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1本のロープに命を託し、鉄塔や橋梁の点検作業をする仕事で、描いている未来とは……。想いの見える化トークライブ、今回はソーテックスコーポレーションの小野貴正様をお迎えしました。

 1本のロープに命を託し、鉄塔や橋梁の点検作業を行っているソーテックスコーポレーションの小野貴正さん。 人が行けないような危険な場所や高所に、ロープを使ってたどりつき、損傷や不具合がないかを目で確かめるという、命と隣り合わせのお仕事をしていらっしゃいます。 なぜ小野さんは「人がやらない仕事」に打ち込むのか。 ロープ技術で切り開きたい未来とは。 
 2度の交通事故の後、人生について思いを巡らせる小野さんの目に飛び込んできたのは、ロープアクセス技術の仕事。穏やかな語り口から、堅実で慎重な部分も垣間見えます。きっと体調管理にも気を抜かない方なのだろうなと思いました。

《思いの見える化トークライブ》とは、おふぃす・ともともの代表、高野朋美が、経営者その人のバックストーリーに迫り、そこから来る揺るぎない思いを存分に引き出す、楽しくてへぇ~すごいっの1時間です。
これまで:これからの情報など、こちらから(Facebook)発信しています
記事最後に、おふぃす・ともともの連絡先も載せています!

【以下は文章です】
高野:はい、小野さんどんな、何をしてらっしゃる会社なんですか?
小野:えっとうちはあのロープアクセス技術、はいロープの技術を使って…
高野:ロープアクセス技術。
小野:はい、あのロープ高所作業。
高野:はい、ロープアクセス技術の会社さん。あのズバリそれ、あのすいませんロープアクセスって何ですか?
小野:あのロープ1本にあの体をつなげて、あの自由自在にひっぱり降りたり横に行ったりとかっていうことをしながら、あのいろんな作業をしていく。
高野:すいません、あのロープ1本でこう上がったり下がったり横に行く、これはイメージできました。何の作業するんですか?
小野:はい、メインがあの橋の点検を今一番ね。
高野:ああ橋って橋のどこですの?
小野:橋のえっとよくあるのが、山間部の橋の、この足の部分ですね。
高野:あのうちめっちゃ田舎なんですよ、島根。
小野:島根行きますよ。
高野:あ本当ですか。で最近バイパスができたんですよ。めっちゃ高いところにあるんですよ、道路。
小野:はい、その足とかです。
高野:ですよね。なんかめっちゃ太い柱みたいなやつが立ってますよ。あれ?
小野:はいあれです。あれをロープで使ってあの橋の足を下がりながら見て、上がりながら見て、終わったら上がってきて。
高野:なるほど、すいません。何見るんでしょう?何を見るんですか?
小野:ひび割れですね。主にひび割れと、えっと要はコンクリート浮いてるか浮いてないかを こう叩く。
高野:浮いてる?コンクリートは浮くんですか?
小野:鉄筋コンクリートは中に鉄筋が入ってるんですよ。その鉄筋がまあの要は雨水とかあのそのクラックから水が入るとその鉄筋ちょっと膨張しちゃうんで、ちょっと太くなる。ただ コンクリートがこう剥離するっていう。ま剥離したらいけないので、その手前の僕らが点検してここ浮いてますよ。
高野:そうですね。剥離したらどうなるんですか?
小野:あのコンクリートがあの剥がれ落ちます。
高野:それはまずいですね。
小野:はい強度が落ちてしまう。
高野:やばい、それやばい。そのやばい状態を防いでいるのが小野さんたち。
小野:はい5年に1回っていうスパンで。であまり古いやつはじゃあ補修工事をしましょうっていう。
高野:なるほどね。あの大体こうどれぐらいのそのこう何、なんだろう橋の柱?何mぐらいあるところでそのロープを使ってこう上がったり下がったり…
小野:だいたいでも3か僕らが行ってるところは 50mから100mないぐらい。
高野:でも50mって相当高いですよね。
小野:50mはま高いですね。一般的に多いのはやっぱ 30mとか、あのぐらいのものが多いです。
高野:はい、今小野さんさらっとおっしゃってますけど、30mってビルにしたら何階建て?
小野:えー5、6階ぐらいですかね。
高野:あ怖いじゃん。
小野:僕はあの高さあまり関係ないんですよ、実は。
高野:どういうこと?
小野:逆にあの僕ら1番怖いのが、あの脚立のえっと12段とかっていう段数があるんですよ。あの上で何もつけずにする方が怖いんです。落ちたりしたらもう何も…で頭から落ちるとその高さでも死んでしまいますから。なので僕らあの一般的な方よりかなり危険意識は高いです。
高野:でしょう。ロープで50mとか行くわけですよね。へえ、皆さん知ってました?あの橋の点検とかロープで行くんでしょ、ロープで。よじ登れないですもんね、確かに。
小野:そうまそこ僕らがロープ使うと登っていったりできるんで。
高野:ね、ロープちょっとこれ1回見てもらう方が早いと思うんで、あの動画がね、動画をあの小野さんからね頂いてるんで、ちょっとそれをね皆さんに共有したいと思います。あの皆さん、あの随所随所でいいねをしてもらえるとね嬉しいです。あのいいいねいいね欲しい病なんで。いいねください。じゃちょっとはいこうYouTube行きます。
 [動画]
高野:なるほど、なるほど。
小野:分かってもらいました?イメージは。
高野:イメージついた確かに。あんまり見ることはないけど、まあでもああいう高いところに作業っていりますね。
小野:ま基本的にはあのロープじゃなくて、あの点検車っていうのあるんですよ、橋梁点検車っていう。
高野:なんかはしご車みたいなやつ?
小野:そうですね。あのこの橋のこの上へ車が通ってるんですが、この下にこう潜り込めれる点検車ってのがあるんですよ。こうグンと伸びるやつが…
高野:ウイーンみたいな?
