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ピンポンパーキンソンってご存知? 3

いよいよ 世界大会

まずはクロアチアのプーラという街について
街の真ん中にどか〜んとコロッセオがあるけど
みなさんがそこどこ?というくらい
それほどメジャーではない街 プーラ。
位置でいうとイストリア半島の先にある、
アドリア海を挟んで向こう側はベネチア。
温暖な気候とのどかな街で人も優しい、
旧ユーゴスラビアという過去もあるところ。

そんな気持ちの良い気候の中、私たちは到着し
早速、翌日は試合会場を下見&練習へ〜。

今回参加の4名の方々をご紹介します。
まず、
この大会の存在すら知らない私に声をかけてくれた
小山理恵さん 福岡県糸島市在住。
4年ほど前から発病、診断されたパーキンソン病患者としては
かなり軽い方だと思う。
毎日のトレーニングを欠かさない生活でこの体調を維持している人で尊敬に値すると思っています。

左:川合ドクター 右:小山さん

2人目 川合寛道ドクター 滋賀県在住。
小山さんからご紹介いただいた今回参加の唯一の男性。
ご自身もパーキンソン患者であり、滋賀県の大学病院に勤務
されていて、参加選手でもある。
NPO法人日本ピンポンパーキンソンを昨年立ち上げた会長。

3人目 加藤百合枝さん 千葉県在住。
第1回ニューヨーク大会から参加されている選手で
メダルも獲得している練習熱心な方。
(2回目はドイツベルリンにて開催されていたがコロナが理由で日本選手は不参加)
2022年 第3回がプーラ大会で2度目の参加となります。

左から 加藤さん、蟹江さん、小山さん、バッハ会長、川合ドクター、吉川

4人目 蟹江由美子さん 名古屋市在住。
滑り込みで初参加を決めた今回の4人の中では一番若い40代
体調には自信がないと言われていましたが、なかなかどうして〜大活躍の大会となりました。


試合結果と感動のインタビュー

結果・・・見ての通り、4人の選手で5個のメダル獲得
快挙です!
金に輝いているのは小山さんの女子シングルス優勝

日本は少人数でこのメダル数

それぞれ、感動の試合でした。
一つ一つお見せしながら説明したいくらいです。
現場では今回、参加が叶わなかった仲間達のために
Facebookライブで実況中継しました。
初めての経験で色々とお見苦しい点も多々あったと思いましたが結果的にはリアルタイムに現地の状況をお見せできて
グループのみんなで応援でき、よかったと思ってます。

女子シングルスは小山さん金メダル、加藤さん銅メダル

表彰式のあと、地元テレビ局のインタビューもありましたが
小山さんは優勝を狙っていただけあり、英語のインタビューも話すことは決めていたそう。
「私たちの敵は試合の相手ではなく、病気です。それに一緒に向かって行けたことが一番嬉しい。」と・・
そばで聞いていてとっても感動しました。
今でも思い出すと鳥肌〜。

プーラ滞在ホテルとメアリアン

滞在は Hotel Scaletta。試合の前後合わせて9泊でした。
ホテルの責任者のメアリアンには身内のようなホスピタリティを感じるおもてなしをしていただきました。
皆さんもそれぞれの場面で励ましと親切以上の対応で
癒される毎日を送っていただけたと思っています。

メアリアンの作るスクランブルエッグは美味しかった
別れ難いメアリアンと〜

それぞれの立場、病気との関わり、健康状態や家庭の状況も様々な中で世界中のパーキンソン病と闘っている人たちが集まって開催されるピンポンパーキンソン世界大会は同行できた私にも勇気や力を与えてくれる出来事でした。
皆さん、有難うございました。


帰国前にちょうどトリュフ最盛期のモトブンまで足を伸ばし皆さんをお連れできたことも良かったです。

今年も2023年大会がオーストリアのヴェルスという街で開催が決定しています。今回はどんなドラマが、出来事があるのか楽しみでたまりません。
私も誠心誠意お手伝いができることを願っています。

最後まで読んでいただいた方、有難うございます。

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