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高岡市美術館「ウィリアム・モリス:英国の風景とともにめぐるデザインの軌跡」(2023年4月8日)

本日は朝から小雨…ということで金沢市内で行われる「百万石まちなかめぐりさくら2023」に行くのは止め(明日は行ってみたいと思います),お隣の富山県高岡市の高岡市美術館で行われているウィリアム・モリスの展覧会を観てきました。ウィリアム・モリスについては,数年前,福井県で行っていた展覧会にも行ったことがあるのですが,「グッズも欲しいかな」と思い,小旅行気分で今回も観に行くことにしました。

今回は車で行きました。深く考えず,カーナビに従って,北陸自動車道+能越自動車道経由。我が家からだと,片道1時間かかりませんでした。

美術館の前の掲示物です。

こちらは美術館の正面です。ここに来るのは…2回目だと思います。

展覧会の入口です。展示物は撮影禁止でした。3つの展示室に分けて展示されていました。

最初の展示室に流れていた,モリスの人生や暮らしていた場所を紹介する映像は,以前,福井で観たものと同様だったかもしれません。モリスがデザインした壁紙などに加え,今回は石川県出身の写真家,織作峰子さんが撮影した,モリス縁の土地の写真も併せて展示されていました。この写真がモリスのデザインの雰囲気とぴったりマッチしていました。モリスのデザインには,自分自身にとっての身近な自然である動植物が登場しますが,英国の風景写真と合わせて見ると,さらに引き立って感じられました。

モリスとのデザインは,斬新過ぎない点,丁寧さが感じられる点が特徴だと思います。職人の手仕事を高く評価し,洗練された暖かみと居心地の良さが感じられます。コロナ禍の中で私自身,毎日の生活を大切にすることの必要性を強く感じるようになったのですが,日常生活の空間と時間を芸術化しようというモリスの活動は,今の時代にこそ大切だという気がします。コスパやタイパが重視される現代では,職人技のような世界だけに浸ることは不可能ですが,それだからこそ,展覧会場の中だけでもその雰囲気に浸れるというのは嬉しいことです。

モリスの仕事の中には,1点1点が美術品のような「美しい書物」作りもあります。この世界も良いですね。電子書籍をタブレットの画面上で読むのは,便利ではありますが,モリスの作ったケルムコットプレスの本などを見ていると,読書には情報を得ること以外の目的もあることが分かる気がします。今回は展示品を手に取ることはできませんでしたが,丁寧に作られた紙の本の魅力は簡単には滅びることなはく,紙の本の発行点数は少なくなったとしても,生き残っていくのではと思います。

展覧会場を出ると,フォトスポットがありました。

壁紙コーナーになっていました。

もしかしたら,「パソコンの壁紙にも使えるかも?」と思い,3種類の壁紙を撮影をしてきました。

予想通りグッズも充実していました。

この鳥の絵がキャラクターのように使われていました。

というわけで,結構長考をした挙句,図録とクリアファイルを購入することにしました(最後に紹介します)。

美術館を出た後は「道の駅万葉の里」に行きたかったのですが…うっかり直ぐに高岡ICに入ってしまい,行けず…。その代わりに北陸自動車道の「おやべがわSA」に。

桜は散った後でしたが,天気の方が良くなってきました。

小矢部といえば火牛。そしてメルヘンの町。ということで,あわせて「メルギュー」ですね。

結局,ほとんど寄り道もせず,高岡に行って帰ってきただけになりました。

SAで買ったお土産です。柿の種が缶ビールのような形のパッケージに入っているのを見つけて,ついつい買ってしまいました。甘金丹は毎回買ってしまいます。今回は,ウィリアム・モリスのデザインが少し頭に残っていたせいか,イチゴ味をえらんでしまいました。もう一つは「とやまん」という謎のお菓子(アンコが好きなので選択)。

気になる柿の種。開封してみました。

車の形がデザインされた柿の種が入っていました。

その後,先ほどの「リアル壁紙」をパソコンの壁紙にしてみましたが…これはダメですね。アイコンがすっかり壁紙に埋もれてしまいました。

購入した展覧会グッズは次のとおり。ウィリアム・モリスの場合,日常生活の芸術化という観点からすると,図録を眺めるだけでも,結構気分は蘇る気もします。そのつもりで買ってみました。クリアファイルは個人的なコレクションです。入場券の半券は,「栞になります」とのことでした。図録に挟んでおくしかないですね。

SAで買った柿の種ですが,缶ビールと並べると良い感じです。蓋がついているので,野外で宴会することでもあれば便利かもしれません。


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