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【報告と共有】払い戻しと投げ銭

イベント制作をしております、オフィス石川の石川と申します。


新型コロナウイルスの影響で公演が中止・延期、そして生配信への変更など、今まで想定できていなかった事態が起き準備不足を痛感した約1ヶ月。

ここまで自分の身におきたことをメモとして記しておこうと思います。


まず

■主催公演のチケットぴあ払い戻しのこと

本日チケットぴあから払い戻しによる「興行精算書」が届きました。

※3月14日@座・高円寺2公演、払い戻しをしていらっしゃらない方が数名おられました。今からでも対応できますので、info@office-ishikawa.co.jpまで連絡下さいませ。


本題です。

大打撃チケットぴあの記事にあるように、チケット販売元も大きな経済的影響が出ています。が、今回はあくまで主催者の立場としての話です。


まず、チケット委託をする場合、販売形態によって手数料が異なります。

【チケットぴあWEB窓口経由での販売の場合】

ぴあ手数料改

わかりやすく進めていくと、例)1000円の自由席チケットを100枚販売していたとして前売完売してたとします。

チケットの売上は¥100,000から手数料の8%¥8,000が販売手数料としてチケットぴあに引かれて¥92,000となります(※簡潔にしている為、印刷代などは今回は入れてません)

※これが指定席だと手数料10%に加え興行登録料がかかるので手元に残るのは¥80,000です。


払い戻しとなった場合の詳細は、以下の通りです。


まず、開催中止を決定した時までに売れていたチケット枚数分の販売手数料がかかります。そこからさらに、実際に払い戻しとなったトータル金額に払い戻し手数料の数%がかかります(この数字は一般の方が見られるネット内では書いていなかったので伏せておきます)。

一部のチケット販売元で全額負担となっていたのはこの払い戻し手数料のことですね。

さきほどの例でいくと、全員が払い戻ししたと仮定・自由席での販売の場合→主催者負担額は

販売手数料¥8,000+払い戻し手数料¥100,000×数%の合計額

となります。

ざっくりですが、収入していたであろう金額の約1割近くがチケット委託元に支払われる計算になります。


エンタメ業界の経済的な危機が言われてますが、ここに会場キャンセル料や人件費の補填などがかさむとなると。。

自分自身も興行をしている身ではありますが、この時期予定していた回数が多くなかったので何とか保てているのが現状です。


お笑いに限らず、音楽・演劇といった「いつか必要になる」「絶対に必要である」この業界に少しでも携わらせて頂いている以上、何か微力ながらできることを発信していきたいです。

次に

■noteサポート(投げ銭)手数料の件

先ほどの話は、主催者側の立場でしたがココからはこれを見て下さっている方にも参考になるんじゃないかと思った件です。

3月23日に予定していたイベントが中止となり、「ゲームセンターせきしろ」を新宿ロフトプラスワンにてYouTube無料生配信。そしてお客様からnoteのサポート機能を使ってご支援(投げ銭)を受付させて頂きました。

多くのご支援、本当にありがとうございました!


ここから、手数料に関することです。

note手数料改

結論から言えば、決済手数料が10%も違います!

今後、noteを使ってサポートされる方がいらっしゃった場合、クレジットカード決済と携帯キャリア決済どちらでも良いかな~という方は

クレジットカード決済の方がより多く支援者の方に渡ります!


2段階で手数料がかかる仕組みですね。

まず、それぞれサポート頂いた金額から上記の決済方法によって手数料が引かれた金額の合計が売上となります。

サポートであればそこからプラットフォーム利用料として、その売上の10%の手数料がさらに引かれます。それが最終的な金額となります。

この手数料の話、恥ずかしながらnoteのサポートご支援を受付けたときにわかっていませんでした。。知っていれば、もっとよりよい案内ができたはずです。無知は罪です。反省です。


あくまでこの手数料の件は、こういった仕組みであることに疑問があるというわけでなく、このことを知らない人が意外と多いかもと思ったので今回ここに書かせてもらいました。


今後もこういったプラットフォームを使っての投げ銭や有料配信が増えてくると思います。お客様にとっての

・使いやすさ、身近さ

・手数料の金額

・そのサービス自体の信頼性

など、競争が予想されます。どのやり方も今は全部正解だと思ってます。そこから淘汰されていくものと残っていくものを見極めて提供することも今後の運営として大事だと考えます。


チケットでいえば、手元に残る(馴染みのある)紙チケットからデジタルチケットへの移行も数年前から始まってますがお笑いに関しては、まだまだ紙チケットに需要があるのは認知してます。

※ちなみにチケット手数料はデジタルチケットの方が安いです。お客様にとっても主催者にとっても。ただ、チケットを記念として手元に残したいなどの部分も占めているのかなと感じてます。


より良いものに。効率的なことが全てではないと思ってます。いろんな声に耳を傾け、実際に目で見てみて、たくさん試してみて、この時期をじっくり耐えきったときにまたあの楽しい会場でお会いできれば嬉しいです。

お待ちしております!


http://office-ishikawa.co.jp/






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