ある先輩の話(7)~先輩の成功の秘訣

 調子に乗って、またまたパン屋になった先輩の話の話です。(調子に乗っているのはあくまで筆者です。先輩ではありません。)

 先輩の場合は起業セミナーで1年以上フィールドワークがあり、その中で事業計画を作られたり、セミナーの運営団体のフォローがあったりして、最終的には自分のお店を持つに至ったとのことですが、そこにはやはりいろいろな紆余曲折があったそうです。当初は同じセミナーの受講仲間との共同事業を模索され、いろいろ試行錯誤されたようですが、最終的にはおひとりでの開業になられたとのことでした。先輩はご一緒に仕事をしていた時にも、大変失礼かもしれませんが、頑固さやしつこさ、それと一種の正義感みたいなものをお持ちで、それが一人でもやり遂げられた秘密かもしれません。継続することが大事、成功するまでやり続けることが大事ということかもしれません。

 銀行出身ということもあり、投資に関してもコメントされています。小さく始めて、3年で黒字を目指すとコメントされています。その通りだと思います。筆者も別に事務所を借りて始めたいとかいろいろ考えましたが、結局は自宅での開業となりました。セールス電話がかかってきて、事務所にいつでもお邪魔しますといわれても正直困ってしまいます。そして一つ商売が決まれば、その回収金を元手に新しい投資を行うと決めています。これは、銀行の次に奉職した会社で、当時の社長がよく「受注した案件の金額を元手に、新しいサービスや、コンテンツを開発する」と言っており、その時は違和感がありましたが、今はよくわかります。

 食えるようになるのに3年かかるとか5年かかるといわれる士業の仕事ではいざやってみるとなかなか難しいのですが、継続的な顧問契約の受注が大事だと思っています。早くランニングコストを賄える定期収入にもっていきたいと思っています。

 コストに関して、商売道具はこれはどうしても必要です。行政書士の場合はパソコンと電話、若干の事務用品、文書のひな型集です。あとは業界団体等への入会金や、年会費もばかになりません。最近ホームパージを公開しましたが、これはあればいいの世界かもしれません。とはいってもネットが当たり前の世界ではないほうがダメで、集客とかは期待しないけど作っておくという感じかもしれません。

 


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