Lesson0-4 基礎知識④
今回で基礎知識は最後になります。次回からのLessonでたくさん使うPythonの機能をここでご紹介しておきます。知っていると知らないとではプログラムの読みやすさが段違いなので是非覚えていってくださいね★
関数について
中学2年生以上の人なら一度は聞いたことがある「関数」という言葉。学校では数学の単元として「一次関数」などと言われ忌み嫌われていますね。
でもご安心ください。あんな難しいことではありません。見てもらったら早いと思いますのでプログラムをどうぞ。
# 関数
def hello(name):
print("こんにちは, " + name + "さん!")
# 関数の呼び出し
hello("いちろう")
hello("はなこ")
def hello(name) という関数を作りました。
この関数では、「name」という変数に入っている文字を使って文章を出力してくれます。
ターミナルで実行してみましょう。
こんな感じです。関数とは、あらかじめどんなことをするのかを決めておいて登録しておくようなイメージです。
今回は、print("こんにちは, " + name + "さん!") という処理を登録しました。
そこに
hello("いちろう")
こうして関数名と()の中に文字を入れた形で、関数を呼び出すことで関数内部の処理をしてくれます。
ここでの ”いちろう” の部分は「引数」といい、それを関数に渡すことで処理の結果が変わるようにできています。
ちょっと難しいですか?
そうでしょう。ではこう考えてみてください。
今、あなたの手元には漢字プリントがあるとします。
漢字の読み問題でわからない部分を例えば
問1.薔薇
この漢字が読めないとしましょう。その文字を関数に渡します。
yomi("薔薇")
こんな風にね。
def yomi() という関数にはあらかじめ「すべての漢字をひらがなに直す機能」をつけていたとしたら?
ターミナルには 「 ばら 」 と出力されるわけです。
ね?便利でしょ?その関数を頑張って作れさえすればいいのですから、プログラミングの関数というのはとても有意義なものですね。
以上が、関数の説明です。めちゃくちゃたくさん使います。特に今回最初にご提供するLesson1~20でつくるゲームプログラミングは、ほとんどが関数です。関数を難しく捉えることなく、便利なツールだと思ってもらえると嬉しいです。
これで基礎知識の解説はおしまいです。『え?これだけ?』と思いますよね。本当はもっともっとたくさんの基礎知識が必要です。
でもやりません。最低限だけここに書きました。これからプログラムを読む上で最低限のことだけです。さらに必要な知識はこれからやりながら身につけていきましょう★
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