小野:はい上から…。それじゃあ無理なところとか、合わないとかいうところをロープでやってるっていう。
高野:さっきま見たら、そう橋の他に、鉄塔は確かに確かにそうですね。
小野:ま僕らって山の本当上の鉄塔なんで。歩いてそこまで…そっちまで車で行けるんですけど、そっからちょっと歩いていかないといけない。
高野:登山ってことですか?
小野:まあの少し登山したこともありますね、はい。
高野:少し登山していくんですね。確かにあのうちの島根の田舎でも、鉄塔通ってます、あの山の上の方に。ああいうの?
小野:三瓶山。三瓶山の上、僕ら鉄塔点検してました。
高野:ありがとうございます。あのお蔭様で。あれ何、何の鉄塔なんですか?三瓶山にあるやつ。
小野:あそこはまあ大体あの鉄塔の上に、何箇所かあるんですよ。大体あの警察とか消防とかあのテレビとか。
高野:あ電波関係。
小野:はい、電波関係が全部固まってます。
高野:はいいやお蔭様で。あのあれですね、あの電波が、電波でこうやって私たちが生活できるのは、小野さんたちが点検してくださってるからですね。
小野:一応そうですね。
高野:そう、ありがとうございます。あのありがとうと思ったらいいねをしてもらえるとね嬉しいです。あそうなんだ。めちゃくちゃ特殊じゃないですか?
小野:そうですね。ニッチです。
高野:なんでまた、この仕事をやってらっしゃるんですか?
小野:ま元々僕あの掃除屋さんなので。元々は掃除屋さんですね。
高野:あの掃除屋さんというと…
小野:ハウスクリーニングとか。
高野:元々ハウスクリーニング屋さんだったんですか?あのいわゆる学校卒業して…。
小野:えっとちょっと就職させていただいて、7年ぐらいちょっとサラリーマンを。まそん時製造業で…。あの僕あのちっちゃい頃がプラモデルが好きだったので、物作りとかあの好きだったんですよ。ま製造業で大きいこう作ったりしてました。それ7年ぐらい勤務させてもらって、であのそのま若かりし頃だったんで、そのダブルワークであの日祝とかあの休みの日とか掃除のアルバイトしてて。
高野:あー。でなぜまたそのま製造業の会社辞められたんですか?
小野:何かまあその、やぱ勤務してるとずっと同じとこに行くじゃないですか。1番はあの社長っていう言葉がね、やっぱ憧れですよね。
高野:すいません。社長に憧れ、社長と呼ばれたいと思って…。
小野:あの1アルバイトからいきなり独立したっていう。
高野:すごくないですか、それも。よう思い切ったことしましたね。
小野:まあの周りは反対が…。
高野:それそうでしょ。よく踏み切られましたね。
小野:まその頃はね、まだ24歳5歳なるぐらいだったんで。なんて言うんですかね、自信?根拠のない自信がありました。
高野:なるほど。やれるやろうと、思って始める。うまくいきましたか?
小野:あでもね。うまくまずっと続いてたんで。うまく、すごいうまくいくっていうわけじゃないですけど、まあ淡々とまあ。
高野:そのハウスクリーニングをどれぐらいやっとられたんです?
小野:ハウスクリーニングをやってたのは20…えっと5年ぐらいですかね。約5年。
高野:5年経った時なんかあったんですか?
小野:5年経った時、30歳の時にちょっとロープをかじるっていうか、たまたまあの材料屋さん…
高野:材料屋さん?
小野:はいあの清掃用品の材料屋さん。プチあのプチセミナーみたいなので要はあの道具を売ってる方の報酬、この機材を買ってほしいみたいな。
高野:機材買ったらガラスちゃんと拭けるよ。あなるほど、なるほど。
小野:その一環でそのロープのちょっと講習みたいなのがあって。まそれを受けた時にあこれちょっとできるかなっていう。
高野:あの小野さんなんかスポーツやってました?
小野:僕はね陸上やってました。
高野:陸上かぁでも陸上とロープあんま関係ない気がする。
小野:関係ないですね。ただあの僕あのちっちゃい頃から、人と同じことをするのがちょっと嫌な性格で。
高野:あなるほど。なんか変わったことやりたいぞ症候群なわけですね。
小野:でも目立ちたがり屋ではないんですよ。
高野:むずいな、むずいなそれ。
小野:こんな率先してなんかっていうのではないんですけど、なんか人と同じ、違うことをしたがりっていうのは。
高野:でも別に目立ちたいわけじゃない?
小野:結果的にはそうですね。
高野:なるほど。でロープはあんまりこう人がやってなさそうな感じだった?
小野:そう、僕の周りにはやってる方がいなかった。
高野:へえ、そのロープって今やってるロープアクセス…。あなんか、いいねがいっぱい上がってきた。面白い、面白い、ありがとうございます。なんか涙マークも出てるんだけど、よくわかんないけどまいいや。あのそれは今やってるロープ技術と結構似たような感じのものだったんですか?
小野:そうですね。まそうですね。似てっていうかま原点というか。そのガラス清掃ま掃除の業界にいたんで、ハウスクリーニングから今度あのビルメンテナンスっていうあのお店とかガラスとか、そっちの方に要は30歳ぐらいでちょっとシフトして。
高野:あなるほど、なるほど。
小野:まそのその中で、やっぱあのガラス清掃っていうのを知ってたんですよ、あのロープで。あのねビルのガラスをロープにやってる。
高野:あれはそれをよく見る、よく見る、ロープでこうやって。ビぁ~って、ビぁ~ベ~って、それよく見ます。
小野:そこが僕のロープの初めの原点です。
高野:なるほど。でもそれをずっとやってるわけじゃないわけですよね。
小野:そうなんです、元々があのハウスクリーニングやってたときもそうなんですけど、あんな命かけてするような仕事したくないっていう方。
高野:怖いだろと。落ちたらどないすんねんと。
小野:いやいやあそこまでする必要がないだろと思ってた方なんです。
高野:なるほど。なんでそれを?
