見出し画像

本は買わない

本を読むのが大好き
特に晩年(というのは何歳からか?死んでから死ぬ前の何年かをそう呼ぶのか?)になってからたくさん読み始めた。
あらゆることの答えが、本にあると今さらながら気づいた。

学生の頃は、バイトやコンパや、旅行や買い物に明け暮れ
(バブルを女子大生で体験したからなぁ、)
本などほとんど読まなかった。

ことの始まりは、モノと向きあう仕事を始めてから。
本はたまり続ける。
たまり続ける。
たまり続ける。

捨てることもしにくく、
古本屋さんに持っていっても10円とか。
免許証コピーされて、
何十冊持っていっても、チャリーンとコインが返ってくるだけ。
そして、気づけばその場で1冊買い求めて、
お店の利益にただ貢献している。

少し前までは、新しい本が欲しくて必ず書店で購入していたが、
タイトルに惹かれて、あまりに欲しい本が多くなり、
買って後悔する本にも出会うようになり…
買うのをやめた。

まずは図書館で借りることにした。
一生で読み切れないほどの本があるんだから、
活用しない手はない。

そして、昨年出会ってしまった。
オーディブル(Amazonのオーディオブック)
1ヶ月に30冊だって、この私でも難なく聴ける。
ビジネス書や自己啓発系の書籍という
少々かたよった志向のせいもあるが、
2倍速で聴けば、1日2冊も楽勝。

書店では気になりながら、購入はないな、と思っていた
ローランドの『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』は
最高の1冊だった。
ローランドの美学が、本人朗読で聴ける。

『未来の年表』河合雅司著 なんて、読後(聴後?)
日本人全員の課題図書にして欲しい!!と強く思うほど
興味深く、思わず絶賛レビューした1冊だった。

この本を実際に書店で探してみたら、
表紙もタイトルも、内容にも全く興味がわかない、
ペラペラめくってみたら、あまりに難しくて、
絶対に買わない、きっと最後まで読み切れない。
と感じたから、巡り合わせてくれたオーディブルには
感謝している。

1冊分の料金(月額/1,500円程度)で、
どこででも何度でも聴けて、家にもたまらない。
手元に置きたい本だけAmazonで購入する。

ムダがない、ムダがない。
時間と空間にムダがない。
さくっと聴いたら、概要が分かる。
詳しく知りたければゆっくり聴くし、メモも取る。

掃除をしながら、料理をしながら、運転しながら、
メイクをしながら、洗濯物畳みながら、
買い物しながらだって、聴く。

心が豊かになるんだ。
人生の時間は限られている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?