20240217 超胃腸

完全にお腹が病気になった。病院に行っていないのでそうとしか言えない。

水曜日の始業前あたりから胃もたれを感じてはいた。でも正直そんなことって全然ある。身に覚えもある。前日食べ過ぎたとか、最近マックばっかり食べてるとか、ネ。

次第に不快感は増していった。仕事を中断してトイレに行った。何回も。
汚い話、水が出た。尻から。いっぱい。
壊れちゃった、お腹。

いよいよ痛みが本格的にやってきた。お腹が痛い時、人間は前後にくねる。じっとしていられないのだ。口をついて出る、「ごめん痛過ぎ」の声。誰にも届かない、ささやかな謝罪。この後に及んで私は許されたがっている。蛍光灯の光は弱った人間にとって眩しすぎた。照らすな、私を。

上司に言いに行った。家まで車で送ってくれることになった。これは本当にありがたい。正直徒歩だったら、また、一つ恥を重ねるところだった。パンツに、水様便という恥を。まあ上司の車で漏らすって言う最悪の展開もままあっただろうけど、私も、私の肛門もかなり義理堅いので阻止する努力は最大限するけど。

(関係ないけど、iPhoneの予測変換で下ネタが一発変換できない時ムカつくよね。なんか知ってるくせにしらばっくれてんじゃねぇよって言うかさ。高校生の時アダルトビデオの話題になった時、頑なに見ないって言い張ってた奴いたけど、嘘ついてたんだろ?なぁ。世の中には確かに見ない人もいるだろうけど、そういう人の見ないというロジックには美しささえ感じるような静謐さがあるものなんだよ。よってあいつは嘘つき!)

そっから木金土、とかれこれ三日間寝込んだ。きつかったぁ〜。ほんとにめっちゃ寝た。睡眠負債返し終わったもん。まじで。日に十六時間ぐらい寝た。ほんとに。寝てる夢も見た。入れ子構造の睡眠って初めてかも。お父さんの車の後ろの席で寝る夢ね。ちょっと感動しました。ええ。

飯ほとんど食わず。ポカリ飲んでタバコ吸うから歯がキシキシした。今日やっと朝に蕎麦を、夜にちゃんぽんを食べた。特別うまいとも感じなかった。それより食事という行為のリスクと恐怖。同時に三日食わないでも生きていられる生命の強かさに気付かされた。

なんか腸が第二の脳である。てきな言説を聞いたことがあるけど、割と納得できる。考える力が半分になる。というか自己自身がちょうど半分ぐらいかけてる感じがあった。(縦真っ二つに半分じゃないよ。総量の半分。)
鏡を見ると普通にやつれた感じもある。元気はまだない。

あーあ、来週からまた仕事行かなきゃダメなのか〜。嫌なんだよな、病み上がりでの会社。あんな過酷な環境さ、健康体でもやっとこさじゃん。被害妄想かもだけど、なんかみんなちょっとトゲあるし。そんだけ休んだんだから、文句言わずに働くよねみたいな。そんなわけねーだろ、まじでよ。
でもしょうがない。他人からしてみりゃただ二日半休んだ、という事実でしか私の体調を知らないんだから。
動画とか見てもらったらいいのかな、悶え苦しむ様子をよぉ、ハイレゾ4Kの高音質高画質フル尺でよぉ。
いや、そんなもの見たって何も変わらない。まだ人は他人の痛みを感じる術を持たないのだから…。


【紅茶の蒸らしかたのコーナー】

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