小野:メンテナンス業界ってやっぱ競合が多すぎて。そのひとつの武器としてそのロープっていうのを、うちが持つことによって、あの床の掃除の仕事とか、カーペットの掃除の仕事とかが意外に来るだろうっていう。なので、大元はガラス清掃してたんですけど、その今みたいなロープを専門にするっていうつもりでしたつもりでもないんです。
高野:なるほど。いいねが来ましたよ。いいねが、いいねが来ました。そうなんだ。でどのタイミングでそのロープ専門あのでやっていこうってなるわけですか?
小野:あのビルメンテナンスの仕事っていうのは、さっきも言ったように夜とか休みの日とか、会社が休みの日に、でお店だったら閉店後にしたり、逆に開店前にしたり、っていうことで結構あの、日中は日中で、そのガラスの清掃とかいろんなとこで、夜は夜でこのコンビニとかも僕らやってたんで、掃除を。なので結構日中夜昼夜昼夜昼夜で1日2時間ぐらいの睡眠時間で。
高野:死ぬじゃないですか?
小野:はい、2年ぐらい働いてました。
高野:大丈夫?大丈夫じゃないですよね。
小野:まあのその中で、あの2回ぐらい交通事故して、実は。あの睡眠ね、僕の…
高野:寝不足で?
小野:はい居眠り運転で。
高野:危ない、危ない。
小野:1回目はね、その居眠りじゃなかったんですけど、あの僕のハイエースに横からレクサスがドンと突っ込んで。
高野:レクサス来たんだ。
小野:レクサスに負けて。
高野:負けたんだ。ハイエース、レクサスに負ける。
小野:ハイエースを1台廃車にして、でまた買替えて、買換えてからハイエース。
高野:またハイエースですか?またハイエース。
小野:はい、またハイエース。でまたもう1年後ぐらいにもう1回あの信号待ちのトレーラーに僕が突っ込んで…。
高野:あの小野さん、なんでそこまでして仕事やってたんですか?睡眠時間2時間で。
小野:まあ掃除好きだったんですよ。
高野:へえ、何が好きだったんですか?
小野:元々やっぱ綺麗になるっていう、目で見てわかるじゃないですか。綺麗になったって。
高野:確かにビフォーアフターがはっきり分かる。
小野:そうなので、すごいやりがいがあって好きだったです。も、あるんですけどやっぱそのだんだんとやっぱ価格が…。
高野:あ、安くなってくる?
小野:うん、でそこに僕の思考は、あ数行けばなんとかなる…
高野:単価が下がるのであれば、数をやればいいじゃないかと。結果睡眠不足に陥ってくわけですね。
小野:結果昼夜働いて睡眠不足。
高野:あら。でまあ1回目はレクサスにぶつかられたけど、2回目は自分から、自ら突っ込んだ。
小野:突っ込んだんですけど、まエアバック開いて、であの直前に僕一瞬目が覚めたんで、ブレーキ踏んでた。
高野:ちょっと待って。マジで寝ながら運転してたんですか?真面目?真面目?
小野:いや真面目ではないですけど。
高野:あのマジで寝たの?意識がない感じ?
小野:意識がもう朦朧でしたね、もう。
高野:あでもね私も実はあるから分かるんですけど、あ事故は起こさなかったんですけど、私もあの新聞記者時代に、だから朝早くから夜遅くまでなんかやってるわけですよ、ずっと。あまりにも疲れて、夜車運転してる時に知らない間に寝てたことがあります。で気がついたらあのこうあの遠石にぶつかりそうになって、おおってなったことがあるので、それですね。で、ぶつかるちょっと前に目が…
小野:直前に気づいたんでブレーキ踏んでたんで、あの挟まらずに済んだんですよ。
高野:あ、何?挟まれてたの?そのトレーラーに?
小野:あのハイエースの前がぺちゃんこになってた。でハンドルもちょっとグってきてたんですよ。そこ多分僕ブレーキ踏んでなかったら、多分死んでました。
高野:何キロで突っ込んだんですか?
小野:いやでもね、そんなにスピード出してはない、だってもう本当ね自宅に着く本当5分ぐらい前だったんで、僕そう事故してから歩いて家帰りました。
高野:はい?はい?えで結果、結果なんともなかったんですか?
小野:結果僕は全然なんともないです。
高野:大丈夫だったんだ。
小野:一切痛いとこも痒いとこも一切なかった。
高野:ケガなし?
小野:ケガ全くなし。
高野:奇跡的ですね。
小野:はい奇跡的で、まそれで歩いて帰って。寝れないじゃないですか?
高野:すごい体験ですよね、事故って死にかけるっていう。結果大丈夫だったけど。
小野:結果大丈夫だったけど、寝れるわけがないんですよ。でまその時に本当このままでいいのかなっていう。2回目だったんで。でなんとか助かってる状態なんですが、これ多分今の仕事ずっと続けてたら、3回目多分死ぬだろうなっていう本当に思ったんです。絶対死ぬって思って。で自分は本当にやりたいことなんかなっていうふうに。ほんと帰って寝れないんで、それ考えたんです。
高野:一睡もしなかった感じなんですか?
小野:あその時はできないですね。
高野:できないんだ。で悶々と考えるわけですか?
