出会いは一瞬(2)の続き

(出会いは一瞬(2)の続き)

出会いは必然というけど、彼女Uとの出会いはどんな必然があったのか。

分からなかった。

ただ、楽しい時間があった。
それで満足していた。
楽しくない時間もあったけど。

Uと出会ってからのことを一つづつ手繰ってみた。そうすると幾つか手繰っただけで直ぐに分かった。

楽しかったこと以外を忘れようとしていた。いやいや、まだ過去のものにするほどには関係を深めていない。出会ってまだ何ヶ月も経っていないんだから。関係を深めることによってお互いに得られることがあるはずだ！

今手放したらUに対しても無責任ということになる。
なんて、もっともらしいことを考えながら、何が必然だったのか振り返ってみたー。



Uとはゲストハウスで出会った。お風呂に行きませんかと気さくに声をかけてきてくれた。UとKちゃんと3人でお風呂に行った。

なかなか出てこないので番台のオヤジさんに伝言頼んで先に帰った。これがUを認めた最初だった。


その夜と次の日の夜の2回だけだが私とUを含む6、7人で食事をし、飲み、楽しい時間を過ごした。ライングループも作った。

トラブルがあって仲間意識が強まったりもした。

Uはマイペースで自己主張はするけど一方ででしゃばらず、気遣いのできる話し方もでき、育ちの良さが感じられた。

気持ちが可愛くて一度話しただけで一目惚れしてしまった。Uは感づいているかもしれないが文字にしないつもりだった。パートナーに出来る訳でもないからだ。しかしUと「出会った必然性」をはっきりさせるには避けて通れない。もし感づいてなかったらゴメン。

Uと一緒にいて楽しく過ごすことだけを最初から考えていた。それとなく理由をつけて気づかれないように。(頭隠して尻隠さずだよー。Uは分かってるよーって女友達の一人にからかわれた^^;)

Uに対してやってたことは全てfor meだったと言っても過言ではない。ここに大きな落とし穴があることも気づかないほどとち狂っていた。

自分の気持ちを◯(円)としよう。表面に凹みのない◯は満足していることを表す。◯の周りに少しでも凹みがあるとそれを埋めたくなり、埋まらないと苦痛になったり寂しくなる。

Uに対しては段々と凹みが増えていき、不満=寂しさが増していった。


先日のAとの出会いとその後(出会ってからわずか2日間だけだけど)の関係は詳しい事は省略するがfor you同士がいかに満足できるかを教えてくれた。

自分のニュートラルな気持ち(先程の◯)をベースに、その上にfor youを積み上げると気持ちが楽になる。

お互いのfor youが重なると一段と深い人間関係ができていくことが感じられた(出会ってわずか2日間でこれが感じられる関係になるとはスゴイ！人ごとみたいな言い方だけど)(言葉で説明するのは難しい)。

Aとの関係と比べてみると、不満だけ募らせてfor youを積み上げようとしなかった自分が見える。それでは相手が心地よくなるはずがない。

UとAは2人してこれを知らせてくれたのかもしれない。これがUと出会う必然性だったのかもしれない。自分の弱点が白日のもとにさらされた。この弱点は前からわかっていたつもりだったけど、ちゃんと理解してなかったみたいだ。というか、まだまだ身についていないと感じる。

体を張ってこれを知らせてくれた2人には感謝しかない。U、Aありがとう！




出会いは一瞬
その先をどう紡ぐかで
新しい人間関係が始まる。