものだった。)
なのに今は、家族や帰省を放り出して宗谷まで旅行することが許される。そのことを「環境」という単語に込めた。
ほんとうにいい時代だ。個人が自由になった。
(話が逸れるから具体的に書かないが、これは団塊世代のおかげ。
事あるごとに「老害ガー」と槍玉に挙げられる団塊世代。だが今、個人がこれだけ自由になれたのは、彼らが古い価値観を壊してきたからだ。むろん、それがいい結果だけ残したわけではないが、それはまた別の話。)
(逆にいうと、今の世の中で常識とされる考え方も、20~30年したらコロッと変わってるよ。処世術として「今の常識」は尊重しといたほうがいいが、それに振り回されるなよ。
・・・・というのは俺の見解なのでスルーしても結構です。)
さて、エレファントラリー。
まずは参加経験者のツイートを拾ってみた。
@soramameda @Borisu 大昔、日本エレファントラリーってあったよね。
— まったり~だ~@ねこおぢさん (@mattaleader) February 17, 2016
年末年始に本栖湖キャンプ場に集まるだけのイベント。
大学生の時に一度だけ参加したことあるけどライダーばかり2〜300人位いたなぁ。
日本で行われていたエレファントラリーは日本ソロツーリストクラブみたいな名前の組織が仕切っていたように思う。これは遥か昔にザ・バイクの記事を読んだ記憶がある。
— そらまめお (@soramameda) January 26, 2020
オリジナルはドイツ人か1月の最後か2月の最初の週末に集まってキャンプやろうやって感じだったかと。詳しくは知らない
寒いというと若い頃、本栖湖であったエレファントラリーにバイクで参加してた。年末から年明けをキャンプ場で過ごしてた。気温も-10度位まで下がって昨晩食べたご飯の残りが凍ってたな。寒かったけど楽しかった(^_^)
— 赤いキャスバル (@AkaiCasval) January 24, 2016
りんちゃんとお揃いのテント
— ironheart7 (@ironheart71) March 24, 2021
そう言えば本栖湖のキャンプ場もアニメ観た感じだとだいぶ変わったみたい
17歳から10年間、毎年年末年始は本栖湖のキャンプ場の日本エレファントラリーに参加してました
単に正月本栖湖にバイクで集まろうって奴でしたが毎年300台以上の阿呆が集まってて
楽しかったな~
ブログもあったので置こう。
1982年が第7回大会とあるから、第1回は1975年か。
日本では元旦に重きが置かれるので「年越し」を基準にしているが、本家は厳寒期を狙って1月最終週末に開催。日本より21年前、1956年に始まってる。
欧米はクリスマスが休暇ベースだから、年越しはあんまり意識されないのよね。
ドイツの本家サイト
(新型コロナのせいでイベントは中止されてるね)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68789294/picture_pc_ed29302b053b2173a6705927f7a2c597.jpg?width=800)
5000人くらい集まるらしいよ。すごいね。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68789303/picture_pc_05a8bde12bf1c775ba8e88448a1d0162.jpg?width=800)
以前はドイツ国内で開かれていたが、その後、雪が確実にある場所を求めてチェコに移ったらしい。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68788715/picture_pc_103e539f27250667a29d0d01f9602c55.jpg?width=800)
エレファントラリーの名称由来になったバイク。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68788722/picture_pc_0ded424518550e684cd441b1733ecac5.jpg?width=800)
日本と違って、現地ではサイドカーの参加が多い。もともとドイツ軍もサイドカーを多用していたしな。
(上記写真は本家サイトからいただきました)。
で、最近の日本のはどうなってるかといえば。
日本エレファントラリー会場の本栖湖キャンプ場に着きました。何にも変わってませんね、雪もないのですが、火曜水曜が心配ですね❣️
Posted by 日本ソロツーリングクラブ on Saturday, December 8, 2018
2019年 エレファントラリー
首都圏から近い本栖湖では正月の特別感が薄いからか、昔より休暇が長くなって足を延ばしやすくなったからか、やっぱり雪がないと盛り上がりに欠けるのか。
理由はそれぞれだろうが、本栖湖のエレファントラリーはすっかり話題に上がらなくなった。今回検索するまで、今もやってるなんて俺も知らんかったよ。(最初に紹介したサイトによれば、今年からなくなるようだが。)
その代わり人気上昇なのが年越し宗谷だ。
https://twitter.com/search?q=%E5%B9%B4%E8%B6%8A%E3%81%97%E5%AE%97%E8%B0%B7&src=typed_query
空気圧2キロのまま走ってた(笑)1キロまで落としたら幾分マシになった。ここ日本一の直線道路らしいです。#スーパーシェルパ#宗谷アタック#今日屋企画#年越し宗谷 pic.twitter.com/6IlWh4c7ts
— 今日屋企画 (@2rfQyMA2G15tYjL) December 29, 2021
さっきセコマ鬼鹿店で助けていただいたカメです🏍
— はや🍣@年越し宗谷🛵💨 (@homusa234) December 30, 2021
#リアタイヤ埋まった pic.twitter.com/YlypOxKyPA
あけました。今年もよろしくお願いします。 pic.twitter.com/95TV5GUEZR
— こまくさ (@chomakusa_trip) December 31, 2021
新年あけましておめでとうございます!
— DAICE (@daiceksr110) December 31, 2021
今年もよろしくお願いします!
さて、出発します!
年越し宗谷岬ライダーの皆様、ドライバー並びにチャリダーの皆様、無事カエルでご安全に、 pic.twitter.com/0Y7lSevPBr
無事カエルでご安全に。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69028389/picture_pc_08cd77f4871d4aa8315e16dde175cc9e.jpg)
(写真は下記サイトからいただきました)https://wowma.jp/keyword/%E7%84%A1%E4%BA%8B%E3%80%80%E3%81%8B%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%80%E3%81%8A%E5%AE%88%E3%82%8A%E3%80%80%E4%BA%AC%E9%83%BD/
番外編おまけ
看板の英文が効いてるねw
ライダー「冬の北海道行くで」
— さっと (@sattosatto900) December 30, 2021
???「危ない冬の北海道舐めんな」
郵便局員「…」 pic.twitter.com/w5EA6dfnJR
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