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カレイドツアーと盛岡散策記①盛岡観光と凡ミスの話

ユニゾンのツアーで盛岡に初めて1人でプチ遠征したので、ライブの感想も含めて書いていく。今回はほぼ盛岡観光の話なのでネタバレないです。


隣県とは言え1人で家以外の場所に宿泊するという経験が初だったので、何を持っていけば……と混乱していたら出発時間ギリギリになってしまった。しかし半分塗りの爪、放って家を出る訳にはいかない。爆速でネイルを済ませ発狂しながらろくに荷物も確認せず家を出た。なーんでこんなギリギリに爪を塗っているのか、まぁ財布とスマホとメガネさえあればライブ楽しめるだろ。
良い子のみんなは事前にしっかり準備しようね。

電車内の蚊らしき虫に睨みをきかせながら高速バスセンターへ到着し、盛岡行きアーバン号のきっぷを購入。往復でお安く買えるのはありがたいことだ。



そのまま2時間ほどバスに揺られて盛岡へ。
バスや車といった乗り物がわりと好きなほうだと思う。揺れや窓の軋みが心地よくて、すぐ爆睡してしまう。ベッドで寝るより熟睡出来るのではなかろうかと思うくらいだ。もはやバスをベッドとして使いたい。(無理)



盛岡着。雨予報と言われていたので覚悟していたが、このときはまだくもっているくらいで雨は降っていなかった。にしても風が強い。バスから降りてものの数秒で髪をめちゃくちゃにされ萎えたが、盛岡から歓迎を受けているのかなーと思うことにする。
物販までまだ時間があるのでコインロッカーに荷物を入れ、会場に向かいがてら観光することにした。しかし盛岡駅というのは思ったよりも迷宮で、一向に出口が見当たらない。やっと出れたはいいものの今度は歩道が見当たらない。代わりに駅前付近には地下道が数多く存在しているよう。盛岡一帯が迷宮なのか?と思いながらなんとか駅前を抜けたらおなかがすいてきたので、ここはひとまずご飯を食べて地図を確認する。こうやって自分の気分一つで計画変更できるのがひとり行動のいいとこよね。

昼食に私が選んだのはわんこそばのお店「東屋」の駅前店。本当はユニゾンがFC企画で訪れていた本店の方へ行きたかったけど、たまたま見つけた駅前店のが近かったので妥協。

入店するとお店の方が慌ただしく行き来しているから、あれ?準備中だったかなと不安になるもすんなり席に通されてほっとした。その後わんこそばを食べに団体が来店したので、準備で忙しくしていただけみたい。私はそんなにたくさん食べられないので気合十分のわんこそば挑戦者たちを横目にざるそばを注文した。
一人で外を眺めながらそばをすすっている後ろでは団体による壮絶な戦いが繰り広げられているようで、おわんを重ねる音とお給仕さんの「はいどんどーん」「はいじゃんじゃーん」という掛け声だけが聞こえていた。この掛け声を生で聞けたのは嬉しかったな。蕎麦はのどごしが良いというか、いくらでもつるつる食べれてしまうくらい(まあ実際そうはいかないんだろうけどね。比喩的なあれです。)美味しくてあっという間に完食。蕎麦湯まで飲んで大満足でお店をあとにした。

刻み海苔じゃなくてちぎった海苔なのがまた良い。
最高の盛岡初ごはん。

そのままふらふら~と大通りを歩く。仙台のアーケードのような街並みで勝手に親近感がわく。

大通りを抜けると、パステル調のカラフルな建物と提灯の下がった歴史を感じるお店が隣同士になっている場所に出た。海外と日本を一気に体感した気分(ざっくりとした感想)。そのまま歩いてくと大きな神社が出現し、こんな場所道すがらにあったっけなと思いながら境内に入った。
お参りをし、せっかくなので絵馬も飾る。

