ブリッジスのトレードとハーテンスタイン

ブリッジスの獲得と同時にハーテンスタインとの再契約が難しい・ニックスから出るという報道がありましたが、なぜこのような状況になっているのか自分なりにまとめました。(書いてあることはほとんどツイートしたものです。)

アヌノビーの再契約

アヌノビーとの再契約が決まり、8人(アヌノビー・ランドル・ブランソンブリッジス・ハート・ミッチ・ディビンチェンゾ・マクブライド)9人(シムズTO行使)で164Mが保証されています。NBAのロスターは最終的に14名以上でなければならないので、最低でもミニマムで6人5人契約しなければなりません。
ミニマム契約は$2,093,638なので、×5で110M×6で12Mかかります。
しかし、ドラフトした3人を1年目のミニマム契約($1,160,544)を結べば、かかるお金を削減することができます。

ブリッジスのトレードによる制約

ブリッジスのトレードは2031年の1巡目を放出しているので、2024-25シーズンに行われます。
ブリッジス($23,300,000)⇌ボヤン($19,032,850)
獲得したブリッジスの方がサラリーが高いので、1stエプロンのハードキャップになります。
この処理を行うと、サラリーが$178,655,000を超えられなくなります。
ここで一つ注意したいのが、ランドルとディビチェンゾのアンライクリーボーナス(今シーズン達成できてないボーナス条件)$2,128,080を考慮しなければならないという点です。この2Mも含めて178Mを超えないようにしないといけません。
1stエプロンのハードキャップを回避する方法はボヤンに他の選手をつけることです。獲得したブリッジスより多く放出でき、ハードキャップを回避できます。この場合、ブリッジスの放出で受け取れる額は30M程度なのでボヤン+ランドルなどは成立しません。3チーム目を探す必要があるかもしれません。ボヤン+マクブライドであればそのまま成立します。サイン&トレードでアチウワなどの放出に絡ませることができます。

いわゆる合算トレードになりますが、こちらの場合2ndエプロンのハードキャップになるため、$189,460,000を超えないようにしなければなりません。

ハーテンスタインのアーリーバード

最大額を提示した場合$16,492,681となり、1stエプロンのハードキャップでは非現実的な数字になっています。
いろいろ節約した場合、提示できるのは6.4M程度です。ちなみにアチウワのQOは6.2Mです。

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