素人がデスク用品を作り始めたら地獄を見た話 その4(おしまい)

素人がデスク用品を作り始めたら地獄を見た話 その3 の続きです。

長々と書いてきた「Grovemadeのデスクトレイを作ろう」もこの回で終了です。
見ていただいた方ありがとうございます。

かなり要領を得てきた私。作業スピードも速くなってきている(気がする)。

最後に残るは大きい穴。
ここまで来たらもうやり切るしかありません。
使っているのはこの2つのビット。

目に見えない回転スピードでゴリゴリ掘り進めます

面のところは長いビットで大きく、角や凸凹を平にするため丸いビットで細かく。
掘り進めて掘り進めて。

成形できました!!

が、まだ終わりません。
眺めてみるとそれでもざくざくしています。

火星の表面みたい

なのでヤスリがけビットに取り替えて表面を削っていきます。

すると、

いいんじゃん…???

ものを乗せてみます。

いいじゃん!!!!!

もはやある程度の凸凹はご愛嬌ぐらいに思っています。
コルク側が完成したら、後はアルミ版に接着剤で貼り付けます。

直近で加工屋さんから受け取ったアルミ板を確認。

ロマンしかない

なんていうか、お願いしたらこんなに綺麗になるんだな…
外側に貼っている黄色いテープは納品時に剥がします。

剛性を感じる

ずっと見ていたい光沢ですがこの上にコルクを乗せなければなりません。

コルク側に接着剤を塗ります。
コルクと金属を貼り付けるための接着剤はこちら。

ゴールド

多用途タイプが無難です。
この接着剤がすごい。何がすごいって、

これだけで、

やばい

これだけ伸びます。
めっっっちゃくちゃ伸びる。
パテでまんべんなく塗り込みます。端っこから接着剤が漏れでると黒が目立ってしまうので注意。

最後にアルミ板とがっちゃんこして、

神々しい

完成!!!!!!!!!!!!!!!

完成しました!

ものを乗せてみます。

いいじゃん

完成できました。
デスクトレイ、
完成しました!!!!

作りたかったのは

作ったのは

全然違うんだけどね!ボコボコだし!

ただ以前触れたのですが、完璧に同じクオリティで仕上げるのは絶対に無理なんですよね。
そこでいくと手と文明の利器で自分のある程度納得いくものを作れた、というのは自分にとって何物にも代え難い経験です。

これも大事な友人のもとにお届けする予定です。末長く使えますように。

まとめ

いったんデスクトレイはどんな形でも作れるようになってきました!お察しの通り、すでに何枚か作成しており、今回は実際に記事を書きながら撮影したりしていました。

財布を置いてみたり
マウスを置いてみたり
携帯立ててみたり
逆さにしても落ちないくらいのキツキツ寸法にしたり

このコルクトレイ制作を通じて最も大きな収穫は、

友人や上司の置きたいものを聞いて、ものの寸法に合わせて削ることができる、いわゆる「オーダーメイド製品」を自分の手で作り出せるようになったことです。

「スマホ立てられるようにならない?」とか無茶苦茶なオーダーもあったのですが、頭を捻って削り出した結果とっても満足してもらえました。

大事な人の贈り物や整理に困った時なんかに提案できることの選択肢が増えた、という点においては今回の宅コルクDIYは大成功だったと言えます。

せっかく機材を揃えたのだから、次はまた新しいもの作りたいなと思っています。
次はあまり掃除に困らないやつを…

最後の穴だけでコルク盛り上がるぐらいくずが出ました


ということで、素人がデスク用品を作り始めたら地獄を見た、が、実際は何にも代え難いものを手にいれることができた話でした。

これを見て「掃除機あるしデスクトレイ私も欲しいからやってみるか!」と思う方が一人でもいてくれたらこんなに嬉しいことはありません。
もし良いなと思ったらぜひあなたもトライしてみてください。マジで地獄のようですがそれだけ得られるものがあります。

最後に、

DIYやるならまずは強い掃除機買えよ!!

以上、ありがとうございました!

(次は「木製のiPadスタンドを作り始めたらまた地獄を見た話」でお会いしましょういつか)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?