小野:いやもう悶々と考えるってわけでもないけど、もう携帯を見ながら何、でもこのままじゃダメだよなって、何がやりたいんかなっていうのを、こう見てたら、橋の点検をこうロープでしてる写真見て。ま元々あのそういうのあるの知ってたんですけど、もうその写真を見た瞬間に、もうこれ絶対やりたいって思って。
高野:なんででしょうね。
小野:その直後だったからです、多分。元々知ってたんで。
高野:あぁ元々あるなって思ってたけど、別にそれをこう強烈にやりたいとは思ってなかったわけですね。
小野:そうなんですよ。で事故った直後に見たんで。でもこれがやりたいっていう、やってみたい、でこの大自然の中でこうなんかこうやってる姿がかっこよすぎて。
高野:その時いろんなこうなんか携帯見てる時に、他の仕事のこう絵とかも見てたわけですか?
小野:見てないです。
高野:じゃあ本当に、その、橋の点検をやって、そのロープ、大自然がわってあって、橋があって、そこにこうロープ1本で行っているその写真を見て、まビビッと来たわけですね。ちょっと古い言葉で、ビビッとね、ビビっ。
小野:まただあの掃除屋さんなんで橋の点検なんかしたことなかったんですけど、その時にやっぱ思ったのが、これやらずにあのじゃあ5年後10年後にあん時やっとけば良かったかなっていう風に思うよりかは、もうとりあえずやってみて、失敗してもいいからやってみた方がいいのではないかなっていう。
高野:なるほど。だからまあ言えばちょっとこう死にかけ体験ですよね。
小野:まあそうですね、死にかけ体験ですね。
高野:で死にかけ体験をした後に、多分なんかこう自分が本当に何したいかみたいな、そういう心境になってたんですかね。
小野:なりましたね、本当に。
高野:なったんだ。このまま続けて、3度目起きたら死ぬぞと。今度こそ今度こそやばいと。結局何がしたいってなった時に、なんかそういう思考になってる時に、その橋の点検の写真が飛び込んできて、これだと思ったわけですね。でまあうん、そこまでは分かりました。これだって思ったとしてですよ、簡単に身につく技術じゃなくないですか?
小野:そう、まそっから2年ぐらいは準備期間はありましたね。
高野:どんな準備をして、されたんですか?
小野:橋梁点検ってじゃあどうなのかっていうの調べて、さらに5年に一遍やらないといけないっていう、パートがあったんですよ。それのちょうど僕が見つけたのが3、2 年目だったんで、あと3年あると。では初めての1回目の点検がまだ3年、残り3年がこの5年以内に全部の橋を見ないといけないっていうのがあったんで。でその見るのにあの今はドローンなんですけど、国交省があの要は以前は双眼鏡とかで見てたんですよね。それじゃダメだということで、ロープで見なさいっていう風になった。だからこれある程度あの要は経験がなくてもロープする会社って少なかったんです、調べて。ある程度仕事は来るだろうって。いくらあの業者本当少なかった。なので始めたっていう。いうのもあり。
高野:あのですね。その小野さんが見たその橋の点検、これなんか入札案件かなんかだったんですか?
小野:あ全部入札ですね。
高野:入札のだから、公募が出てたってことですか?
小野:あ僕らはあのここは建設コンサルタント会社さんが仕事を取ってくるんですけど、その下請けで入るだけ。
高野:うんでそのコンサルタント会社さんに出てた点検が、3年後のやつだったわけですか?
小野:いや、えっとね5年に一遍しなさいっていう、3年が済んで、あ2年間が済んで残り3年で要は残りの橋を全国全部しないといけないという。
高野:あ全国か?
小野:はい全国。
高野:そりゃ腐るほどありますね。
小野:はい2m以上の橋は全部点検しなさいっていう、5年以内に。
高野:あそのタイムリミットが3年後に来るってことだ。なるほど、そりゃ来そうですね、仕事。
小野:くるだろうっていう。ま実際来たんですけどね、経験なくても。
高野:でうんと、どっかそのロープの会社に入ったりしたんですか?
小野:えっと橋の点検する技術のロープはちょっと別なんですよ、ガラスとは。別の技術なんですよ。なので調べてあのその滋賀県に今僕の師匠ですけど…
高野:あやっぱ師匠のような方がいらっしゃるわけですね。
小野:うんその方にこう習いました。
高野:えなんて言って最初行かれたんですか?
小野:いや橋の点検したいんで教えてくださいって。
高野:メールで?
小野:あ最初メールです。
高野:へえ、で送ったらなんて帰ってきたんですか?
小野:あ全然いいですよ。そこはね教える仕事もしてるんで、実際。
高野:あなるほどね。だからまあじゃあ教えてもらえますかって言ったら、いいいですよと。で行くわけですか?
小野:はい。要は1年目に行って、1年後にもう1 回行きました。2 回。
高野:えっとどれぐらいの期間そのそこに行かれてたわけですか?師匠…。
小野:そこは3日、たったの3日です。
高野:3日でできるんですか?3日で?
小野:まあうん3日受けてでき…ある程度はできます、ある程度は。
高野:そっからどうやってできるようになるんですか?
小野:えっとね実際言うと、3日受けて1年後にもう3日受けて、現場スタートでした、僕。初めはなかなかはっきりいってうまく、今思うとうまくいってない。
高野:ということは6日、要するにま研修受けて、現場に入ってるわけですよね。できるの?
小野:なんとかできます。まできるっていうかなんとかしないといけないですね。そういう感じでやってましたね。
高野:はい、ああいうのってやっぱり何でしょうね、何かこうなんかこのスポーツができた方がいいだったりとか、なんかこんな感覚が優れてる方がいいとか、なんかあるんですか?適性みたいな。
小野:あやっぱりクライミングとかされる方はわりかし体の使い方とかは得意。そんなにあの運動しなく…はいできますよ。
高野:何が難しさなんですか?
小野:体感ですかね。
高野:体感?体の向きですか?
小野:向きとか、はいあの重心の位置とか。重心がじゃあ今自分がどこにあるのかっていうのをできてるとわりかしスムーズに。
高野:あのうまく行かないとどうなっちゃうんですか?