ライブの当選祈願のお願いを書いたから、こいつはアイドルとバンドのお願いしかしねぇなと神様に思われてそうだな。大概間違ってはいないけど。

まだ時間に余裕があったので(何しろ早く着きすぎた)隣の盛岡城跡公園を散策した。
盛岡は自然と建物のバランスが丁度いいなと思う。駅回りは大きいビルやビジネスホテルが密集しているものの、少し歩けば神社や広い公園など心が安らぐものがある。なにしろ水が多いのが素晴らしい。まちの色々な場所を大きな川が流れているのが良い。北上川は連日の大雨で濁流が勢いよく流れていたけれど、穏やかなときはきっと素敵なんだろうなと想像しながら川沿いを歩いた。

そのうちぽつぽつと雨が降りはじめ、どこか雨をしのげる場所はないかとさまよっていたら見つけた赤レンガ館に入る。おかしいな、赤レンガ館は会場から遠いから観光ルートに入れなかったはず…という疑念も多少抱きつつ、中を軽く見て回った。建築様式だったり構造だったりはあまり詳しくないけれど、建物が醸し出す雰囲気に歴史を感じて良い場所だなと思った。



作画資料……!の気持ちで沢山写真撮った



ひととおり見終わって外に出ると、雨は勢いを増していた。これはまずい。早めに会場へ行こうとスマホでマップを調べて目的地へ向かおうとするも、一向に見つからない建物。ざんざん降りの雨の中でピンが刺さっている場所の周りをぐるぐると3周ほどしたあとに、はて、と思う。もしかして、考えたくないけど、会場間違えた??? 
チケットのページを開く。盛岡市民文化ホール。
私が会場だと思って探していたのは岩手県民会館。
え?????????

もう自分を責めている暇もない。物販時間まであと15分。真の会場は駅前なので戻るには30分程かかる。物販終わってホテルで着替えりゃいいやと土砂降りの中全速力で元来た道を爆走した。恥もなにもない。知らぬ土地の人に笑われるよりグッズを買えなかった時の方がつらいのだ。

何とか会場に辿り着き、物販列に並ぶ。思っていたより列が長くて焦る。大丈夫かな、買えるかな…とそわそわしているのが丸見えで今思うと面白くなってきた。
結局何事もなく目当てのグッズを購入でき、マスクから溢れんばかりの笑みを浮かべつつホテルにチェックインした。

開場まで1時間ほど。入室するなり浴室からドライヤーを持ち出し鬼のように靴と靴下を乾かし、髪を整えグッズを開封した。

グッズの開封はいつになってもわくわくする。
ずっと欲しかったおもちゃを与えられた子どものようにキャッキャしながら、ひとつひとつ手に取って眺めては大事にかばんにしまっていく。これを部屋で1人でやっていたというのは想像しないで欲しい。
サブスクが主流になろうとチケットが電子になろうとこの感動だけはずっとそのままなのだ。この気持ちだけは何にも変えられない。

買ったばかりのぴかぴかのグッズたちを装備して、根気で乾かした靴と靴下を履いて会場へ向かう。もうこの時点で先程までの悪いことは全て忘れているわたし。

今回は遠征なのでチケット忘れを恐れてデジチケにした。画面のカラーがかわいい。入場して貰えるステッカーはチケット画面のカラーと同じ色で、思わずにっこり。決してデジチケ反対派では無いので、会場に合わせて使い分けていきたい所存。

入場着席後は決まって視力と体力を温存するために虚無モード(ボーッとステージを眺めるか、目を閉じる)に突入するのだが、隣をちらと見ると一人で来ているらしいお姉さんも同じようにしていたのでなんだか安心した。大好きなロックバンドと対峙するために、各々が各々の方法で万全の状態まで気持ちを持っていくのが開演前のホール内から伝わってくる。ユニゾンのライブはできるだけ会話を控えるようにというガイドラインの上での開催なので、あまりガヤガヤしていないのが良いな〜と思った。場内でセトリバレ踏むこともないし。地元近くの公演しか行けない人間からすれば大変助かる。


ここからやっとこさライブ本編の感想になるのですが、ダラダラ書いていたら3000字に突入してしまったので次に回します。

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