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それでデ

映画『デデデデ』前編と後編を観た訳ですが、そもそも原作が好きだったので楽しみにしておりました。

前編は日にちが経つ程、噛めば噛むほど良い味出てくる印象。
そのワクワクをもって後編を観たので書いていく訳ですが、それで?っていう形だったので非常に驚きました。

原作は原作。
そもそも原作を元にした映画なんですよと自身を納得させつつネタバレも個人的見解もどーんといきます。
はにゃにゃフワー。


後編は小比類巻が大活躍。
彼が見た未来はなんだったのか。
記憶を見る装置を使って侵略者の頭の中を見たのは間違いない。
その記憶を探った者の中にシフターがいた可能性はあるのではないだろうか。
要は別の平行線で地球への帰還が失敗し、シフトしたことがある者がいた。
その記憶を小比類巻が見ていたとするならそれを未来だと解釈しても不思議はない。

小比類巻は1番可哀想なやつなのだ。
誰よりもチャンスが少ない中で最大限努力してる。ズレっぱなしな感じもまた可哀想。

可哀想といえば、劇中漫画 イソベやん。
これはもっと描いて欲しかった。
前編に少しあった程度だが門出というキャラクターにとって軸であるはずなのに。
それに付随するお父さんもまた深掘りされず。

1番の驚きはやはりラスト。
首都の壊滅をやり切ったところは素晴らしかった。
おんたんが決断した結果を本人もそれを知っている人間も受け入れるというところで必要だった。
とはいえ、ひろしとブサ犬のことはもっと大事にしてやれよとは思ったわな。

ラスト含めて後編の後半からストーリーもカット割りも中途半端というかスッキリしない感じで進んでいくのは全員が全員ちゃんと救われないことを表現しているのだろうか。

前編の良さが後編で霧散したと感じてしまう部分もあるけれど、それで本当にこれで終わりですか?ってところ含めて新しいデデデデとして楽しめたのは間違いない。

というかこれは『AKIRA』なのだと僕は思う。
健康優良不良少年ではなく健康優良オタク女子ってところだろうか。

ロボットの戦闘シーンを楽しみにしていた僕は愚か者だったわけで、唯一その場その場の正解を出し続けていたのが結果的に門出ママなのも気に食わん。

それでも2人なら最強。
あれ?
門出さんてなんか活躍してたっけ?

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