小野:めちゃくちゃしんどいです。
高野:どういうこと?どういうこと?
小野:例えば僕あの6日今研修行ったって言ったじゃないですか。もうね筋肉痛です、全身。
高野:全身筋肉痛に襲われる。
小野:慣れないんで全身が筋肉痛です。で実際はその6日行ったんですけど、そう要は3日間受けるじゃないですか?その帰り僕、これできるかなっていう。
高野:あのそれはできるかっていうのはあまりあまりの筋肉痛で?
小野:でこれできるかどうかなっていう思いで帰って戻る。無理かもっていう。
高野:無理かもとまで思ったんですか?でもやったんですね。
小野:やりました。
高野:何がその無理かもを克服させて、こうさせてくれたんですか?
小野:ああでも、やっぱ現場、もうほぼ現場であのちょっとずつ学んで自分自身もね、スキルアップしてったっていうのやっぱ。やっぱそのお客さんに対してやっぱ迷惑かけちゃいけないっていうのが1番ですよね。そこ1番だと思う。
高野:へえそうなんだ。
小野:本当いろんな人に聞きまくりました。
高野:おーいいねが来た、いいねが来た。聞きまくる?
小野:そうそう師匠にも聞きました。
高野:どんなこと聞かれた?
小野:どうやっていやればいいみたいな。
高野:ああ例えばなんかどんな現場の時に師匠に聞いたんですか?
小野:えっとね。最初に聞いたのは斜張橋っていう、こう要は道路があってこう支柱があってケーブルがこう斜めにこうなってる。
高野:あるな、なんか釣り橋チックなやつです?
小野:釣り橋じゃないですけど、ちょっとこう斜めなやつ。あれどうやってやればいいみたいな。
高野:どうやってやればいいんですか?
小野:あれはまあのその支柱に上がってロープに上がっていって1番上からこうケーブル沿いにそう降りていくっていうことをするんです。
高野:あそう。そもそもどうやってその到達していくのかって手順とかが分からないわけですね。
小野:ああそれも色々あります。あとはね、やっぱり今ね携帯で何でも出てくるんで、冗談抜きに本当に何でも出てくるんで、もうそれ先生、みんなが先生ですよね。
高野:はぁ動画とかあるわけですか?
小野:そう動画でも出てきます。全然出てきます。
高野:へえそうなんだ。あの私あの着物の着つけ動画で覚えたんですけど、一緒にするなって話ですよね。
小野:いや一緒ですよ、一緒です、一緒です。
高野:驚かれるんですよ。あのなんか綺麗にされてますね、どこで習ったんですか?YouTubeですみたいなことを言うと、へえってびっくりされるんですけど。でもまあまあまあそういうのを見て、そうかこうやってやるのかと言ってやっていかれたわけですね。
小野:そうそうもう知識とかね、そういうのもういくらでも入ってくるんで。
高野:ま確かにね。すごい世の中、確かに。で実際にあのやってみられて最初こうね、こう橋の点検をしてる写真を見て、あこれだと思った時と今実際やってみてどうですか?
小野:今ですか?
高野:そのあなんかこれやって思った、あの感覚と今の感覚ってどんな感じなんですか?
小野:今の感覚はもう本当にあん時やってて、良かったな。
高野:何がやりがいですか?
小野:橋の点検ですか?でもねやっぱりね、やりがい、やっぱ自分やっぱやっぱかっこいいんです。
高野:あのいいですか、質問していいですか?自分でやってる時はそうかっこいい姿見れんじゃないですか?かっこいい姿こう第3者的に見るから、ここで今写真にあるみたいな。
小野:僕のこれは今後ろにあるのは自撮りしてますけど。これ自撮りなんですよ。
高野:えっちょっと待って。どうやって自撮りすんの?これ。
小野:これね、自撮り、ゴープロってこう棒につけてからこう回して自撮りしてる。
高野:何を余裕かますことをやってるんですか?自撮りなの?これ。
小野:はい。ほとんどが社員とかの写真ですね。あの仕事上カメラ持ってるんですよ、実は。
高野:あのやっぱ点検のそのなんだろう証拠写真撮るやつ?
小野:写真とるのも仕事なんで。なんで常に日頃カメラ持ってるんで、パっと横見てあの社員今めちゃくちゃかっこいいな思ったら撮るんです。
高野:面白い面白い、あそうなんだ、へえ。
小野:ただあの社員はあの余裕がないんで、僕を…
高野:そうでしょ、必死でしょ、そりゃそうでしょ。そうかまちょっと余裕が出てきたら、おかっこい今みたいな感じで、シャってやるわけですか。面白いな。
小野:あとやりがいって言うと、あの結構あの幅の広い道路とかで、あの要は国道とか、例えばこの間の現場、九州の現場なんですけど、片側3車線、広いですね。中に路面電車、で歩道があって。ま熊本の本当繁華街の辺。それの真ん中僕ら行くんです、真ん中まで。真下真下の真ん中まで。
高野:どうやって行くの?
小野:それをどうやって行くのっていうのを考えながら行くのが楽しいんですよ。
高野:はあ、それはなんかYouTubeには乗ってないわけですか?
小野:それは乗ってないですね。で朝出て、あそこ行く、あそこまでどうやっていくっていうのを考えながら、で実際に行った時にあ勝ったっていう。
高野:行けたら、よしゃ勝ったぞ、勝ったぞと。
小野:そういうのもやりがいの1つですね。
高野:そういう達成感があるんだ。
小野:はい、そういった達成感あります。もう本当自己満足の世界ですよね。
高野:いやでも今聞いててかっこいいと思いました。
小野:でもね地味なんですよ。本当見えないとこでやってるんで。
高野:なるほど。実際どうやってくんですか?その幅広の、だからどう行くんですか?
