几帳面な日本人
今日はひな祭りですね。風は冷たいですが天気が良くて気分晴々!
さて今回はゴルフにおける各種測定に関するお話です。
随分前にクラブの重さやスイングバランスについて書いた事がありますが、世の中にはクラブスペックに異常な細かさを求める方がいます。
別にそれについて「とやかく言う」事はないのですが、ゴルフクラブのスペックは測定が難しいというか、基準が曖昧な所が多いので、実は測定する場所や人、装置によって差が出てしまいます。
それを知った上で、正確にスペック管理をすれば良いのですが、そうではない方が多いのです。
今回はクラブの長さを例にしてお話します。
以前にお客さんが、「新品で買ったクラブに長さのシールが貼ってあったが、家で長さを測ったら違っていた」とおっしゃっていました。
「メーカーの測定は適当なのか?」と疑問に思ったとの事でしたので、「測り方の問題だと思いますよ」とご説明させていただきました。
上の画像はよく見るアルミ製のルーラーです。
現在は60°測定法を使った測定が主流ですので、多くのゴルフショップや工房でもこのルーラーを使い、60°のブロックを置いて測定しています。
前記のお客様もこの方法で測定したそうです。
60°法での長さ測定は、本来60°ブロックとシャフトの中心を結んだ直線で計測するのが正解です。
ですが、シャフトはテーパー形状ですし、グリップが付いた状態だと、ルーラーからグリップの厚み分だけ浮いてしまいます。
また、ヒール部分の形状でもヘッド側が測定状態で浮いてしまう場合も多くあります。
その為、この測定だとシャフト中心線での測定が物理的に不可能なので誤差がでます。
ちなみにOFFICE ITOでは下記の様に浮かした状態で測定し、出来るだけシャフト中心を測定できるようにしていますが、シャフトの太さはまちまちなので、100点とは言えません。
このミズノ製の測定器ですが、実はこの時代のミズノは、現在の60°法とは違う測定方法をしていた為、今の60°法で値が出る様に自分で改造して使っています。
パターは形状的に色々と面倒なので、別の測定器を使います。
試しに5番アイアンの長さを測定してみたら、①60°ブロック+ルーラーだと38.25インチ で➁ミズノ測定器(改)だと38.385インチ でした。
1インチは25.4mmなので3.429mmの差になります。
ヘッドというかソールの形状によっても差がでるので、一般的にはウッド類の方がこの差は大きくなります。
個人的には誤差の範囲だと思うのですが、これを許せない几帳面な人もいるとか…
振動数なんかは本当に測る人によって数値が変わるので、もはや目安といった方が良いかも。
ゴルフクラブの場合、大事な事は絶対値では無く、相対的に見て長さや重さがフローしていれば良いと思いますので、毎回同じ測定方法で測定していれば、絶対値が多少ズレていても問題はありません。
なにせゴルフにおける一番の問題はプレーヤーのウデですから(笑)
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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