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「一旦書かせて頂きます」(著:伊藤俊介)を読んでみた。

こんにちは
イデアレコードの左川です。

いわゆるタレント本というのはこれまであまり読んだことはなかった。が最近、音楽家などのエッセイを読んでみると、才能のある方は話も興味深いし、本も面白いというのをしみじみと感じている。ということで、独特の世界観(?)が個人的に好きなオズワルド伊藤さんの「一旦書かせて頂きます」を読んでみた。

ダ・ヴィンチWEBでの連載+書き下ろしを収録したオズワルド伊藤の初書籍

お笑い芸人・オズワルドのツッコミ担当で女優・伊藤沙莉を妹にもつことでも知られる伊藤俊介。コロナ禍でライブ活動が制限される中、カズレーザーの言葉をきっかけにnoteでの執筆を開始。それを機にスタートした本人執筆のダ・ヴィンチWEB連載「一旦書かせて頂きます」はこれまでに30回以上を配信し人気を集めている。コンビとして参戦した「M-1グランプリ」2022年大会では、敗者復活戦から見事に勝ち上がったものの最終決戦の3組には残れなかった。M-1グランプリを終えた伊藤のリアルな気持ちをつづったエッセイも収録する。ほか、相方・畠中悠について、家族についての書き下ろし、伊藤が恩師と語る山田ナビスコ(構成作家)との酒を交わしながらの本気対談なども掲載。

amazonの紹介文より引用

最初、本を読み始めたときは「なんだこれは?」と正直なところ微妙な感じではあった。だが、読んでいるうちにだんだんとテーマや言い回し、小ネタがツボにハマってくる。そう、最初にオズワルトの漫才を見たときと同じ反応だ。

女優・伊藤沙莉が妹であることやM-1での活躍、蛙亭のイワクラとの関係など、公然の事実となっていることを踏まえながら、本を読んでいくとその面白さは少し増す。また本を通してコンビ結成の経緯や互いの関係などを自分は初めて知ったのだが、それはそれで興味深い。

オズワルドの漫才を活字にしても面白くはないだろうなと思っていたのだが、本書はその世界観がありつつも面白くなっているのは不思議なものだ。


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