小野:えっと、あの歩道の手すりから乗り越えてって、こうロープをこうフックっていうの投げて、ロープを引っ掛けてって、こっちにこっちにこっちに。
高野:こう後ろ、だからここんな感じで行ってる感じなんですか?こうこう。
小野:ま後ろに行ったりとかいろんな方向で行きます。
高野:へえ。なんかめちゃくちゃ難しかった現場ってありますか?どうやって行ったらいいの?これマジでっていう。めちゃくちゃ難しかった、今めっちゃむずいけど勝ったっていうやつですね。
小野:ああでもね僕らあの写真、あのロープでこう行くと、ロープちょっと伸びるんで、あの床盤っていうあの要は橋の真裏の天井いうのがあるんですよ。結局ロープが伸びるんで、でそのたわないのをあの僕らあの手がたうとこまで行くんで、これをいかにしていくかっていう。あのちょっと地味なんですけど。いやロープでぶら下がってそっからもうちょっと上に行きたいっていうとき、あのまいろんな吸盤とかフックとかとか使ってちょっとずつ上がっていくんですよ。で上がってそのクラックの幅をこう僕ら測るんですけど、クラックゲージっていう。それを当てて測って写真を撮るっていうのができた時に、あのこれ勝った。
高野:勝ったと。あでも聞いてるとちょっとかっこいいなあ。
小野:面白い本当面白いですけど。
小野:ちょっとかっこいいですね。
小野:それがあの5年に1ぺん来るんで。あの要は次の点検の時にはうちがやるとも限らないんですよ。なのでいかにそこに行って写真を撮るかで5年後また同じ写真を撮らないといけないんで。ある程度ロープのスキルがないとそこに行けないわけですよね。っていうことで要は逆に言うと僕らが 5年前にやった業者よりもうちがもっとすごいのを撮ったら自分勝ったっていう。
高野:なるほど。面白い世界ですね。
小野:はいそんな世界です。
高野:あとあのま鉄塔とかね、さっきあの動画で見たらトイ?トイの点検とか?
小野:あれはね、マンションとか、トイとかねよくうん穴がいて水漏れとかしちゃうんで。
高野:ああいうのもやるわけですね。あとあの法面の調査、法面の調査あれ何を調査するんですか?
小野:法面はあの要は、法面もあの吹き付けしてあるので、コンクリート。これのひび割れとか浮きとか。あの植物が生えたりするんで。コンクリートこうやって抜いてその持って帰ってその基準がちゃんとなってるかどうかっていうの調べてます。
高野:なるほど。あとなんか木を切ってませんでしたか?
小野:特殊伐採っていう。
高野:特殊伐採って言うんですね。それどういう伐採なんですか?
小野:あのイメージして、1番いいのはお墓。お墓のど真ん中に木がボンて生えてます。それをもう切りたいっていう時に、お墓ってもう人が通れるスペースしかない、で木の下ってお墓があるので倒せない。そういうのを僕ら行ってロープで人が登って、切った木もロープで下ろす。
高野:え切るじゃないですか。でロープって吊るすの?吊るす?
小野:そうですね、ロープを引っかけて、で僕らがロープで木に登って。でえっと切った木をロープ、あ要はロープで木を結んどいて、でそこを切るわけですね。で切ったらロープを、でその木をゆっくり安全なとこに下ろす。安全なとこまで下ろすんです。
高野:ちょっとずつ切っていくんですか?じゃあ。
小野:ちょっとずつ切っていくんです。
高野:あそういうこと。
小野:はい、上から順番とかま下からもありますけど、安全に安全にって。
高野:ああ、そういうのもあるんですね。ふーん。木を切る技術もいるんですか?じゃあ。
小野:木を切る、あそうです。まチェーンソーちゃんと使えないと。まただあの僕あの実はあの地上でチェーンソーを使ったことないんです。
高野:はぁ?ちょっと待って、ちょっと待って、ちょっと待って。普通地上でチェーンソーは使いますよ。
小野:あの木切ったことない人間。
高野:えっ今切ってるんですか?
小野:今全然切ってますよ。あの今日もあのもう本当手がたわないような木を。
高野:あ今日そんな伐採やってたんですか?
小野:はい切ってます。
高野:大丈夫なんですか?
小野:ま安全にしてます。まなんとか。
高野:へえ空中で木を切ったことしかない。
小野:基本そうですね。空中で木を切ることしかしてない。それもねやっぱね今ねいろんなものが携帯で調べたら出てくるんで。
高野:もうあれじゃない、YouTube先生じゃないですか?もう。動画先生じゃないですか、も。
小野:までもそれはやっぱり僕、日々の習慣なんですよね、毎日見てるんで。あの見てるのが要は勉強のために見てるんで。朝昼晩絶対見てるんで。そんな長くは見ないんですよ。あの木切るのも本当最初はそういう動画ばっかり見て、イメージトレーニング。
高野:イメトレ大事、へぇイメトレ大事なんですね。イメトレ、イメトレ重要書いとこう。そうなんだ。でまこれからそのね、ロープを使ったそういったお仕事をま今後なんかどういう風にしていきたいとかなんかあるんですか?
小野:あそっちですか?もっとねあのロープまその僕らの業界でロープユーザーって言うんですけど、ロープユーザーを増やしたい。
高野:増やしたい。なぜ増やしたいんでしょうか?
小野:こんなにやりがいがある仕事なぜしない?
高野:あーこんなめちゃくちゃかっこいい仕事なのに。めっちゃ勝ったって思える仕事なのに。なぜしないと。なんでしないんでしょうね?
