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神話の地ギリシャ旅行記(2)夜間飛行


出発は成田

ツアー出発日は9月3日、集合は成田空港19:30。成田空港へ行くのは初めて。

乗り物はバスか鉄道か迷ったが、鉄道(新幹線-成田エクスプレス)にした。荷物は2つまでにしたかったが、結局3つになったのでやや緊張。途中弟のサポートを受けたので助かった。

成田に着いたのは集合よりはるかに早い時刻。
軽く夕食を取ろうと空港内を歩く。で、入ったのは信州蕎麦の店。

「全部乗せ」的な蕎麦。「八幡屋磯五郎(長野のソバ屋には必ず置いてある唐辛子)」もあった。

集合場所に行くとツアー会社の人が早めに来てくれていた。スーツケースの重量の相談をしたが、空港のはかりで測ると全く問題なかった。
前日焦って出し過ぎたかもしれない。

夜の中を飛ぶ

ツアーの参加者は14人で、全員が単独参加。個人情報保護のため名簿などはない。旅行社オリジナルの首掛け式パスポートケースが配られて、パスポートと航空券を入れるように言われる。

添乗員さんの丁寧な誘導に従って、出国手続きを進めていく。指示に従って動くのはあまり得意ではないが、十分にゆとりを見てもらっている感じでまごつくことはあまりなかった。

乗ったのはエミレーツ航空A380、22:30成田発ドバイ行き。
離陸時のエンジン音の高まりと加速感は大好きだ。羽田に比べて緩やかな離陸。通路側の席なので外が見えなくて残念。

10時間余り、夜の中を飛ぶ。
食事は2回出た。1回目は和風。2回目は飲み物だけもらった。
機内ではもっぱら飛行経路の画面を眺めて過ごした。アイマスクも耳栓も好きではない。むしろエンジン音をずっと聞いているほうがいい。

昨年のイスタンブール行きよりずっと南を通るルートだった

ドバイの夜明け

ドバイ着は現地時間午前4時。日本との時差は5時間なので、10時間30分でここまで来た。
アテネへの便は11時に出る。
その間自由時間と言われたが、とにかく体力の消耗を避けたい。添乗員さんにどのあたりにいたらいいかを聞いて、空いている椅子に座る。

少し離れた場所にあるカフェのようなところでジュースを買う。相変らず英語力がない。
高いと思ったが、空港内だからなのか、物価高なのか、足元を見られているのかすらわからない。

高い天井にかけて壁には巨大な三角のデザインが連続している。その三角が次第に明るくなってきて、それが窓であることにようやく気付いた。
何もかもが大きい空港の、さらに大きな「外」が姿を現す。ドバイに夜明けが来た。

外にエミレーツ機がずらりと並んでいる

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