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日本認定遺伝カウンセラー協会とは?   

皆さんこんにちは。日本認定遺伝カウンセラー協会の公式noteです。
今回は、日本認定遺伝カウンセラー協会とはそもそもどのような団体で、何を目指しているのかについてご紹介したいと思います。


●日本認定遺伝カウンセラー協会の設立趣旨

日本認定遺伝カウンセラー協会は名前のとおり、“認定遺伝カウンセラー”によって組織される職能団体です。本協会は、会員同士の連携を密にし、会員の資質と技能の向上をはかり、さらには遺伝カウンセリングおよびその周辺領域の活動を通じて人々の健康と福祉の向上に貢献することを目的に、2010年に正式に設立しました。2024年度の会員数は389名となり、ゲノム医療が推進される昨今における社会からのニーズを受け、今後も増加することが予想されます。


●組織構成

2024年現在、4つの委員会から構成されています。
今回は、それぞれの委員会と、委員会以外で特に役割が大きい会計担当についてご紹介します。

①   倫理検討委員会
倫理検討委員会は、『認定遺伝カウンセラー倫理綱領』を制定し、継続検討することを目的として活動しています。
倫理綱領は、当会が職能団体として自らの専門的活動がもつ責任を明らかにし、役割を遂行するために、協会会員である認定遺伝カウンセラーが遵守すべき基本的事項をまとめたものです。2011年6月に初版が制定された後、改訂に向けて継続的に検討を行っています。また、協会会員が倫理綱領の理解を深めるための周知活動や研修会の開催、協会会員を対象とした調査研究依頼への問い合わせ対応を倫理綱領に沿って行っています。

②   教育委員会
教育委員会は、認定遺伝カウンセラーがもつべき技能に合わせた研修プログラムの策定と提供を目的として活動しています。
具体的には、認定遺伝カウンセラーの基盤となるコンピテンシーである認定遺伝カウンセラー到達目標にもとづいたロールプレイ研修や各種講義を企画しています。また、会員が主宰し実施する勉強会や講演会に金銭的後援を行う事業も実施しています。

③   調査・研究委員会
調査・研究委員会は、会員の学術・研究活動を支援することを目的として活動しています。
具体的には、認定遺伝カウンセラーの活動に関する隔年の現状調査の実施と、学術・研究活動の支援及びその情報の集約と発信を担当しています。学術・研究活動の支援については研究助成事業およびSIG(Special interest groups)活動を実施し、情報の集約と発信については研究業績のアーカイブ化に向けて準備を進めています。

④  広報・ネットワーク委員会
広報・ネットワーク委員会は、協会内外への情報発信および認定遺伝カウンセラーの認知度向上を目的として活動しています。
2022年より、協会公式SNSとして本note、X(旧Twitter)、Facebookアカウントの開設・運用を開始し、当会の活動や認定遺伝カウンセラーに関連した情報を定期的に配信しています。また、11月を【遺伝カウンセラー啓発月間】と制定し、一般の方々や医療従事者の皆さまに遺伝カウンセリングや認定遺伝カウンセラーについて知って頂けるよう取り組んでいます。当委員会も含めた協会全体の活動状況は、会員向けにメールマガジンを配信しアップデートを行っています。また当協会のホームページについても、コンテンツの充実等を通じてより充実した情報をお届け出来るようリニューアル予定です。

⑤   会計担当
会計担当は、年度の事業計画・予算案に沿って適切に予算が使用されているかを確認し、最終的な支払いや管理を行っています。
具体的には、各委員会から報告される収支の管理、一定金額以上の支払いに関して稟議書を用いた確認、会計内規の作成、監査の実施、必要書類の更新を行っています。


●日本認定遺伝カウンセラー協会が目指すところ

今年度、協会は設立15周年を迎えます。認定遺伝カウンセラーが我が国の遺伝カウンセリングの開拓者として躍動するために、本協会はその役割を懸命に果たして参りたいと考えています。今後も当協会の活動をご支援いただきますよう、よろしくお願い致します。


※今回の記事に関連する内容はこちら

日本認定遺伝カウンセラー協会HP>当会について>役員・理事長挨拶
日本認定遺伝カウンセラー協会HP>当会について>委員会


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