小野:まあ端的に危ないからでしょう。
高野:やっぱり危ないんじゃないですか?やっぱ危ない。
小野:あの皆さんって感覚的に安全な方法ばっかり追求するじゃないですか、多分。いかに落ちないようにするかとか。僕ね逆なんですよ。これやったら絶対落ちるよっていうことさえしなければ、別にそんな重要視あんまりしないんです。絶対これはダメっていうことを把握しとけば、ま例えばチェーンソーでロープ切るとかダメですよね。
高野:それダメです。私でも分かりますよ、それダメです。
小野:あるんですよ。そういうのさえ絶対しなければっていうのは。結構落ちることを想像しながら見てますよ。大体こうやったら落ちるから逆算して、じゃあこうやったら落ちないっていう。これをやってたら絶対大丈夫っっていう思い込みでやっちゃうと、自分の思い込みなんで、あのどこか間違ってたら落ちるんですよね。逆に自分が落ちるのを想像してやると、逆算してあこれダメだわっていう気づくんです。
高野:あの落ちることあるんですか?
小野:あ僕は1回もないです。
高野:そりぁそうですね。落ちたらここにいませんからね、小野さん。
小野:一応あの落ちないように、あの何重のあれがあるんですよ、ちゃんとトラップっていう。
高野:いいね、いいねが。落ちたらここにいません。あの保険というか。
小野:落ちないようには。
高野:あるわけですね。なるほど。いやでもあれだな私ちょっと無理かもしれない。思い込みで行く人なんで、ちょっとやばい私やばいなロープアクセス技術。
小野:でもそれはやっぱり僕がやっぱりなんていう、自分で色々思考錯誤しながら、ときには失敗しながらやってるんで、だから言えるんだと思います。特に自分正解をバンと教えられた方じゃないんで、本当現場で試行錯誤しながら自分でこうやってたんで。
高野:あの失敗って例えばどういうのが失敗なんですか?
小野:ま落ちたら失敗です。
高野:落ちたら死ぬじゃないですか?でも小野さんは今生きてるんですけど。あのめっちゃやばい経験とかあるんですか?
小野:あ僕はない、全然ないです。ヒヤリハットは気づくのはありましたよ。
高野:ああやっぱりあるんですね。ま失敗ってまそういうのが失敗になるわけですか?
小野:まそう、まヒヤリハットが多ければ多いほどダメですけどね。
高野:まそうですよね。どんなヒヤリハットがありましたか?今まで。
小野:あロープは、チェーンソーでロープ切ったってことあります。
高野:ダメじゃ、1番やったらあかんやつをやってるじゃないですか。
小野:それは結構ね、3、要は3重ぐらいついてる。3箇所、そうロープ3箇所切ってもいいように。
高野:いやいやいや。いやだからそういうことですよね。要するに1箇所切ったとしても大丈夫なように、ちゃんとやっとくことですよね。
小野:そうそうそう3箇所繋いでるんで、
高野:あぁ怖。こなんて言ったんですか?あって感じなんですか?
小野:もうちょんって当たったらダメですね。まそういう風に要は落ちない、落ちるのをこうやったら落ちる、3本切るっていうのはまずないんでっていう。
高野:確かに。それは冷やっとしますね。
小野:はい冷やっとします。
高野:まそんな経験もあるけど、やっぱりそのかっこいいっていうのと、勝ったっていういうこの達成感の方がやっぱり勝るわけですね。
小野:まそうですね。
高野:あのねどんな人が向いてるとかあります?この仕事。
小野:えっとやっぱり新しいことしたいとか。同じことを、まうちの会社で言いますと、同じことずっとやるの嫌な。あと向上心がないとダメです。
高野:なかなかそこポイントですね。
小野:あの現場現場で違う、現場現場でも違うんですけど、要は1つの現場でもこっちとこっちで違うんですね。降りるとこ、同じ現場でもっていうのがあったりするので。
高野:なるほど、そりゃそうですよね。同じ現場は確かに2つとないでしょうね。
小野:だから面白いんだと思います。
高野:なるほど、なるほど。だからなんかこうチャレンジしたい人なんか、全然違う環境下とかで、なんか自分の工夫次第で、こうやり遂げることにすごく楽しみを見出す人みたいな人が向いてる感じですか?
小野:そうです、そうですね。
高野:なるほど。今小野さんの会社には何人ぐらいいらっしゃるんですか?
小野:今ちょっと従業員1人です。
高野:何人ぐらいあとなんか、いてほしいなとかありますか?
小野:将来的には5人体制。3年後に3人。あすいません、5年後に3 人、10年後に5人。今それに向かっていますね。
高野:なるほど。5人になったらなんかどんなことがありそうですか?
小野:5人になったら、あのしまなみ街道…
高野:はいあの瀬戸内の。
小野:はい、あそこしたいんですよ。
高野:えそれ5人いないとできないんですか?
小野:やっぱ物量も大きいんで。はい。
高野:しまなみ街道かっこ良さそうですね。
小野:はい僕の師匠がしてるんですけどね。たまに今福山なんだけどって。
高野:師匠やってるじゃないですか。いやしまなみ街道ね私も行ったことありますけど、景色は最高ですね。
小野:ああ、あの一番上に登ってみたいんですよ。多分怖いと思います。まあと多分5人なると海外で多分仕事ができる。
高野:海外だとどこ行きたいですか?どこやりたい?
小野:個人的にはシンガポールで伐採したいです。
高野:えっ伐採、それは伐採なの?シンガポール。
小野:それは伐採です。
高野:なんで伐採なんですか?シンガポールで。
小野:まその結構シンガポールって伐採、伐採のその大会とかあるんですよ。
高野:あんのそんなの?へえ面白。
小野:それがあの岡山の僕の知り合いが出てたんで、あいいなと。あと個人的にシンガポールに行ってみたい。
高野:あの普通に行ってみたいっていうことですね。なるほど、いや是非その夢をね、叶えていただければなという風に思います。はい、でえっともうで終盤に近づいているので、あのこうまロープをね、こうやってみようかなだったりとかなんか興味あるなっていう方に、そうだな、何かこうロープの魅力、今まで語ってもらいましたけど、なんかメッセージありますか?
