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するするエッセイ【踊ってくらす】#14

さぶすくマガジン「くまのつべこべ」するするエッセイです。毎月15日と30日に更新されるこちらのエッセイ。
どんな事を書くのか…僕自身も楽しみにしておりますので、どうぞ宜しくお願いします。

言わなくてもわかるでしょ。
は、まずは話してからなんでしょうねー。

と思うんです。
さっしてくれよ…と思い続けて41年生きてたようなんですが、どこか虚構をみていたのか、沢山のしわ寄せがやってきた数ヶ月。

年に一度新作公演をする。ということが1年の中で大切な行事になっているので、そこをめがけて毎年沢山の変化がやってくる。
その度に学ぶ。

思っていることを伝えない事は、その瞬間の自分への防御に過ぎなかったんですね。
そして、さらに言わなくてもわかってくれよ…
が溜まっていく。

良い事も、悪い事も溜まるのはどうやら良くないようだ。

そんな事しっますよ!
という皆様。ですよね笑。
僕は知らなかったようです。

伝えても、伝えても、結局の所に人は人。
自分は自分。

底の方はほんとはわからない。
それでいいし、それが良い。

意外と底は自分でもわかっていない時があり、
底にはこれからの答えがあったりするんですね。
僕は底を人に伝えてたまるか…と思って生きてきましたが、その「底」が自分でもわからなくなっていたのでしょう。

伝える事で、確かに「心」を使いますから、やたらと疲れたりしますが、そろそろそんな疲れに挑んでいってもいいじゃないか。
今までこんなに逃げて来たんだから!

そんな事を心で、底で叫んでいる年末は
「叫ぶ」とは真逆の「穏やか」なのであります。

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ダンス劇とは、日常に溢れるダンスのような瞬間や、演劇のような時間を切り取り、身の回りの【生きる】を楽しむ行為です。 ダンス劇作家として公演を続ける熊谷が、舞台から飛び出し、楽しむを皆様と共有するマガジンです。

ダンス劇作家「熊谷拓明」が、踊り続ける中で身に着けた【生きる】を楽しむ術を、■エッセイ■ダンス朗読劇■オリジナルダンス劇映画■ラジオ■対談…

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