一人の人が持つ世界

一緒に過ごすのが楽しみな人

この人といる時間が好き、というのがあるなぁと思う。それはその人が作り出す世界が好きということなんだろう。コップに半分のジュースを見て、「あと半分しかない」と思う人と、「まだ半分ある」と思う人がいるように、同じ事態に遭遇しても感じ方は人それぞれ。その感じ方が一緒にいて心地いい人と会うのは楽しい。

一緒にいると辛くなる人

一緒にいると辛くなる人がいる。どこまでやっても「まだまだ!」と言って、一息つくひまも、ましてや自分をほめるひまもない。「そんなひまあったら一歩でも前に進まないと!」とかいう。それは確かにそうで、そうやって一歩進んだ方が世界はよくなるんだと思う。でも、そういう人と一緒にいるとじわじわ辛くなることに気づいた。その人の世界に飲み込まれていってしまって、自分の感じ方を置き去りにしてしまう感じ。若い頃の私もそうだったかもしれない。が、今の私にはそのペースは辛いわ。

相手の世界を尊重すること

一緒にいるとその人の世界に取り込まれそうな人もいれば、すごいパワーがあるのに私の感じるままに放っておいてくれる人もいる。その違いはなんだろう。前者は自分と他者との境目があいまいなのかもしれない。ある種、中学生の女子みたいな。後者は大人なんだと思う。いろいろ思いはあっても最終決定権は本人にあることを決して蹂躙しない人。その人の世界に土足では踏み込まない人。

「星空観察会」だって

今日、図書館から予約していた本が準備できたと連絡があった。ちょうど友人とでかける約束をしていたので、そのついでに図書館によった。友人は最近、血圧が気になっているそうで、血圧の本をどっさり借りようとしていた。その図書館のカウンターに、9月に行われる「星空観察会」のチラシがあった。友人が「一緒に行くなら付き合うよ」という。講師の先生が知り合いなんだそうだ。以前は、こんなゆとりのある時間を持つ気にはなれなかった気がする。

自分の世界をどう築くか

こうやって、自分の日常に「いいなぁ」と思う自分好みのものを一つ一つ追加していこう。その積み重ねが自分の世界を作るのだと思う。家の階段の滑り止めが二箇所はがれていた。もうずっとはがれているのに気がついたのだけど、やっと今日ボンドで修繕した。東京から持ち帰って3年以上手付かずの段ボールが、何箱も納屋に積んである。この秋はいよいよ片付けに着手しようと思う。自分が帰ってくるのが楽しみな家、部屋を作り上げていこうと思う。そうして自分自身も自分にとって居心地のいい人になっていこう。


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