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石川県立美術館「かねは雄弁に語りき」&国立工芸館「工芸館と旅する世界展」(2023年1月8日)
昨日は予想外の好天になったので,本多の森にある石川県立美術館と国立工芸館で行っている展覧会を観てきました。
天気は次のような感じ。街中の雪はほぼなくなった感じです。午前中は快晴といった感じでしたので,自転車で出かけてきました。
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まず石川県立美術館で,1月4日に始まった企画展「かねは雄弁に語りき:石川県立美術館の金属コレクション」へ。美術館の入口には立派な正月飾りが出ていました。
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展覧会のポスターは,木戸修「スパイラル・リング#3」
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この展覧会は石川県立美術館で所蔵する金属で出来たコレクションを3つの展示室に分けて見せるというものでした。ポイントは,(1)実用品としての美しさ,(2)リアルに迫る凄い技,(3)芸術作品としての金属作品の可能性,という3点だったと思います。
第1展示室では香炉,銅鑼,水指,鐙(あぶみ)といった実用品(今では使われないかもしれませんが)として作られた作品が並んでいました。面白かったのは銅鑼。2種類の銅鑼を叩いた時の音をスピーカーで流していました。品格のある音だったので,静かな展示室にぴったりでした。
第2展示室では明治時代以降に作られた技巧的な作品を中心に展示。この中では,本物そっくりの蛇がすごかったですね。宗義という人の作品で「鉄自在蛇置物」というタイトル。展示ケースに入っていましたが,実際の蛇と同様の感じで動かせるようになっており,紹介動画が流れていました。
第3展示室には,通常の美術館らしく,現代アートとしての金属製の作品が並んでいました。街中でもよく見かけることがありますが,馴染んでくると無くてはならないランドマークのようになりますね。
展覧会を観た後,外に出ると,石川県立歴史博物館前の芝生の上に金属製のモニュメントがあるのが目に留まりました。中西陽一元石川県知事を顕彰するためのモニュメントでした。せっかくなので,この「作品」についても,どこかで触れておいてもらっても良いのではと思いました。
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続いて美術館の隣の国立工芸館へ。
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こちらで行っていたのは,企画展「工芸館と旅する世界展:外国の工芸とデザインを中心に」でした。ポスターは次のとおりで,青と黄を配した鮮やかなものでした。内容はタイトルどおりで,工芸館で所蔵する外国作家の作品を中心に展示し,その作家の国名とともに楽しむというものです。
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受付で作品ガイドのリーフレットをもらいました。その裏面にスタンプを押せるようになっていたので,試してみました。旅へのパスポートというイメージでしょうか。結構立派な機械でしたが…以下の写真のとおり,狙ったところには押せなかったですね(不器用なだけです)。
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こちらの方は撮影可でしたので,雰囲気を伝えるためにいくつか紹介しましょう。最初に飾ってあったのが,ビアズリーのポスター。
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ルーシー・リーの花瓶。ちょっとピンクが入っているのが特徴でしょうか。
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次は全く深い意味はなく,「サーラ」さんが作った「皿」というだけです。
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ルネ・ラリックの「カーマスコット ロンシャン」という作品。車の先端に付ける飾りとのことです。実際に付けると結構目立ちそう。
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というわけで,冬の休日の午前中,のんびりと過ごしてきました。
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