今すぐ始められる【メンタルの弱さを克服する方法】
さて、『メンタルの弱さ』とタイトルに書きましたが、ミスを恐れたり、落ち込んだら立ち直れなくなったり、これは『メンタルの弱さ』が原因ではなく、母親の育て方から無意識に本能に染みついてしまった【愛着障害】という心のトラブルだ、というブログを以前書きました。
今回のブログは『実はメンタルが弱いんじゃないんだよ』という前置きの元、話を進めていきます。
なのでこのブログを最初に見た方は、まずはこちらを見てから読み進めてほしいなと思います。
自分の心の中にいる【子供】に声をかけよう
愛情をたくさんもらえずに育ったことで、
安心感の役目である【安全基地】を持てなかった【愛着障害】という心のトラブル。
それはつまり『心が育たなかった』
=【自分の心の中に小さな子供がいる】
ということなんですね。
もし犬が怖くて道を通れない子供がいたら、どんな風に声をかけますか?きっと優しいあなたなら、
『大丈夫?手を繋いで一緒に歩いてあげよっか?』
『一人で怖かったね。もう一人じゃないからね。』
そんな風に声をかけるでしょう。
しかし、心のトラブルに悩む人は『心の中にいる子供』に対して
『危ないよ!噛まれたらどうするの?!』
『さっさと通りな。でも噛まれたら痛いんだろな』
『この道を渡れないなら家に帰れないね』
そんな風に声をかけているのです。
あなたが子供の立場ならどんな風に感じますか?
『余計、怖なるわ!』と被っていた帽子を地面に叩きつけたくなりますよね。
立ち向かう心に寄り添ってあげて。怖がったっていいんです。泣いたっていい、助けを求めたっていい。逃げたっていい。何かを間違えて噛まれてしまったとしてもいいんです。
どんな結果になろうと最後は『よく頑張ったね』と声をかけてあげてください。
何かをやり遂げないとダメなんでしょうか?
いや、上手にできたかどうかなんてどうでもいいんです。何かをしたとかしなかったとか、そんな細かいことはどうでもいいんです。
そこにいただけで、とっても頑張ったでしょ。
傷つき恐れる心を優しく包み込んであげてください。
失敗と成功を繰り返し、子供の心は少しずつ自分を受け入れ『これでいいんだ』と思えるようになるんです。
【頭ではわかる】けど心が納得しない
『自分を優しく包む』。
頭ではわかっていても、
心にトラブルを抱える人にとっては至難の業。
それは何故かという、何年もたっぷりと時間をかけて染みついてきた、あなたの【成長過程】があるからです。
フォークでご飯を食べる家庭に育った人が、突然『お箸で食べましょう』と言われてもすぐに対応できるわけがありません。
お箸を目の前に出されても、持ち方も分からないあなたはついつい慣れ親しんだ銀色に光るフォークを探してしまいます。
お箸を持ってみるものの、使いこなせません。
プルプルと手が震え、掴んだ米粒が『ぴゅん!』と空を舞いお茶の中に入ってしまうこともあったり。そんなご飯をスムーズに食べられない自分にイライラしたり、ガッカリするでしょう。
そんな風に『慣れない考え方に変えていく』ということは難しいことなんです。あなたは悩むでしょう。上手に自分の気持ちをコントロールできない。と。
でもわかってあげてください。あなたの心の中にいる子供は悪くないんです。
お箸の持ち方を教わってこなかった。ただそれだけなんです。
【愛し愛される】ことで人は成長する
自分自身の力で、自分の心を成長させる。
これは難しくとても時間のかかることです。
ですが諦めないでください。
諦めず、前を向いて進み続ければそこにはきっと新しい出会いもあるはずです。
あなたのことを大切にしてくれる人ともきっと出会うでしょう。
そんな人を、あなたも大切にしてください。
あなたがいてくれて幸せだと、そう優しく包み込んでくれる誰かがいてくれることで、あなたの心には安心感が生まれます。しかし、安心感が生まれると、次はそれを失うのが怖くて不安にもなるでしょう。
でも、相手の想いを尊重するんです。
相手の気持ちになって、あなたも相手を優しく包み込んであげるよう努力してください。
その努力は、自分の幼い心を大人へと成長させてくれます。
泳ぐのが怖いあなたが、溺れる子犬を助けるために川に飛び込むような、誰かのために、自分を越えていく強さを身につけるんです。
子犬を助けたあなたは、自分のしたことに胸を張れるようになり、自信を身につけていきます。万が一子犬を助けられなかった、そうなったとしても川に飛び込んだあなたの行動は胸を張れるものなのです。
誰かのために、愛を持って行動する。
それが心の成長へとつながり、新しい自分へと生まれ変わる一歩になる。
スタートを切りましょう。心というのはスイッチが入ったようにガラリと変わるわけではなく、徐々に、自分でも気付いてないうちに変わっていくものです。そんな簡単に、と決めつけないで、継続していくことが何よりも近道となるのは間違いないことです。
〜おまけ〜
駅なんかでイチャイチャするカップルを見かけると『家でやれよ!』なんて批判する人も多いですが、実はHASSYは肯定的で、むしろ微笑ましいと思うぐらいです。こういった批判的な文化は子供の頃から始まってると感じていて、泣いてる子供に対して迷惑がかかるから静かにしてくれ、と親は子供の思いよりも他人に嫌な思いをさせないことを優先しがち。自分の大切な人を大切にするよりも、他人に嫌な思いをさせないことを大切にするんですね。そうやって育てられた子は自分の思いを大切にできるのでしょうか。自分よりも他人を大切にする、恋人に好きだと伝えることよりも他人を大切にする。この感覚が反転し、まずは自分を、そして自分の大切な人を他人よりも大切にすることが当たり前になれば、誰しもが堂々と自分らしく生きることができる日々が訪れるかもしれませんね。自分はダンスが好きだ!こんな踊りが好きだ!と堂々とパフォーマンスのできる、そんな自分にもなれるんじゃないかしら。
人を愛すること、それは偶然できることではありません。この人を大切にしよう、そう強く思うことで磨かれる人としての技術です。そんな話に興味のある方はこちらの一冊をぜひ↓
愛着障害に関してもう少し勉強したい方はこちらの一冊をぜひ↓
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