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会社から根性論を一層すべきではない~解決策は結局は精神的

企業の課題解決と、人々のダイエットと英語取得はよく似ている。


ダイエットと英語習得にカネをかけるのは愚だ。

なぜならダイエットとは、一生をかけて食べる量を減らすことで健康を取り戻す行為であり、日本国内には無料の良質な英語教材が無限にあるからだ。
「これだけダイエット」や「糖尿病薬ダイエット」をやるから健康を害する。
ダイエットは食欲を我慢して食べる量を減らすしかないし、それが一番健康的な減量法だ。
カネがかからないどころか、食費が減ってカネが貯まる。
英語力を身につけたいのなら、アメリカのニュースサイトの無料の冒頭部分を和訳して、その和訳を英文に戻すことを繰り返せばよい。
そしてダイエットと英語習得と同じことが、会社にゴロゴロしているはずだ。

会社には「これをやれば会社が儲かるのにやっていない」「これをやれば生産性が上がるのにやっていない」という課題があり、その大半は我慢をともなう行動で解決できる。

従業員に我慢をともなう行動を「やれ」と言うのが経営者の仕事である。
それには根性論や精神論が必要だ。
それなのに現代の経営の教科書には、根性論や精神論を廃止せよ、と書いてある。

経営者が根性論や精神論を説かずして、従業員が我慢をともなう行動を取るわけがない。

我慢をさせて、最短最良ルートを進んで成果をあげた従業員に多くの報酬を与えればいいのだ。
我慢をさせてうまくいかなくても、その従業員が経営者がいったとおりにやったのであれば、相応の報酬を払わなければならない。
経営者は成果が出ないことにカネを支払うのを嫌うから、二度と無益な根性論を発動しなくなり、確実な精神論だけを唱えるようになる。
それで従業員は喜んで根性論と精神論にしたがって最短最良ルートを歩むようになる。
根性論と精神論が企業を黒く染めるのではない。

黒く染まった企業が根性論と精神論を悪用しているだけだ。

根性論と精神論がゼロになった会社に成長はないだろう。
経営者はこれらを善の目的に使えばよいのである。

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