仕事のこと16．アイディアノート

頭の中でアレコレ、同時進行で考え事をしていると、ぐるっと1周して、ふりだしに戻り、全然進んでない！なんてことがチラホラ。

そんなときはA４の紙、案件が多いときはA3の紙を、ぺらっと1枚、机の上に置きましょう。

パソコンさんには一度、お休みしてもらって。ここからは、シャープペンシルさんと消しゴムくんの出番です。

本当はパソコンさんでさささっと、カッコよろしい企画書が作れればいいのだけれども、頭の中を整理しつつ、自分がイメージする形に落とし込むには、手を動かすほうが手っ取り早い。

それまでにまとめた資料や、ノートに書いた走り書きを見ながら、1つの案件に対して紙1枚にまとめて書く。

一覧にまとめたいときは大きい紙に書いて、案件ごとに小さい紙を1枚ずつ。

『私、なんでコレをやりたいと思ったんだっけ？』って書いたら、その下にきっかけや理由を答えて。

『コレをやったら、どんな面白いことが出来るんだろう？』って書いたら、その周りにあの人、この人、思い浮かぶ人を思うままに書いて。いや、本当に喜ばれるかどうかは別な話ですけど。

『コレをやるには、何が必要？』って書いたら、今、自分が持ってるモノと、持ってないモノを書き出して、どうやったら手に入るか考える。

これぐらい書いて、書いて、書いてみたら、だいたい紙が文字と絵で埋まる。

削られた消しゴムくんの量と、右手の痛さが集中した時間を物語ります。

自分の本気がモフモフ詰まった1枚の紙。私の大事なアイディアノート。

出来上がったものを眺めて、「私が形にするのはコレ！」が見えれば成功。

人にも見せるかも用は、そこそこ解読できるけど、自分しか見ない用はホント自分にしかわからない暗号みたいになってる……。私だけのアイディアノートです。