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リバプール移籍を決めた遠藤航が大切にしている価値観 #2

イングランド・プレミアリーグの名門リバプールに移籍した、遠藤航選手。
その遠藤航選手が昨年11月に書籍を販売しています。
【Duel 世界に勝つために「最適解」を探し続けろ】
この本は一言でいうと、正解ではなく、最適解を探せという本です。
ブンデスリーガで2年連続「デュエル勝利数1位」という結果を叩き出した遠藤選手がどんな考え方をしているか、どんな姿勢で日本代表と向き合っているか、そしてそれを私たちの日常生活にも活かせるようなかたちで書いてあります。

「正解はない」からスタートする

遠藤航選手はサッカー選手でありながら、4人の子供を育てる父親でもあります。子育てにおいて相当苦労されたそうで、つい怒ってしまったり、やらないと決めたことができなかったり、と反省ばかり。他の家庭ではどうしているのか、と情報収集をしていた時に、あることに気づきます。

それは「子育てに正解なんてない」ということです。
「こうすれば必ずこうなる」なんてものはない。

これはサッカーでも同じです。
「こうすれば必ず守れる、こうすれば必ず得点できる、こうすれば必ず勝てる」なんてものは存在しません。
サッカーではよく映像で振り返られ、「このプレーはこうしておけばよかったのに」と批評されることもありますが、結果論でしかありません。
プレーをしていて何かを判断しなければいけないとき、「正解」を探すのではなく「最適解」を探す。そこを遠藤航選手は意識していたと言います。

「正解」ではなく、「最適解」を探せ


「そんなこと当たり前のことでは??」と思われるかもしれませんが、実は多くの人が知らず知らずのうちに「正解探し」をしてしまってるのではないでしょうか。

何を隠そう私もその1人です。
キャリアにおいては、「本当にこの仕事を続けていいのか?」「本当はもっとやりたいことがあるでは?」と悩むことが多いです。仕事の中でも、上司が求めているアウトプットが出来ないと落ち込んでしまいます。
しかし遠藤航選手の本を読んで、それは「正解」を当てにいこうとしたから起きたことなんだと気づきました。「正解」を当てにいくから、「今回は不正解だったか、、」となりますが、「最適解」を探しにいこうとすれば、「そんな選択肢もあったか、じゃぁ次から気をつけよう」で終わるのです。

この視点を取り組んだ結果、遠藤選手は30歳にしてリバプール移籍を勝ち取ったのではないかと思います。

遠藤航選手の目指すプレイヤー像

シント=トロイデンに移籍し、シュツットガルトへとプレーの場を移していく中で、遠藤選手はこんなプレイヤーになりたいと思い始めたそうです。

世の中の「正解的なもの」のせいで、自分の未来に制限をかけてしまう人たちに「違う可能性もある」と示せるプレイヤーになりたい

【Duel 世界に勝つために「最適解」を探し続けろ】

今回のリバプール移籍はそんな姿勢を体現した結果だと知ると、より応援したくなりますよね。

近頃、「正解探し」をしていた私にとってはとても刺さる内容でした。本の中では、どうやって「最適解を探すのか」について、遠藤航選手の実体験をもとに描かれています。是非読んでみてください。

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