見出し画像

海外に長期滞在する際の持ち物の話

今までさんざん海外旅行に行ってきたのだが、
旅行とは別に海外に長期滞在もしてきた。

仕事の人事異動が大体3~4月に行われる関係で
海外に異動となると、私の場合は12月から2月頭までに
「〇〇(国名)に決まったから」と告げられる。
そこでバタバタと海外引っ越し準備を始めるのだ。
日本の寒さと花粉は海外引っ越しを思い出させる。

短期の海外旅行に関しては、これを持って行ってよかった等
お勧めしてくれる人がたくさんいるので
それを参照されたし。

ここでは海外の長期滞在や移住の際に
私はこれを持って行ってよかったという物を
列挙してくので、必要に応じてご一考を。

大前提

日本から持ってきてよかった、と思うアイテムは
どの国やどの都市に長期滞在するかにもよる。

日本から距離的に近い国→韓中港澳臺などは
日本の物が入手しやすく一時帰国もしやすいので
あまり物不足は感じることがなさそう(他国比)。

東南アジアの大都市は日系スーパーや百貨店が進出している。
また、世界の大都市にはダイソーや無印、ユニクロといった
日本企業が店舗を構えており、現地在住日本人の
心のオアシスとなっている(もちろん日本より価格は高いのだが)。

私の場合、数か国に長期滞在をしたことがあるのだが、
どこもほどほどに日系スーパーや食料品店などがあり
正直あまり困らなかったうえでの話だと思ってもらいたい。


1.肌につけるもの

日本で使っていたものが入手できないのなら、
現地にあるもので代用するのが海外生活の原則。

だが、日本の高品質な製品に体が慣れてしまっていると
現地の標準的な製品が粗悪品に思えてしまって
地味にストレスを抱えることにもなる。

それが、私の場合は肌につけるものであった。
例えば日焼け止め。
オーストラリアの紫外線は強いので、
現地スーパーでプライベートブランドの日焼け止めを買った。

なんか肌に木工用ボンドを塗り込んでいるのだろうか?
と思うテクスチャーで全然のびない。
仕上がりはバカ殿みたいに白くなりテカテカでベタベタ。
本当にオーストラリア人はこれを使用しているのだろうか?

他の物を試してはみたものの、
やはり塗り心地が悪かったり香料がきつかったりと。
日本で使用したものを持ち込むのが一番という結論に至った。
(アルコール濃度の高い日焼け止めは海外発送不可)

そのほか、シャンプーも私は海外に持って行った。
毎日使用するものなので、ストレスを抱えたくないからだ。
また、私が一時帰国する際には同僚から日本で整髪料を買うよう
依頼された。同僚も現地の代用品に納得がいかなかったのだろう。

なお、日本から化粧品をたくさん送ってもらった同僚の家族が
荷物を空港で止められたので、関税を払って受け取ったという
話を聞いたことがある。商用目的と思われたらしい。

同じ種類の新品を大量に送ってしまうと課税対象となるので、
日本から送る前にケースや外箱を破棄してしまい、
新品じゃないように見せかけるのがいいのかも。
国や製品によって課税対象となる金額は異なるので要確認。

2.口に含むもの

海外に長期滞在の間、どんな保険に入るかにもよるが
中には歯科治療は保険適用外などのケースもある。
また、国によっては歯科治療技術が疑わしかったりするので
口腔衛生は日本にいるとき以上に大切だ。

私はマウスウォッシュ愛用者なのだが、
世界中どこでも売っているリステリンが苦手。
だからいっそのこと日本からお気に入りを持って行く。
ついでに歯ブラシもお気に入りを何本も持って行く。

具体的に言うと、コンクールFというマウスウォッシュは
濃縮タイプ→その都度水で薄めて使用するので
かさばらないので便利。短期旅行でも私はこれ一択。

3.調味料

海外に長期滞在する人の多くは
自炊で日本食を作ることになると思う。
やはり口になじんでいて飽きないからだ。

さしすせその調味料は意外と現地で入手可能だ。
醤油はシンガポールのキッコーマンが
アルコール抜きのものを製造しているらしく
イスラム圏でもシンガ産の日本の醤油を入手可能。

味噌は現地大型スーパーのアジア食品コーナーに
常温もしくは冷凍品で売ってたりする。
味噌を日本から自分の手で持ち込む場合には液体扱いなので
機内手荷物としては100mlまでしか持ち込めないので注意。

それ以外の調味料で私が持って行ってよかったのは
めんつゆとだし醤油。汎用性が高いので各種調理に大活躍。
インターネットで業務用のような大きなサイズを購入し
重いので送料の安いSAL便※で送った。

食品の持ち込みには厳しい国(特にAUSやNZ)もあるので
それぞれの国のルールを再確認されたし。

※SAL便
航空便と船便の中間。ほどほどの金額でほどほどの早さで届く。
重くてちょっと遅くなっても構わないものを送るのに最適。
調味料を船便にしてしまうと、運送保管される間に
品質が変化しそうだったので船便より早いSAL便を選択。

2023年現在、コロナ関係で物流事情が大きく異なっているので
SAL便に限らず航空便や船便も事前に必ず状況を確認すること。

4.洗剤

同じアリエールという名前の洗濯洗剤であっても
日本と海外では中身が違う。
海外モノは香料が強すぎて私はダメだった。
日系スーパーがあれば日本の洗剤が入手可能なのだが
スーパーがない場合は粉の洗濯洗剤を船便で送った。

また、食洗器用の洗剤は、
単純に私が滞在した国だと非常に高価だったので
日本で安く買って海外に持ち込んだ。

そして台所用洗剤。
海外モノは恐ろしく油汚れが落ちない。怒りを覚えるレベル。
日本のAmazonなどの通販やホームセンターでは
大容量の食器用洗剤を販売しているので
これも船便で発送。台所ストレスフリー化。JOY最強説。

5.文房具とラップ

海外で10本入りのボールペンを買ったら、
そのうち数本はインクが出ない不良品だと思ったほうがいい。
フリクションとかジェットストリームとか
各自愛用しているペンを日本から持って行くといい。

なお日本の文房具の質はあまりにも高いため、
海外で現地の人にうっかり貸しててしまうと
二度と自分の手元には戻ってこなくなってしまう。
消しゴムもテープも付箋もすべて高品質なのだ。

高品質といえば日本のラップ。
海外でラップを買うと、ラップをきれいに切り離すことができず
カオス状態に陥るのが日常だ。
そのあたり日本のラップは神。ぶっちぎりで優秀。

5.薬

あったらいいな、小林製薬。がないのが海外。
現地の病気は現地の薬で治せとも言うけれど、
自分の症状をうまく伝えられなかったり、
ぴったり症状に当てはまる薬がなかったりもする。

私は疲れ目にガツンとくる目薬が好きなのだが、
海外の目薬はだいたいマイルド。これじゃない感MAX。
日本から大量に目薬を持ち込みすぎて使い切れず、
帰国時に日本に持ち帰ったのはここだけの話。




ま、海外引っ越しは計画的に準備しろという話です。
会社によっては引っ越し会社お任せプランで運び放題
費用は全額会社持ちというところもあるらしい。
うちはもっと予算にシビア。各自でがんばれ形式。おい。

私の海外の職場での前任者は海外赴任に際し荷造りが遅れ、
大量の荷物を空港に持って行き全部機内預けにした結果
重量オーバーで70万円払ったという伝説が残っていた。
もちろん自腹で。恐ろしすぎる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?