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水 / SHERBET

この曲を聴くのは何年振りくらいだろうか。

いい曲なのだ。浅井健一の作る音楽が好きな人なら、必ず名曲だと言うであろう、ファンならば誰でも知っている曲。

いい曲なのだが、しかし、僕にとっては、日常的に聴く曲ではない。

なぜかと言えば、それは、もう心の中に流れている曲だから。

もしも誰かを愛したら 素直なその気持ちを その人に伝える それがこの世界へ 生まれ落ちた理由だから
Ah とまどいながら 話す言葉は 何よりもきれいさ

この世界で、どれだけの人が、愛する人に想いを告げられずにいることだろう。

ごめん、ちょっと気持ち悪かった。

でもいいのだ。僕がどれほど気持ち悪くても、この曲の美しさには何の関係もない。

誰かが誰かを好きになる。嫌うとか憎むのではなく。それは間違いなく美しいことではないだろうか。

流行語、名言、格言、時候の挨拶、マナー、エトセトラ。世の中は借り物の言葉で溢れている。でも、戸惑っている時は、借り物の言葉が使えない。だから、戸惑いながら、伝えればいいのだ。

せっかく生まれてきたのに、伝えずに死ぬなんて、寂し過ぎるだろう?

あなたの御寄附は直接的に生活の足しになります。