医療機関の対応と行政の対応１

前回の記事で、「医療機関の対応に問題があるとき」どうしたらよいか記録メモしましたが、ここからは自分の記録も兼ねて、私の体験を共有します。
病院の対応に対する不満と、それに対して私が取った行動なので、気分を害する方はスルーしてください。

先日、生理不順で初めての婦人科を受診しました。藤沢駅から近い、男性が院内に入れないレディースクリニックです。
そこで、「生理不順」で受診したにもかかわらず、院長から「一度でも流産していればそれは不育症です。妊娠したいなら不育症の検査を。死産したのは選んだ病院が悪かった。あなたが以前に不妊治療をおこなっていた病院は、不妊治療の技術は低い。あなたの病院選びが悪かった」などと、死産したのは私が悪かったように言われ、「検査しますか、するなら自費で5万円。他の病院にくらべ安い方ですよ。」とその場で決断を迫られました。
私は、「今は不妊治療を積極的に考えていない」と伝えたにもかかわらず、妊娠反応を調べるための尿検査、血液検査をされました。
さらに「内診台にあがるなら、ついでに子宮がん検診も。」と言われ、私は「数か月後に健康保険組合の検診で子宮がん検診が無料で受けられて、すでに予約済み」と伝えたのですが、「それでも藤沢市の検診を２年以内にうけてないなら、これにサインしてください。」と複写式の用紙に記入させられ、その控えももらえず、勝手に藤沢市の子宮がん検診を受けさせられました。
その後、内診台（足ぱっか～）にのって、ぐりぐりを突っ込まれた状態で、「やっぱり妊娠してないね、尿検査でも出てなくて、この（内診の）状態なら、やっぱり妊娠はしていません」と言われました。妊娠をしているかどうか調べてほしいなんて頼んでないし、妊娠はしてないと思うと言っていたにも関わらず・・・。けっこうな屈辱感。
その後の院長からの話でも、「一度でも胎盤剥離している人は次の妊娠でも死産の可能性が高い」と言われ「死産したとき、病院で教えてくれなかった？だからその病院はダメなんだよ」と言われ、私は産んだ病院のグリーフケアをありがたいと思っていたし、そのときに生んだ病院で「次の妊娠は」なんていう話が出てこなかったことをありがたいと思っているので、本当に心が痛かったです。
さらに、今すぐ不妊治療をしないならもうこの病院には来るなと言わんばかりの態度で、追い払われるように診察室を出ました。こちらの話はほとんど聞いてもらえませんでした。
待合室で会計を待っている間に、悲しくて涙が止まらなくなりました。
「不育症」というワードを唐突に突きつけられて、ショックでした。ただの生理不順の相談に行っただけだったので、そんな心構えはできていなかったので。
ましては次の妊娠については、丁寧に考えたいなと思っていたのに、「不妊治療をしますか、しませんか」と選択を迫られ、パニックになりました。
そして会計が17,860円！！
保険診療が10,910円、私費診療が4,950円、さらに「藤沢市のがん検診は同じ日にできないことになっているので、領収書の日付は明日になっていますが」と私費分の市がん検診に2,000円。
なんだかよくわからないけど、まさかそんなにかかるとは思わず現金の持ち合わせがない。クレジットカードも使えない病院で、「銀行にお金はありますか？健康保険証をお預かりしておくので、銀行でお金下ろしてきてください。」と言われました。泣いている私に向かって、淡々と(笑)。見慣れているのかな、泣いている人を。不妊治療に来る人が多い病院なら、泣く人も多いのかも。私も泣きながら銀行へ行って、お金をおろして、また戻りました。
予約して行ったのに散々待たされ、銀行に生かされ、予定時間をオーバーして保育園のお迎えに遅刻・・。
途中で夫に泣きながら電話して、「かえってきたら話を聞いて」と伝えました。
帰宅後、不育症と言われたことなど、病院の対応がショックだった話をしたら、夫がその病院を調べてくれました。そしたら口コミの悪いこと！！　夫からは「たくさんの人が同じようなことを書いているし、不信なところがあるなら、訴えるぞって文句言ったら？」と言われたのでが、これ以上精神的に負担がかかることをしたくなかったので、「もう関わりたくない、もうあの病院行きたくない」と泣き寝入りを選びました。「次からはちゃんと病院を調べてから行かないとね、高額な勉強代だったと思って、あきらめよう。」と言ってくれました。

つづく