小野:あこれからやってみたいっていう方?
高野:なんかちょっと興味あるけどみたいな。
小野:えっと、ま少しでも興味があるんなら、あの本当多分あのまうち広島ですけど、ま滋賀県とか全国に僕知り合いいるんで、その方繋げるんで習って、うちも講習してますけど。
高野:小野さんから学ぶこともできるわけですね。
小野:はい、うちもできます、はい。やってみるのが1番かなって思います。
高野:やってみるのが1番と。やったら割とできるよって感じですか?
小野:やったらできます、もう。
高野:高所恐怖症じゃなければ大丈夫な感じですかね。あいいねが来ました、いいねが来ました。あの是非ね、やってみたい、なんか興味あるっていう方はあの小野さんまでご連絡していただければねえ、教えてもらえるんじゃないかなという風に思います。なるほどありがとうございました。いやちょっと今日はこう知られざるこうロープアクセス技術、あのいろんなこう人が行けない場所の点検をしたりとか、メンテナンスをしたりとかっていうこう話が聞けてなかなかちょっと面白い。なかなか聞けない話が聞けたなと思うんですけど、今日あれです?伐採の現場行って、鼻がぐじぐじだったんですよね。
小野:はい、だいぶ治りまして。
高野:花粉症の人辛くないですか?それだと。
小野:あでも僕花粉症なんですけど、こないだ杉切ったんですけど…
高野:大丈夫なの?普通大変なことになるんじゃないですか?
小野:もう本当杉切ったんですよ。であの切ったやつをボソンてやった時に…
高野:うわってくるじゃないですか。やばいじゃないですか。
小野:花粉が大変ですけど、フササってなるっていうか。
高野:あ下のこう下々でふわってなってるところを上から見てるみたいな。それもなんか気持ちいいですね。いやでもね、さっきまお話聞いててやっぱロープ技術ってこう世の中のすごく大事なインフラを守ってる仕事ですよね。それがないとね、大事なこうインフラがこう 崩れても困るわけだし。でこうね木を切れない状態がずっと続くのも困るわけだしで、なんかちょっと切って倒れても困るわけだし。でやっぱりすごく必要とされる仕事ですよね。なくなりそうにはないですね。
小野:そうですね。なくならないと思いますね。
高野:ねはい、あのチャレンジしたい方是非ねチャレンジしてみていただければと思います。はい、ということで今日は小野さんにねお話を聞いてきたわけですが、あのま小野さんさっきこうロープのね技術を使って本当にこう世の中、街づくり的なところにねすごく関わりがあるのでまそう街をね守るっていう、まそういうこう志を掲げてまやってらっしゃるわけですよね。まそこがねま素敵だなという風に思うんですが、まそういったあのどんな思いを持って仕事してるんですか?というのを私はこうインタビューでお聞きして、でそれをあの文章であったりとかでえっとイラスト画像であったりとかで、ま表現していってこういういろんな方に理解をしていただくっていう仕事をやってるんですが。今ですね、えっと私が非常に力を入れていることがですね、あの社長のさっき言ったねこう小野さんがこの仕事を始めたのかっていうのはあの事故で死にかけたという体験が関係してるわけですよね、というこういろんなねやっぱストーリーがあるわけです。でそのストーリーをあのこういう冊子の形にした、あのものをあのたくさんこう社長の人数分作っていきたいんですけど。それね100にしたいんです。なんで100にしたいって私が思っているかと言うとあの1人1人ね、こう社長さんとかいろんな事業をやってらっしゃる方達てやっぱりあの1人1人違う人生を持ってるわけですよ。で1人1人こうつまづいたりとか悩んだりとか挫折したりとかっていうポイントも違うんですね。だけどまそれをどうやってこう乗り越えてこられたのかっていうのも、あの1人1人 違うんですけど、それが100人分揃ったら自分のこう悩みを解決するヒントになる1 冊が見つかるんじゃないかと思うんですよ。なのでこう100人分のね社長のストーリーを載せたいという風に思ってるので小野さんも是非あのご自身の体験をですねストーリーにしていただければと思うので。また私に営業かけられるかもしれないのでその時はあのイエスと言っていただけば嬉しいなっていうところですね、はい。えそしてこのトークライブのきっかけになった方がですね、実は立石さんというコミュニケーションのコーチをやっていらっしゃる方がいらっしゃるんですね。でま立石さんもですね、コミュニケーションのこうコーチというのをやられているので、あのこの後ですね皆さんにねアンケートのご協力をいただければなという風に思っているので、まアンケートの方で立石さんのあのお話も聞いてみたいなという方はアンケートでね、そこチェックしていただければねあの立石さんの話も聞いていただけるということになります、はい。ということで、えはいアンケートにご協力いただければってことでこうね、あのあれだスマホでえ読んでいただく、あるいはあの今私がFacebook上でURLを載せました。載せましたので、またご協力をねいただけると大変ありがたいなという風に思います。ということで、え本当ねいつもあっという間の1時間なんですよ。
小野:そうですね。
高野:そうもう1時間ね立っちゃったんですよ。ということで今日はソーテックコーポレーション、ま広島に会社があられるわけですよね。え広島に会社があられながらも、全国の橋だとかあの鉄塔とか、なかなかこう普通に伐採できない木とかを切りに小野さんは全国を走り回っておられるので、えどこかでこうロープでね、なんかこう上がり下がりしてる人を見たら、あ小野さんかもしれないと。え写メ取ってあげてください。そして送ってあげてください。喜ばれると思います、はい。ということで小野さん、1時間ありがとうございました。
小野:ありがとうございました。
高野:はいじゃああのご視聴の皆様ありがとうございました。またトークライブ、また来週やりますのでまた見てくださいね。ではまた皆さんさようなら。はい。ということでありがとうございました。終了になりました。
小野:ありがとうございました。

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