見出し画像

悪事すらミミッチイ。自民は疑惑すらデフレ

日本は経済も政治もミミッチイ。


日銀は、安い商品が店頭に並ぶデフレは駄目で、物価が高騰するインフレが良いと思っている。

ところが日本人は、ケチケチ大作戦のデフレが大好きだ。
日本人がインフレを嫌うのは、良いインフレは物価と給料の両方が上がらないとならず、つまり一生懸命働いて給料を上げてもらって高い商品を買わないとならず、それはしんどいからだ。
デフレなら給料も物価も低下するから、給料が下がれば働かなくてよくなり、あとは安いものを買いあさればよいから楽だ。

そして政治もセコセコでケチケチでミミッチイ。自民党は今、パーティー券裏金問題で揺れている。

安部派は5人衆と呼ばれる大物が軒並み地検特捜部のターゲットになっている。
マスコミは、リクルート事件以来の大疑獄だと書きたてるが、本当にそんな大層なものなのか。

安部派と呼ばれる清和政策研究会には97人の国会議員が所属しているが、その全員がつくった裏金の額は5年で6億円。

つまり1人当たり620万円しか裏金をつくっていない。
5年で620万円だから、国会議員1人当たり年124万円しか裏金をつくっていない。

■計算式
1人124万円/年×97人×5年=6億円/5年

裏金づくりは許されないが、しかしその本質はヘソクリだ。
バレないようにちょっと抜いて隠す、それだけ。

年124万円のヘソクリが日本の政治を停滞させているって、ミミッチイったらありゃしない。

しかも涙ぐましいことに、そのヘソクリは、経済人に2万円出させてパーティーを開き、鶏のから揚げを出して出費を抑えてつくったもの。
今回のこの悪事、汚職ですらないんだぜ。

思えば、亡くなった安倍晋三氏は、見事な長期政権をつくったが、悪事もたくさん働いた。
しかし安部さんの悪事もミミッチイものだった。

森友学園問題は、小学校をつくりたいといっている友人を優遇しただけ。
加計学園問題は、獣医学部をつくりたいといっている友人を優遇しただけ。
桜を見る会問題は、超大型花見を開いてはしゃいだだけ。

悪事には違いないがミミッチイ。
悪事の規模は小さいことは大きな悪事よりは良いことなのだろう。
しかし、日本人のデフレ気質を一緒に考え合わせると、自民党の政治家には大きな悪事を働く気力がなく、道に落ちている小銭を拾ってポケットに入れる遺失物横領で満足しているだけ、とみえる。

参考:
議員側、8千万円プールか 安倍派裏金6億円規模に(北海道新聞、2024年1月2日)
自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る事件で、所属議員側がパーティー券の販売ノルマ超過分を派閥に納めず、手元にプールしていた総額が2018年からの5年間で少なくとも約8千万円に上る。そのほかの5億円と合わせると総額は6億円規模になる見通し。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?