見出し画像

ぬるま湯の中から愛をこめて

 昼前に起きてのろのろと支度をし、昼過ぎから学校に行って研究をするというぬるい生活が続いている。
 そんなぬるさの中にも、今まで全くと言っていいほど見えなかったゴールのようなものが見え始めてちょっとホッとしている。卒業研究は論文を出して発表するまでがゴールなのでまだまだ安堵できる状況ではないけれど、年末までに思い描いた結果までたどり着ければいいな。少しでも軽い気持ちで年を越したい。もうすぐ今年も終わってしまう。

 12月なので1年を振り返る。悲しかったし苦しかったけど何だかんだで楽しいこともいっぱいあった。良かった。楽しいことをただ純粋な気持ちで楽しめるのは幸せなことだなと思い知らされた。

 まだ行ったことのない土地に沢山行った。新潟、秋田、東京でいうと渋谷と虎ノ門も初めて行った。知らない土地は歩くだけで新しい情報が入ってくるから疲れるけど、その幾分もワクワクがある。その土地のものを食べたり、お土産を選んだりする時の満たされる感覚は何物にも代えがたい。各地で撮った写真を帰ってから見返す時間も好きだ。来年は1月から新潟に連泊が決定したので、今からどこに行こうかな〜とマップにお気に入りのハートをつけまくっている。楽しみだ〜。

 好きな音楽、エンタメとの距離感を改めて考えた。
 生半可な気持ちで好きな訳では無い。がしかしファンが声を上げていいのはどこまで?そもそも私はファンと言えるのか?と1人でゴチャゴチャ考える事が増えた。アイドルやバンドをどのように捉えるのか、それらとの距離感はずっと自分の中の課題となっている。なきゃ死ぬ、ではなく、なくてもなんとか生きていけるけど、戦友として、お守りとしていつも傍にあって欲しい。一方的な慈愛と依存よりも、近すぎず遠すぎずの相互に健やかな距離感で居たい。あくまでこれは私の意見なので、人の数だけ理想はあるんだろう。そのための最適解を探すのはきっと卒論を書き上げるより難しくて、果てしないのだと思う。誰かの要望を叶えれば、他の誰かに不満が募る。人対人の関係性の中で、中間策みたいな感じでどちらの理想も上手く叶えることはできるのか否か。
 とはいえ今年も沢山の音楽やエンターテインメントに支えられてここまで生き延びた。本当にありがとう。来年も付かず離れずいこうや。

 生活自体はぬるいが色んなことを感じて考えて1年過ごしてきたんだな〜と改めて振り返ってみて思う。言えばぬるま湯の中だったから沢山考え事ができたとも捉えられる。このぬるま湯に浸かっていられるのも今月までだろう。ちょっとずつ薪をくべて熱々にして、フルパワーで信念を迎えられますよう。皆様もご自愛ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?