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厚真で暮らすこと1.雪が降った

昨日の夜はビョービョーと風が鳴っていた。

細かくてさらっとした雪が降ってきたな、と窓越しに確認して就寝。

今朝、家を出ると玄関前に10センチほどの吹き溜まりが出来ていた。ショートブーツの丈と変わらない積雪を確認したので、雪が靴の中に入らないよう、先人が歩いた足跡や車のわだちを上手く渡って車にたどり着く。

が、車のドアを開けた瞬間、屋根から落ちてきた雪で足元が埋まる…。これだけ注意を払ったのに。屋根なんてノーマークだよ。


厚真は道内でも雪が少ない地域のひとつだと思う。

降る年は降るけれど、毎年ではないし、豪雪地帯のように1メートルも2メートルも積もらない。車社会を生き抜く条件としては悪くはない。

ただ、私は雪がそこそこ降り積もる道北の生まれなので、雪が少ない冬の景色はちょっと寂しい。

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(北へ向かう電車に乗ると、「あ、やっぱり季節は冬ですよねぇ。そうだった、そうだった、こんな景色の中で育ったわ」と自分の中で再確認できる)


雪は少なくて良いけれど、快適かといえばそうとも限らないのは、世の中、良く出来ている証拠だね。朝晩に、なんてったて、気温が下がる。寒いよりワンランク上。凍れる、凍れる。

地元に居たころ、通学するのに外に出た瞬間「あ、今日は流氷がいるな」と感じる朝があった。息をすると、鼻の中が冷気でくっつくような凍れる日。これは年に1~2回程度だったけれど、厚真では毎日のようにそんな朝を迎える。

雪景色が眼下に広がれば、「だって、季節は冬だもの」と納得できるのだけれども、見た目にも雪が少ないから、なんだか寒さがより身に染みる気がするのは、私だけかしら?

ところ変われば冬の景色も変わるのです。同じ北海道なのに。北海道はでっかいどう。

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(車のエンジンスターターに車内の温度チェックが出来る機能があるのですが、マイナス18度とのお返事……。ヒーターをつけていたはずなのに、案の定、車内は全然温まっていませんでした)

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