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願い 春の風に

なんだか朝からずっとそわそわしている。
おもむろに春の曲を詰め込んだプレイリストを作って流してみたり、普段は引きこもっている筈の日曜日なのに珍しく外に出てみたり。
そうさせているのは、昨日ぐずついていた空が嘘のように晴れて訪れた春の陽気と、あとひとつ。

+81の生配信以降、私の頭の中の殆どがトラジャのことでいっぱいなのが目に見えて分かる。思わず笑ってしまうくらいに。
音楽を聴くにも、コーヒーを淹れるにも、浮かぶのは7人のうちの誰かだし、極め付けには過去のJr.チャンネルや+81の動画を無意識に見ている始末で。毎日家にこもっているのがばれてしまう。
拍車をかけるように公開されたCDTVの予告動画では、うみくんの誕生日の話に触れていた。
そっか、もう誕生日まで一か月をとうに切っているんだよね。どうりで外に出た時の日差しが優しいわけだ。

ロサンゼルスに着いて一番最初に誕生日を迎えるのがうみくんだ。私の住んでいる地域だと、ちょうど桜が咲いているころのはず。
そういえば、現地には桜ってあるんだろうか。そもそも四季があるのかさえ知らない。調べてみると、春と夏の繰り返しのような気候だという。

四季の繰り返しを何回も経験しているはずなのに、冬から春へと変わるのが毎年この上なく喜ばしいから不思議だ。それに大好きな人の生まれた日もあるんだもの。そわそわもしてしまうのも無理ない。
冬を越える喜びは感じられないかもしれないけれど、離れた国で迎える初めての誕生日が、繰り返す春と夏のなかでうみくんにとって人一倍特別な季節になればいい。好きになって2年目の誕生日、こんなこと普段絶対に言わないからこっぱずかしいけれど、いつも真っすぐに伝えてくれる君のために愛をこめて、めいっぱいお祝いする気でいる。

帰宅すると、とらまるの更新とInstagramの通知で、7人がロサンゼルスへ到着したことを知る。着いてすぐに教えてくれることが嬉しかった。空は快晴でなんとも幸先が良い。明日のコンテストにむけて、今はもう寝ているのかな。

大きな世界での第一歩、背中を押すのは簡単だけど、押されるのは怖いから、手は背に添えておく。倒れそうだったら支える。辛かったらそっとさする。嬉しいことがあったらその手を肩に回して、すごいね!よかったね!って一緒に大喜びしたいと、そう思っている。



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