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60代ASD、初の海外(トルコ)に挑む(19)イスタンブール2


小さな「大聖堂」


最終日の午前中をバスの中で過ごした私に、「ここはぜひ見ておきなさい」と先生が勧めてくださったのが、聖ゲオルギオス大聖堂。

外観はモスクに比べて清楚な雰囲気。

ここはいわゆる「ギリシャ正教」の総本山のようなところだそうだ。
東ローマ帝国の首都コンスタンチノープル(=イスタンブール)に(ギリシャ)正教会の総本山が置かれて長く栄えたのち、この都市はオスマン・トルコの首都となった。
だが、オスマン・トルコはイスラム教を強制せず、正教会はこの地に総本山を置き続けた。規模は小さくなったが、いまだに各国の総本山の取りまとめをしているそうだ。

内部はやはりトルコらしくきらびやか。
モスクと違って椅子がある。
聖母子のイコン

香辛料市場

有名な「グランドバザール」は遠いというので行くのをやめた。私が一人になるのを心配した一人の方が付き添ってくださった。申し訳なかった。

もう一つの屋内バザール「香辛料市場」には、やや躊躇したが入ってみた。
ガイドさんの親戚だか知り合いだかの店があるという。みんなその店に入っていた。

香辛料市場(スパイスバザール)外観
香辛料以外にもいろいろな店がある
ガイドさんの親戚?の店。香辛料・乾物・菓子などが所狭しと並ぶ
香辛料の棚。見ているだけで美しい。量り売りしてくれる。

中世風ファンタジーには、時折このような店が出てくる。実際にそういう店を目の当たりにして、感慨深かった。

ボスポラス海峡クルーズ

本日最後、そしてツアー最後の日程はイスタンブールを東西に分けるボスポラス海峡のクルーズ。船はなんと貸し切りだった。
日没から夜景へ、最も美しい時間帯に船は海峡を進み、両側の建物を次々と見せてくれる。夢のような時間だった。

乗船。夕暮れが近い
西に深く切れ込んだ金角湾に沈む夕日と大型船。
ミナレットが2本のモスク。海鳥が多い。
ドルマバフチェ宮殿(らしい)
風格のある建物が次々に現れる
第1ボスフォラス大橋。これをくぐっていく
日が暮れてきた
第2ボスポラス大橋。ここで引き返す。
すっかり暗くなってきた。ライトアップされた夜景が美しい。
乙女の塔
戻ってくる頃にはすっかり真っ暗に。夜景が本当に素晴らしい。

イスタンブールでは日程の半分以上を見損ねた。ほぼ観光旅行1回分ぐらいと言ってもいい。万一リベンジのチャンスがあれば(もちろんギリシャが優先だが)ぜひ訪れたいものだと思う。

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