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本を書き続ける理由。それは、 "無自覚型" 共依存に苦しむ人たちを、抱きしめにゆくため

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この記事を書けるに至ったことが、感無量です。


こんにちは、はじめまして。
(あるいは、いつもありがとうございます)

本の著者の、藤沢優月(ゆづき)と申します。

やっと、この記事を書ける物理的土台が整いました。
ずっと、書きたかったです。

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あらためましてですが、私は、著者という仕事をしています。
大変生意気にも、ぺーぺーの若い頃から20年ぐらい、本を書いて仕事をし、暮らしています。

この記事を書いている時点で、出版させていただいた本は、50冊ぐらい。188万部ぐらい、世に出ている計算です。

本当におかげさまで、もうちょっとで、ダブルミリオン。
大切なお金を出して、本を買ってくださる皆さまにも、お世話になっている出版社さん(複数)にも、関わってくださっている方々に、心から感謝しています。

代表作は、『夢をかなえる人の手帳』という、時間術・手帳術のシリーズ。
毎年、一緒に使ってくださる読者の皆さまに恵まれ、おかげさまで一緒に、思い入れ深い時間を過ごしています。

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そんな私、なぜ、本を書くのか。
なぜ20年以上も、一貫して、本を書き続けるのか。


実は、強い信念があります。

「自分と、同じ経験で苦しんでいる方々を、抱きしめるため」


言葉を変えれば、こうです。
"無自覚型" の共依存という症状に、人知れず苦しんでいる方々に、気づいてもらうため。

「それは、あなたのせいで、起こっていることじゃない」
「しかも、その苦しみからは、出られる」
こう、知らせたいのです。

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この方々、実は想定、世の中の10%を占めます。
すごい人数です。


しかも、社会の中では、とても優秀な層。

地位立場の上下は一切関係なく、コツコツ働き、周りをフォローし、いちばんの、縁の下の力持ちになっている層。

この人たちが、たとえば1週間休んだら、仕事が回らなくなる。
あるいは、家庭も回らない。

ひと一倍働き、それゆえ、ひと一倍犠牲になっている層です。

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「じゃあ、直接そう言えばいいじゃない」
「本を書くなんて、回りくどいことせずに」
と、思うかもしれません。

が、コトはそんなに単純じゃないんですね。


というのも、この "無自覚" 共依存に、影響されている人たち。
自分(かつての私)も含めてですが……名前どおり、自覚がない!!


「むしろ、自分は『できが悪い』と思い込んでいる」
「『まだまだ、努力が足りない』と思い込んでいる」
「自己評価と自己肯定感が、異常に低い」
「弱音を吐くとしたら、自分が、いちばん最後」
「それゆえ、助けを求めてもいいなんて、想像すらしていない」

これが、この "無自覚型" 共依存に苦しんでいる方々の、堂々の特徴。
(重ねて、自分もそうでした)

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弊社(ONSA)では、この "無自覚型" 共依存から脱するための、ワークショップを開催しています。
そこに来てくださる方の、ほぼ9割以上は、本の読者です。

しかも、
「私は、"無自覚型" 共依存です」
なんて、正面から扉を叩いてくる方は、ほぼいない。


そうではなく、皆さまおずおずと、扉の隙間からのぞいてきます。
ノックの音も、とてもちっちゃいです(笑)。


だいたい、こういう順序。

私の著書を読み、
「わかる。すごくわかる!」

そうして、ウェブサイトを訪問してくださり、
「自分は、言っても、こんなに大変ではない」
「世の中には、もっともっと大変な人がいる」
「それに比べて自分は、まだまだ、頑張りが足りない」
こうやって、まずは何年か、眺めるそうです……。


そうしてある日、
「やっぱり、気になる」
「ちょっと、受講してみようかな」

ワークショップのドアを(ちっちゃなノックで控えめに)叩き、
「……これは、私のことだった!」
この一連の行動が、だいたい、共通する流れ。


それぐらい、この "無自覚型" 共依存というのは、自覚に乏しい。

乏しい理由は、対象者の頭脳が「まずい」からではない。
そうではなく、とてつもなく性格が謙虚で、異常なほどの努力家であることが理由。

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でも、これは、褒められたことばかりではなく……。というのも、これでは気づきも、人生の再スタートダッシュも遅れてしまう。
失ってしまう時間も、多くなってしまう。


この現象を何とかしたくて、本を書き続けています。

理由は重ねて、そうやって何とか接点を作らないと、起こっていることに気づいてもらえない。


「ちょっと、そこのシマウマさん」
こう呼びかけても、相手に "シマウマである" という自覚がなければ、振り向いてもらえないのと同じ。

それなら、
「そこのあなた、ちょっとこの草、一緒に食べない?」
こういう作戦をとるのと同じですね。

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長年きっと、謎だったと思います。
いわゆる「共依存」の回復援助をしている方なら、こう考えると思うのです。

「なぜ、回復援助に集中しないの?」
「一本で、やらないの?」

「ふらふらと本を書き、片手間(!!)に援助をしているのは、人生観が気まぐれだから?」


私の答えは、ひとつ。

「真の対象者は、その方法では、現場に来ないから」


真の対象者は、
「私は、まだまだ頑張りが足りない」
「そんな私が、助けを頼るなんて、甘えていて、ありえない」
「甘ったれている暇があったら、もっともっと、頑張らないと」

という人ばかり。

……だから、私の書いているような本を、読んでくださるんですね。
もっともっと、頑張るために。


(そこで私が、網を張っているという仕掛です)

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「書籍を通じて、縁を作ることから、すべてがはじまる」

この理由で、私はこれからも、本を書き続けます。
気づいてもらうため、接点を作るために、ありとあらゆる形態の本を作る。

自己啓発、ストーリー、ルポルタージュ……。
そのような方法で、"無自覚型" 共依存に巻き込まれている方々と、縁を作り続けるつもり。


「"無自覚型" 共依存」

そこから抜け出すと、どれだけ人生が晴れるのか。
喜びに満ちるのか。

この喜びと感動を、共に分かち合ってゆきたいから。

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……なかなか、意志が固いでしょ。
こんなに手間のかかる作戦を、20年も続けるなんて。


でも、人生が幸せに変わるのには、それぐらいの価値がある。

大きな喜びがある。
この人生を生きられるのは、文字通り、一度きりだから。


自分自身が決して望んだわけではないのに、自分を他人の犠牲・下敷きにせざるを得ない状況下で、必死で生き抜いてきた方々。

その人たちには、報われる価値がある。
そうじゃなきゃ、人生、おかしいよ。


それでは、また!


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