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とっ散らかりぶっ散らかし(11)ゾウガメからすれば5歳みたいなもんだし

 4月が半月も過ぎていた。前回のとっ散らかり〜を見返してびっくりした。書かなければという訳でもないけど、書かないとその時あった嬉しかったことも感じたことも全部すぐに忘れてしまうので、忘れないようにできるだけ書き続けたい。


4.29
 BSフジのRRRコラボに先駆けて映画を観に行った。ここのところ余裕がなく映画館へ足を運ぶ機会が全く無かったので、映画館で映画を観るのはたぶん「君が落とした青空」以来だと思う。え、1年以上前では?
 話題になっていることも知らず、私がRRRの存在を知ったのはTravis Japanとのコラボが決まってからだったので、なんかナートゥとかいう踊りを劇中で踊るらしい、くらいの予備知識とホームページでざっくり見たあらすじだけが頭に入ったまま観に行くことになった。
 ネタバレ無しで感想を語るとなると「すごい」。とにかくすごい。
 ストーリー的には社会的地位に関する問題をメインに人間関係の葛藤、友情、愛と様々なテーマが組み込まれていてとても濃い内容だった。上映時間が約3時間あることを後から知って驚くくらい、飽きずにずっとワクワクしながら観た。
 それと、RRRを映画館で観るメリットとして音響の要因がとてつもなく大きいと感じた。劇中の音楽は打楽器が多用され力強いイメージで、映画館の音響設備によってそれが増強させられていて世界観に入り込みやすかった。
 久しぶりの映画がこれでよかったな〜としみじみ思う。トラジャEpisode. シリーズも楽しみ。


4.30
 のえゼミ第1回を祖母宅で畑の手伝いの合間に視聴した。ノートを持ち合わせていなかったのでただ見るだけだったが、本当にノートをとって自分なりにレポートにまとめたいくらい深いところまで考える良い機会だった。
 私は昔から周りが引くくらい何かのことを考えるのが好きだ。小学生の頃はSEKAI NO OWARIを聴くようになったことをきっかけに、死生観について熱心に考えを巡らせていた。そういうことを考える自分に酔っていた節もあるが、死んだらどうなるのか、とか何故生きてるのか、とか。答えのないテーマを自分だけで黙々と考えることがシンプルに好きだった。
 歳を重ねるに連れてその機会はだんだん減っていく。空想や答えのない問いの前に現実を見て、正解を探していかなきゃいけないような風潮を感じるようになる。私の通っている学校が理系であることも多少の要因なのではないかとも思う。私情じゃなく数値で正確に示せ!という必修科目たちの息抜きがてら履修した国語の授業で、4000字のレポートに各国の慰霊祭を取り上げ書いた時に高い評価をいただいたときはとても嬉しかったし、ぐずぐず考える性格もいいもんだと思った。
 のえゼミ第1回のテーマは「カルチャー」。カルチャーとは何か?誰が決めればカルチャーになるのか?サブカルチャーとの差異とは?といった色々な視点から見る「カルチャー」ということばを自分なりに考えながらのえさんの意見を聞くのは有意義な時間だった。意見の交換とまでは行かずとも、他者の意見を聞いて初めてあーなるほどと思う点もある。第2回も楽しみにしている。
(追記:真面目は損、というより不真面目な人が真面目にしているのは褒められるのに、真面目な人が真面目にしているだけでは褒められないのが割に合わないよね〜ということかな、と解釈した。ヤンキー猫拾い理論。当たり前を当たり前と思わずに評価してくれる人が沢山いる世の中になるといいし、自分の中からも当たり前の概念を無くしたいな〜と最近ずっと思っている。)

 Episode.5 Travis Japan×RRRを視聴して感じたうみちゃんの振り付けリーダーに関することをつらつら書いていたらまぁまぁの長さになってしまったので別で書くことにする。既にのえゼミに関するいろいろもめちゃくちゃ書いてしまっているし。
 まとめるとうみちゃんが部活の先輩や近しい上司にいたら最高だろうな〜という気持ち。好きが加速。振り付けリーダーお疲れ様でした!


5.3
 一昨日あたりからとてもカリカリしている。気分転換して気持ちを紛らわそうとしても、何かの弾みにふっと怒りが戻ってくる。友人とご飯に行った際も、これは話さないでおこうと思っていたのに口をついてその話が出てしまった。楽しい場であまり楽しくない話題を出したことをかなり反省している。
 大抵のことは寝ればどうでも良くなる私が日をまたいで感情をひきずっているのだからこれは原因をきちんと探るしかないなと唐突に「本当は何に対して怒っているかゲーム」を開催した。参加者:私のみ
 まず事実として、ふたつの事象が重なったことがある。信頼していた人に裏切られた気分になったことと、アルバイトで自分より上の立場の人が発生させたミスを自分だけが被ることになったことである。
 この事実に対して具体的にどこがカリカリポイント(なんともおいしそうなワードですね)だったのかを考える。
 1つ目の事象については、自分に対して不誠実な態度を取られたことに対しての怒りがある。信じてたのになんでそういうことするの!という感情。そして2つ目は自分だけが損をしている気がするということよりも、その状況を作った本人から謝罪や感謝の言葉がないことに対する怒りが大きい。
 原因が分かれば対処法も何となく見いだせる。1つ目に関しては自分が予想外のことに対してどう対応するか考えていなかったのも甘かったよね、というのと、その後は私が裁くことではないし近しい人たちにおまかせするしかない、と考えることで落ち着いた。2つ目は未だに全く許せないが、感謝とか謝罪の言葉もないんですか?と感情に任せ問い詰めるのは根本的解決にならないし、かといって他の改善方法も今の自分には思いつかないので、とりあえず他の人に「こういうことがあったんですよ」と事実だけ伝えて自分の中では事なきを得た。感謝と謝罪を大切にしようということを学ぶいい機会だと思うことにする。

もうすぐ人生20年目になってもまだまだ怒りをコントロールするのは本当に難しい。経験したことがないことばっかり起こるんだからしょうがないが、こうやって事実からどこが自分の気に障ったのかを考察して、嫌な形で表に出る前にうまく消化しているうちにプラスの方向にスムーズに繋げて行けるようになりたい。


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