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月次支援金の事前審査で考えたこと

 先週、初めて月次支援金の事前確認のお話を頂きました。結婚式での花嫁さんのヘアメイクをされている方でした。コロナ禍で結婚式の開催が減って、お仕事が少なくなり、月次支援金の申請をされることにしたそうです。

 お客様との事前確認が終わった後、なんとなく、結婚式が減るとどうなるのかなと、風が吹くと桶屋が儲かるということわざ思い出しながら、いろいろ考えてしまいました。結婚式が減ると、結婚しない人が増えて、子供が減り、人口減少に拍車がかかり、経済が悪くなり、政治が不安定になる。人口減少で年金制度が支えられなくなり、高齢者の生活にマイナスの影響がでて、経済が悪化するといった別な影響もあるかもしれません。

 結婚式が減ると、ウエディングドレスの需要が無くなり、蚕の育成用の桑畑が使われなくなり、土地が荒廃し、耕作放棄地が増え、都市部と農村部の土地価格の価格差が拡大し、ますます農家の高齢化が進む。考えれば考えるほど、負の循環になって、マイナス思考に陥ってしまいました。

 そんな中で、今年やり始めた県のボランタリー活動推進基金の審査会の資料が手元に届きました。審査会に向けての準備として、一通り資料に目を通して、気が付いたことをメモしていると、申請している団体の前向きな思いが伝わってきて、すごく元気を得た気がして、プラス思考に転換することができました。

 よく考えると、もともと結婚式は、当事者の方々の将来への希望に満ちた儀式だと思います。そんな思いを一人一人が持つために、今の時期にこそ何らかの形で行われることが、必要だと思います。結婚式で大勢の方に集めってもらうことはできないですが、やはり、当事者の方にとっては未来に向かっていく大切なきっかけだと思います。結婚式が普通に行われる状態に早くもなり、月次支援金のお客様のお仕事が元にも戻ればいいなと思っています。毎日の生活は気の持ちようからと感じたお話でした。

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